須永和男
日本の外交官
須永 和男(すなが かずお、1957年8月11日[1] - )は、日本の外交官。防衛省防衛政策局次長、ASEAN政府代表部特命全権大使等を経て、駐カタール特命全権大使。
人物・経歴
編集群馬県山田郡大間々町(現・みどり市)出身[2]。1976年に群馬県立桐生高等学校を卒業[3]。1980年に一橋大学法学部を卒業し、外務省に入省する。1997年外務省北米局日米安全保障条約課企画官、1998年外務省経済局国際エネルギー課長。日米安全保障条約課企画官時代は、鳥島射爆撃場劣化ウラン弾事件現地調査団キャップとして、環境影響評価を行なった[4]。
2000年内閣官房安全保障・危機管理室内閣審議官。内閣官房情報セキュリティ対策推進室副室長を経て、2002年外務省経済協力局調査計画課長、2003年コロンビア大学国際公共政策大学院(SIPA)プロフェッショナルフェロー兼ニューヨーク領事、2004年国際連合日本政府代表部公使、2007年在アラブ首長国連邦日本国大使館公使[5][6]。
2009年外務省官房参事官兼国際協力局、南アジア部、2010年外務省官房参事官兼国際協力局、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)日本準備事務局事務局長、2010年外務省大臣官房審議官兼国際協力局、2011年防衛書記官・防衛省防衛政策局次長、2013年4月アトランタ総領事。2016年2月11日付で東南アジア諸国連合日本政府代表部特命全権大使[7][8]。2019年駐カタール特命全権大使[9]、2021年11月5日同依願免官[10]。2022年防衛省防衛研究所特任上席研究官[11]。
同期入省
編集- 末松義規(12年内閣府副大臣・96年衆議院議員)
- 石井正文(17年インドネシア大使・13年国際法局長)
- 大村昌弘(17年フィジー大使)
- 川村裕(20年ノルウェー大使・18沖縄大使・14年コートジボワール大使)
- 越川和彦(16年JICA副理事長・14年スペイン大使・12年官房長)
- 鈴鹿光次(16年アフガニスタン大使)
- 鈴木康久(18年ニカラグア大使・16年レオン総領事)
- 山田文比古(08年東京外国語大学教授)
- 片上慶一(17年イタリア大使・16年外務審議官(経済担当))
- 北野充(14年ウィーン代表部大使・12年軍縮不拡散・科学部長・19年アイルランド大使)
- 石川和秀(14年フィリピン大使・12年南部アジア部長)
- 藤原聖也(14年アルジェリア大使)
- 山崎純(18年シンガポール大使・15年スウェーデン大使・14年儀典長)
- 渡邉正人(17年ブルガリア大使・15年バングラデシュ大使)
- 堀之内秀久(19年オランダ大使・16年カンボジア大使・14年ロサンゼルス総領事)
- 野田仁(18年ルーマニア大使・15年エクアドル大使)
- 髙橋礼一郎(18年オーストラリア大使・15年ニューヨーク総領事・11年アフガニスタン大使)
- 葉室和親(12年トンガ大使)
- 井出敬二(17年北極担当大使・13年クロアチア大使)
- 小原雅博(15年東京大学法学部教授・13年上海総領事)
- 姫野勉(17年ガーナ大使)
- 平石好伸(17年チリ大使・14年ジンバブエ大使)
- 水谷章(19年オーストリア大使・17年立命館アジア太平洋大学教授)
- 齊藤貢(18年イラン大使・15年オマーン大使)
脚注
編集- ^ ASEAN日本政府代表部
- ^ 【新着】本県出身の2人を大使に起用上毛新聞2019/07/23
- ^ 「OBの元外交官、国際問題語る 桐高同窓会みどり支部が講演会」桐生タイムス2023.06.26 16:00
- ^ 「政府、環境調査を開始 劣化ウラン弾事件」琉球新報1997年2月24日
- ^ <[1]日本経済新聞
- ^ [2]
- ^ 「パキスタン大使に倉井氏起用」日本経済新聞2016/2/19
- ^ [3]
- ^ カタール大使に須永氏時事通信2019年07月23日10時44分
- ^ 官報本紙第613号(令和3年11月10日)6頁 インターネットアーカイブ
- ^ 研究者紹介 須永 和男(すなが かずお:特任上席研究官)防衛研究所
外部リンク
編集- <帰国大使は語る>巧みな外交力を持つ中東の国・カタール - 2021年11月25日
- 大使からのメッセージ | 在カタール日本国大使館 - 2019年9月25日
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