霊友会系教団(れいゆうかいけいきょうだん)は、新しい仏教教団の一つである霊友会[1]から分かれた法華系教団のこと。分派教団は霊友会時代の教えと活動方式を大幅に踏襲している。本門佛立宗に入信して、日蓮の産まれ代わりを確信して、独自に辻説法を始めた西田無学が提唱した在家による法華経先祖供養を重視し、先祖の成仏が子孫の幸福に深くかかわっているという考え方が共通する[2]。その歴史及び1949年・1950年のいわゆる霊友会事件から分派した霊友会系教団も多い。霊友会及び霊友会系教団を合せると優に創価学会の会員数を上回るが、霊友会系教団といえども決して霊友会と懇意にしているわけではなく、むしろ「霊友会」対「追い出された支部長」の遺恨があり、総本山身延山久遠寺参拝などでは霊友会と霊友会系教団が万が一にも出くわさないようにスケジュール調整をしているという話がある。

主な分派

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その他

脚注

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  1. ^ 文化庁『宗教年鑑 平成21年版』p.16
  2. ^ 井上順孝『人はなぜ新宗教に魅かれるのか?』三笠書房、2009年、p.203