野田生駅

北海道二海郡八雲町にある北海道旅客鉄道の駅

野田生駅(のだおいえき)は、北海道二海郡八雲町野田生に所在する北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号H56電報略号ノタ事務管理コードは▲140120[2]

野田生駅[* 1]
駅舎(2018年6月)
のだおい
Nodaoi
H57 落部 (5.3 km)
(4.6 km) 山越 H55
地図
所在地 北海道二海郡八雲町野田生
北緯42度13分1.1秒 東経140度22分34.1秒 / 北緯42.216972度 東経140.376139度 / 42.216972; 140.376139座標: 北緯42度13分1.1秒 東経140度22分34.1秒 / 北緯42.216972度 東経140.376139度 / 42.216972; 140.376139
駅番号 H56
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 71.4 km(函館起点)
電報略号 ノタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗降人員
-統計年度-
52人/日
-2014年-
開業年月日 1903年明治36年)11月3日
備考 無人駅[1]
  1. ^ 1959年野田追駅から改称。
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歴史

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1976年の野田生駅と周囲約1km範囲。右下が函館方面。左上長万部方面に単線時代の線形のきつい旧線跡が残る。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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野田生(野田追)の地名由来としては、アイヌ語の「ヌㇷ゚タイ(nup-tay)」(野・林)に由来するという説が紹介されているが[3][11][12][13]、定かではない[13]。このほか、『駅名の起源』(鉄道省札幌鉄道局編、1939年版)では「ノット、アオ、イ」(岬を有する所←岬を負う所)の意であると紹介している[14]

この「野田追」の地名は現在の野田追川の右岸・左岸一帯を指す地名であったが、1956年(昭和31年)に実施された八雲町内の字名整理に際して、当時は落部村であった右岸側の「野田追」と区別するため、駅のある左岸の海側の字名が「野田生」となり[15][16]、当初「野田追」の表記であった駅名も、字名と同一にするよう青函船舶鉄道管理局に陳情が行われ、1959年(昭和34年)10月1日に、字名の表記に合わせて改称された[3][17]

なお、右岸側の「野田追」を含む各種の雑多な字名は1970年(昭和45年)に旧落部村内の字名を整理した際に海側が東野、山側がわらび野と改称され[15][17]、地名としての野田追は河川名や山岳名に残っている。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]構内踏切で結ばれている。八雲駅管理の無人駅となっている[1]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 函館方面
2 下り 長万部方面

利用状況

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乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 122.0 [18]
2017年(平成29年) 24.0 [19]
2018年(平成30年) 19.6 [20]

駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
落部駅 (H57) - 野田生駅 (H56) - 山越駅 (H55)

脚注

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  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、22頁。 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c d 北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、9-10頁。ASIN B000J9RBUYdoi:10.11501/12068975https://dl.ndl.go.jp/pid/12068975/1/1 
  4. ^ a b 北海道鉄道百年史 上巻 P223。
  5. ^ a b 北海道鉄道百年史 上巻 P633。
  6. ^ a b c 北海道鉄道百年史 下巻、P57 及び巻末年表。
  7. ^ 札幌工事局70年史 P182。
  8. ^ a b 改定 八雲町史 下巻
  9. ^ a b c d 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
  10. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  11. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 72. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 
  12. ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、418頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  13. ^ a b アイヌ語地名リスト トヨト~ノブシ P91-100”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2013年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月17日閲覧。
  14. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 72. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 
  15. ^ a b 八雲町史編さん委員会 編『改訂 八雲町史』 上、八雲町役場、1984年6月20日、201-205頁。doi:10.11501/9571213https://dl.ndl.go.jp/pid/95712132023年7月13日閲覧 
  16. ^ 八雲町史編さん委員会 編『改訂 八雲町史』 下、八雲町役場、1984年6月20日、469-472頁。doi:10.11501/9571214https://dl.ndl.go.jp/pid/95712142023年7月13日閲覧 
  17. ^ a b 八雲町史編さん委員会 編『改訂 八雲町史』 下、八雲町役場、1984年6月20日、48-60頁。doi:10.11501/9571214https://dl.ndl.go.jp/pid/95712142023年7月13日閲覧 
  18. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、806頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  19. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  20. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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