阿久澤孝
阿久澤孝(あくざわ たかし)は、日本の財務官僚。財務省大臣官房審議官(主税局担当)を経て、内閣府大臣官房審議官(経済社会システム担当)兼内閣府規制改革推進室次長兼内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)兼内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長。
阿久澤 孝 あくざわ たかし | |
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生年月日 | ????年??月??日 |
出生地 | 埼玉県 |
出身校 |
埼玉県立浦和高等学校卒業 東京大学教養学部卒業[1] |
前職 | 財務省大臣官房審議官(主税局担当) |
現職 |
内閣府大臣官房審議官(経済社会システム担当) 内閣府規制改革推進室次長 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付) |
称号 | 学士(教養)(東京大学・1991年) |
在任期間 | 2023年7月4日 - 現職 |
在任期間 | 2022年6月26日 - 2023年7月4日 |
在任期間 | 2021年7月8日 - 2022年6月26日 |
在任期間 | 2020年7月20日 - 2021年7月8日 |
財務省主計局総務課長 | |
在任期間 | 2019年7月5日 - 2020年7月20日 |
その他の職歴 | |
財務省主計局法規課長 (2018年7月17日 - 2019年7月9日) |
来歴
編集埼玉県出身。埼玉県立浦和高等学校から東京大学理科二類(教養学部)に入学[2]。理系であったが、3年次からの専門課程では、教養学部(後期課程)教養学科国際関係論コースへ進学した[1]。東大を卒業後、1991年に大蔵省に入省。主計局総務課企画係に配属[3][4]。1992年 主計局調査課兼主計局主計企画官室(財政計画係)[3]。その後は金融危機対応や官邸勤務、厚生労働省出向などを経験[4]。財務省主計官補佐(主査)時代は社会保障分野の予算を担当[4]。2008年7月から4年間、石川県で勤務。主計官(厚生労働第一担当)時代には医療制度改革を断行した。主計局法規課長や主計局総務課長、復興庁統括官付審議官などを経て、2021年10月5日 主計局次長(末席)。2022年6月24日 大臣官房審議官(主税局担当)。2023年7月4日 内閣府大臣官房審議官(経済社会システム担当)兼内閣府規制改革推進室次長。
略歴
編集- 1991年4月:大蔵省に入省。
- 1992年:主計局調査課 兼 主計局主計企画官室(財政計画係)[3]。
- 1993年:東京大学大学院経済学研究科研究員。
- 1995年:銀行局中小金融課。
- 1995年:銀行局調査課調査係長[5]。
- 1997年:内閣官房内閣内政審議室。
- 1998年:厚生省保険局企画課長補佐。
- 2000年:大蔵省大臣官房総合政策課長補佐 兼 内閣官房内閣内政審議室。
- 2001年1月6日:内閣官房行政改革推進事務局行政改革推進調整室員。
- 2002年:財務省主計局主計官補佐(厚生労働第六、七係主査)。
- 2003年:主計局総務課長補佐(企画)[6]。
- 2004年7月:主計局主計官補佐(厚生労働第三係主査)。
- 2006年:主計局主計官補佐(厚生労働第一、二係主査)。
- 2008年7月:石川県企画振興部長。
- 2010年4月:石川県総務部長。
- 2011年7月:主税局税制第二課主税企画官。
- 2012年8月10日:大臣官房付。
- 2012年8月:大臣官房付 兼 内閣官房内閣参事官(内閣官房副長官補付) 兼 内閣官房社会保障改革担当室参事官。
- 2013年3月15日:大臣官房付 兼 内閣官房内閣参事官(内閣官房副長官補付) 兼 内閣官房社会保障改革担当室参事官 兼 内閣官房健康・医療戦略室参事官 兼 内閣府国立研究開発法人日本医療研究開発機構担当室参事官。
- 2014年9月3日:大臣官房付 兼 内閣官房内閣参事官(内閣官房副長官補付) 兼 内閣官房社会保障改革担当室参事官 兼 内閣官房健康・医療戦略室参事官 兼 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局参事官 兼 内閣府国立研究開発法人日本医療研究開発機構担当室参事官。
- 2015年7月9日:主計局主計官(総務、地方財政、財務担当)。
- 2016年6月22日:主計局主計官(厚生労働第一担当)。
- 2018年7月17日:主計局法規課長。
- 2019年7月5日:主計局総務課長 兼 主計局法規課長。
- 2019年7月9日:主計局総務課長。
- 2020年7月20日:復興庁統括官付審議官。
- 2021年7月8日: 主計局次長(末席)。
- 2021年11月11日:主計局次長(末席) 兼 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付) 兼 内閣官房社会保障改革担当室審議官。
- 2021年11月19日:主計局次長(末席) 兼 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付) 兼 内閣官房社会保障改革担当室審議官 兼 内閣官房令和3年経済対策世帯給付金等事業企画室審議官。
- 2022年1月1日:主計局次長(末席)兼 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付) 兼 内閣官房全世代型社会保障構築本部事務局審議官 兼 内閣官房令和3年経済対策世帯給付金等事業企画室審議官。
- 2022年6月26日:大臣官房審議官(主税局担当)。
- 2023年7月4日:内閣府大臣官房審議官(経済社会システム担当) 兼 内閣府規制改革推進室次長 兼 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付) 兼 内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長。
脚注
編集- ^ a b 初の理系出身長官が誕生! 財務省における「東大法学部卒」支配の終焉 デイリー新潮 2021/8/4(Archived 2021年10月27日, at the Wayback Machine.)
- ^ 岸宣仁『同期の人脈研究:「ヨコ社会の人間関係」は今?』中央公論新社、2013年3月発行、324頁
- ^ a b c 『全国官公界名鑑』同盟通信社、2002年2月発行、5頁
- ^ a b c 阿久澤孝. “職員からのメッセージ [地方編 阿久澤 孝]”. 財務省. 採用情報-平成21年度版 I種. 財務省. 2013年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。
- ^ 『日本金融名鑑 第1部』日本金融通信社、1995年9月発行、1116頁
- ^ 『財務省職員録 平成16年度』大蔵財務協会、2003年12月発行、5頁
官職 | ||
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先代 坂本基 |
財務省主計局次長(末席) 2021年 - 2022年 |
次代 前田努 |
先代 奥達雄 |
財務省主計局総務課長 2019年 - 2020年 |
次代 中山光輝 |