森駅 (北海道)

北海道茅部郡森町にある北海道旅客鉄道の駅

森駅(もりえき)は、北海道茅部郡森町字本町(あざほんちょう)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号H62電報略号モリ事務管理コードは▲140114[3][4]

森駅
駅舎(2022年9月10日撮影)
もり
Mori
地図
所在地 北海道茅部郡森町字本町6番地2
北緯42度6分32秒 東経140度34分26.3秒 / 北緯42.10889度 東経140.573972度 / 42.10889; 140.573972 (森駅)座標: 北緯42度6分32秒 東経140度34分26.3秒 / 北緯42.10889度 東経140.573972度 / 42.10889; 140.573972 (森駅)
駅番号 H62
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 モリ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
[* 1]215人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1903年明治36年)6月28日
乗入路線 2 路線
所属路線 函館本線(本線)
キロ程 49.5 km(函館起点)
H65 駒ヶ岳[# 1] (13.0 km)
(12.6 km) [# 2]石倉 H58
所属路線 函館本線(砂原支線)
キロ程 35.3 km(大沼起点)
N63 東森 (1.8 km)
備考
  1. ^ この間に姫川信号場有り(当駅から5.3 km先)。
  2. ^ この間に石谷信号場有り(当駅から6.6 km先)。
テンプレートを表示
森駅
もり
Mori
所在地 北海道茅部郡森町字本町6番地2[2]
所属事業者 渡島海岸鉄道
所属路線 渡島海岸鉄道線
キロ程 0.0 km(森起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1928年昭和3年)9月13日
廃止年月日 1945年(昭和20年)1月25日
  1. ^ 新川停留場は営業キロの設定なし。
テンプレートを表示

概要

編集

函館本線の単独駅だが、函館方面は大沼駅 - 当駅間が大沼公園駅経由の本線と渡島砂原駅経由の支線(砂原支線)に分かれており、両路線の乗り換え駅となっている。長万部方面は、当駅から鷲ノ巣信号場までの間が複線となっている。

快速アイリス」が停車した。優等列車はすべて停車する。

歴史

編集
 
1976年の森駅と周囲約1.5km範囲。右は下が本線、上が砂原支線、いずれも単線の大沼方面。単式と島式の複合ホーム2面3線の間に中線を有し、駅舎横長万部方の切欠き状の貨物ホームへ2本、その長万部方の土場に2本の貨物用引込線、それぞれの合流点付近から本線長万部方に沿って鳥崎川手前まで引上げ線が伸びる。駅裏側には2本の仕分けまたは留置線とその外に機回し線、さらにその外に大沼方から堤防に沿って2本の側線、大沼方合流線からは大沼方面に右端近くの踏切まで本線に沿って引上げ線が伸び、長万部方合流線からは駅裏長万部方へ車庫線が分岐してその先に転車台が残されている。本線長万部方では鳥崎川の新橋の橋脚など複線化工事が進捗しつつある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

編集

島式ホームと単式ホームを組み合わせた2面3線の地上駅[14]。1・2番のりばの間に中線があり、下り列車の通過線として利用される。3番のりば外側の留置線の先は海岸となっている。

函館ブロック所属の終日社員配置駅(駅長助役配置)。みどりの窓口話せる券売機[1]がある。

管理駅として函館本線の石倉駅駒ヶ岳駅砂原支線渡島砂原駅までを管理する。

のりば

編集
番線 路線 方向 行先 備考
1 函館本線 下り 長万部札幌方面
2 - - 待避線・当駅折り返し
3 上り 新函館北斗函館方面

利用状況

編集

乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 995.0 [15]
2007年(平成19年) 300 [* 2]
2008年(平成20年) 290
2009年(平成21年) 280
2011年(平成23年) 290 [* 3]
2012年(平成24年) 298
2013年(平成25年) 276
2014年(平成26年) 268 [* 4]
2015年(平成27年) 276 [* 5]
2016年(平成28年) 277 [* 6]
2017年(平成29年) 278 190.0 [16][* 7]
2018年(平成30年) 291 192.0 [17][* 8]
2019年(令和元年) 277 [* 9]
2020年(令和02年) 230 [* 10]
2021年(令和03年) 219
2022年(令和04年) 215 [* 1]

駅弁

編集

主な駅弁は下記の通り[18]

  • いかめし

駅周辺

編集
 
駅前ロータリーと「森駅前」停留所(2017年9月)

その他

編集

隣の駅

編集

特急の隣の停車駅は列車記事を参照。

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線(本線)
普通
駒ヶ岳駅 (H65) - *東山駅 (H64) - (姫川信号場) - *森川信号場 - 森駅 (H62) - *桂川駅 (H61) - (石谷信号場) - * 本石倉駅 (H59) - 石倉駅 (H58)
*打消線は廃駅および廃止信号場
函館本線(砂原支線)
東森駅 (N63) - 森駅 (H62) - (本線石倉方面)

かつて存在した路線

編集
渡島海岸鉄道
渡島海岸鉄道線
森駅 - 新川停留所 - 東森駅

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ a b 指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2023年2月15日閲覧。
  2. ^ 森駅の外壁(一部)が落下した件について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年12月1日。オリジナルの2021年12月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20211202011013/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20211201_HA_MoriekiGaiheki.pdf2021年12月4日閲覧 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  5. ^ 「北海道鉄道第二期線の開通」『殖民公報』No.22、1903年7月
  6. ^ a b c d e 森町史 1980年3月発行。
  7. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、110頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  8. ^ a b c 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  9. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P56 及び巻末年表。
  10. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  11. ^ 平成26年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2013年12月20日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/131220-1.pdf2014年7月5日閲覧 
  12. ^ JR北海道グループ 2021年度決算』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年4月28日、12頁。オリジナルの2022年4月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220428073356/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20220428_KO_2021.pdf2022年4月30日閲覧 
  13. ^ 大沼公園駅・森駅のみどりの窓口 営業時間短縮 ダイヤ改正で (北海道新聞)”. 2024年3月29日閲覧。
  14. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、21頁。 
  15. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、805頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  16. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  17. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  18. ^ 『JTB時刻表 2024年3月号』JTBパブリッシング、2024年、656頁。 
  19. ^ “ルーストンホテル JR森駅前に新築 開業祝賀会に350人”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2005年6月1日)
森町統計書
  1. ^ a b 第4編 交通・運輸・通信・観光・消費” (PDF). 森町統計書 令和5年版. 森町. p. 37 (2024年3月). 2024年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月13日閲覧。
  2. ^ 森町統計書 平成22年版” (PDF). 森町. p. 49 (2011年2月). 2014年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月13日閲覧。
  3. ^ 第5編 交通・運輸・通信・観光” (PDF). 森町統計書 平成26年版. 森町. p. 49 (2015年3月). 2019年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月14日閲覧。
  4. ^ 第4編 交通・運輸・通信・観光・消費” (PDF). 森町統計書 平成27年版. 森町. p. 45 (2016年3月). 2019年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月14日閲覧。
  5. ^ 第4編 交通・運輸・通信・観光・消費” (PDF). 森町統計書 平成28年版. 森町. p. 45 (2017年3月). 2019年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月1日閲覧。
  6. ^ 第4編 交通・運輸・通信・観光・消費” (PDF). 森町統計書 平成29年版. 森町. p. 43 (2018年3月). 2019年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月11日閲覧。
  7. ^ 第4編 交通・運輸・通信・観光・消費” (PDF). 森町統計書 平成30年版. 森町. p. 43 (2019年3月). 2020年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月10日閲覧。
  8. ^ 第4編 交通・運輸・通信・観光・消費” (PDF). 森町統計書 令和元年版. 森町. p. 43 (2020年3月). 2020年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月10日閲覧。
  9. ^ 第4編 交通・運輸・通信・観光・消費” (PDF). 森町統計書 令和2年版. 森町. p. 43 (2021年3月). 2021年4月28日閲覧。
  10. ^ 第4編 交通・運輸・通信・観光・消費” (PDF). 森町統計書 令和4年版. 森町. p. 41 (2023年3月). 2023年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月23日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集