釧路地方裁判所
北海道釧路市にある地方裁判所
(釧路地方裁判所網走支部から転送)
釧路地方裁判所(くしろちほうさいばんしょ)は、北海道釧路市にある日本の地方裁判所の一つで、北海道を管轄している。略称は、釧路地裁(くしろちさい)。帯広、網走、北見、根室に支部を置いている。 管内には、釧路・帯広・網走・北見・根室・本別・遠軽・標津の8つの簡易裁判所が設置されている。また、釧路・帯広・北見の3つの検察審査会も設置されている。
釧路地方裁判所 | |
---|---|
所長 | 青沼潔 |
組織 | |
管轄区域 | 北海道 |
支部 | 帯広、網走、北見、根室 |
担当検察庁 | 釧路地方検察庁 |
上位裁判所 | 札幌高等裁判所 |
下位裁判所 |
釧路簡易裁判所・帯広簡易裁判所 本別簡易裁判所・網走簡易裁判所 北見簡易裁判所・遠軽簡易裁判所 根室簡易裁判所・標津簡易裁判所 |
概要 | |
所在地 |
〒085-0824 北海道釧路市柏木町4-7 北緯42度58分20.2秒 東経144度23分25.1秒 / 北緯42.972278度 東経144.390306度座標: 北緯42度58分20.2秒 東経144度23分25.1秒 / 北緯42.972278度 東経144.390306度 |
法人番号 | 5000013030046 |
設置 | 1916年 |
釧路地方裁判所 |
沿革
編集- 1882年(明治15年)、北海道根室郡根室町に根室始審裁判所(1890年から根室地方裁判所)が設置される[1]。
- 1905年(明治38年)、根室地方裁判所釧路支部が設置される[2]。
- 1916年(大正[3]。釧路支部を廃止して根室支部を置く[4]。上級裁判所は函館控訴院。 5年)、根室地方裁判所を釧路郡釧路町(現・釧路市)に移転、釧路地方裁判所と改称
- 1918年(大正[5]。 7年)、網走支部を置く
- 1921年(大正10年)、上級裁判所である函館控訴院が札幌区(現・札幌市)に移転、札幌控訴院に改称。
- 1946年(昭和21年)、帯広支部を置く[6]。
- 1947年(昭和22年)、北見支部を置く[7]。
所在地
編集- 本庁:北海道釧路市柏木町4-7 北緯42度58分20.2秒 東経144度23分25.1秒 / 北緯42.972278度 東経144.390306度
- 帯広支部:北海道帯広市東8条南9丁目1 北緯42度55分22.9秒 東経143度13分3秒 / 北緯42.923028度 東経143.21750度
- 網走支部:北海道網走市台町2丁目2-1 北緯44度1分4.5秒 東経144度16分50.4秒 / 北緯44.017917度 東経144.280667度
- 北見支部:北海道北見市寿町4丁目7-36 北緯43度48分44.7秒 東経143度52分43.9秒 / 北緯43.812417度 東経143.878861度
- JR石北線 北見駅(バス停「二条通」)から緑ヶ岡団地線乗車 「花月町」停留所下車徒歩3分
- 根室支部:北海道根室市敷島町2丁目3 北緯43度19分35秒 東経145度34分39秒 / 北緯43.32639度 東経145.57750度
- JR花咲線 根室駅から徒歩10分
管轄
編集本庁
根室支部
帯広支部
北見支部
網走支部
※ただし、行政事件、根室・網走の各支部の執行事件(不動産競売、債権、財産開示)、根室支部管内の合議事件および裁判員裁判は本庁で、網走支部管内の合議事件は北見支部でそれぞれ取り扱う。
歴代所長
編集(任期、後職) 釧路家庭裁判所長との兼任
- 上野茂(1990年 - 1993年、神戸家庭裁判所所長)
- 奥山興悦(1995年4月 - 1998年4月、東京高等裁判所部総括判事)
- 松山恒昭(1998年4月 - 1999年6月、大阪高等裁判所部総括判事)
- 塚原朋一(1999年 - 2001年、甲府地方裁判所長・甲府家庭裁判所長)
- 末永進(2001年 - 2004年3月、札幌高等裁判所部総括判事)
- 小池信行(2004年3月 - 2006年1月、定年退官)
- 山崎学(2006年 - 2007年3月、札幌地方裁判所長)
- 柴田寛之(2007年3月 - 2008年3月、東京地方裁判所八王子支部長)
- 齋藤隆(2008年3月 - 2010年4月、札幌地方裁判所長)
- 佐久間邦夫(2010年4月 - 2011年8月、札幌地方裁判所長)
- 林圭介(2011年8月 - 2013年3月、大阪高等裁判所部総括判事)
- 浜秀樹(2013年3月 - 2014年6月、東京地方裁判所立川支部長)
- 樋口裕晃(2014年6月 - 2015年12月、大阪高等裁判所部総括判事)
- 登石郁朗(2015年12月 - 2017年9月、札幌高等裁判所部総括判事)
- 本多知成(2017年9月 - 2019年4月、札幌高等裁判所部総括判事)
- 山田明(2019年4月 - 2020年12月、大阪高等裁判所部総括判事)
- 髙木順子(2020年12月 - 2022年2月、依願退官[8])
- 長谷川浩二(2022年2月 - 2023年5月、大阪高等裁判所部総括判事[9])
- 青沼潔(2023年5月 - [10])
脚注
編集出典
編集- ^ “釧路地検の沿革”. 釧路地方検察庁. 2018年7月25日閲覧。
- ^ 「司法省令第23号」『官報』第6636号、1905年8月12日、1頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「大正5年法律第11号(裁判所の設立及移転に関する法律)」『官報』第1077号、1916年3月7日、3頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「司法省告示第9号」『官報』第1097号物価号外、1916年3月31日、12頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「司法省令第7号」『官報』第1767号、1918年6月24日、2018年7月25日閲覧。
- ^ 「司法省令第35号」『官報』第5823号、1946年6月16日、2018年7月25日閲覧。
- ^ 「政令第25号」『官報』物価号外、1947年5月3日、2018年7月25日閲覧。
- ^ “裁判官検索”. 2023年7月23日閲覧。
- ^ “裁判官検索”. 2023年7月23日閲覧。
- ^ “裁判官検索”. 2023年7月23日閲覧。