孝道教団
孝道教団(通称・孝道山)は、天台宗大僧正岡野正道と岡野貴美子によって設立された[1]。「法華経」をよりどころとするが、仏教全般に共通する教えを説く。天台宗系に分類される[2][3]。
沿革
編集教義
編集孝道山は、仏教の精神を現代人が正しく理解し、日常生活の中に実践することを目標とする。誰もが仏さまのような穏やかで思いやりのある心をもつと説く「法華経」の教えを大切にする。「孝道」とは、人びとがお互いに慈悲の心を向け合うこと。深い思いやりをもって相手に接し、共感する心。「縦の孝道」と「横の孝道」があり、縦の孝道は家族が慈悲の心をもってお互いを尊重し、心の成長を助け合うこと。横の孝道はそれと同じ愛情をもって地域や社会に接していくこと。孝道が縦から横へと広がっていくことで、人びとの間に調和が生まれ、心穏やかに暮らす環境をととのえることができる[4][3]。
慈の五修
編集- 大自然の中に生かされている自分の存在を知ろう
- 家族に対する責任を果たそう
- 人びとと共に喜びも苦しみも分かち合おう
- すべての生きものに対する思いやりをもとう
- 自分のもつ能力を世の中のために生かそう
その他
編集伝統仏教の合同組織である全日本仏教会に加盟している。
境内
編集所在地
編集参考文献
編集- 島薗進『新宗教を問う―近代日本人と救いの信仰』筑摩書房<ちくま新書> 2020年 ISBN 978-4-480-07351-8
脚注・出典
編集外部リンク
編集座標: 北緯35度28分56.3秒 東経139度37分55.0秒 / 北緯35.482306度 東経139.631944度