渡島砂原駅
渡島砂原駅(おしまさわらえき)は、北海道(渡島総合振興局)茅部郡森町砂原4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)の駅である。駅番号はN66。電報略号はオラ。事務管理コードは▲140155[2]。
渡島砂原駅 | |
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駅舎(2022年5月) | |
おしまさわら Oshima-Sawara | |
◄N67 渡島沼尻 (5.3 km) (3.7 km) 掛澗 N65► | |
所在地 | 北海道茅部郡森町砂原4丁目 |
駅番号 | ○N66 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線(砂原支線) |
キロ程 | 25.3 km(大沼起点) |
電報略号 | オラ←ヲハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)12月25日 |
備考 | 無人駅[1] |
砂原駅 | |
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さわら Sawara | |
◄度杭崎 | |
所在地 | 北海道茅部郡砂原村 |
所属事業者 | 渡島海岸鉄道 |
所属路線 | 渡島海岸鉄道線 |
キロ程 | 9.4 km(森起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)12月25日 |
廃止年月日 | 1945年(昭和20年)1月25日 |
備考 | 度杭崎停留所は営業キロの設定なし |
歴史
編集- 1927年(昭和2年)12月25日:渡島海岸鉄道東森仮駅 - 砂原駅間開通に伴い砂原駅開業[3]。現在とは別の場所に位置した[4]。
- 1945年(昭和20年)1月25日:渡島海岸鉄道国有化に伴い国有鉄道函館本線の駅となり、新線上に渡島砂原駅として再開業[5]。一般駅。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1961年(昭和36年)1月1日:貨物扱い廃止[5]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 年月日不詳:簡易委託廃止、完全無人化。なお、1990年(平成2年)7月1日時点ではすでに簡易委託駅[6]になっており、1993年(平成5年)3月時点では完全無人化されている[7]。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[8]。
駅名の由来
編集当駅の所在する地名(旧町名茅部郡砂原町)より。成田線の佐原駅と区別するため旧国名の「渡島」を冠する。地名の由来は、以下の説が考えられている[9]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[10]。互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム中央部分を結んだ構内踏切で連絡している[10]。駅舎側(北側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっている(番線表示なし)[10]。上下線共に安全側線を有する[10]。そのほか1993年(平成5年)3月時点では下り線の森方から外側に分岐し対向側ホーム外側への行き止りの側線を1線有する[10]。転轍機の形状は上り線からの片開き分岐である[10]。尚、1983年(昭和58年)4月時点では、対向側ホームの現・下り線は上下共用だった[11]。木造駅舎を有する。
森駅管理の無人駅となっている[1]。駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接している[10]。有人駅時代の、鹿部駅と同じ形の駅舎が継続使用されている[12]。建築当初からの原型を良く留めている建物である[12]。駅の標高は35mである[13]。
のりば
編集ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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駅舎側 | ■ 函館本線 (砂原支線) |
上り | 函館方面 |
反対側 | 下り | 森・長万部方面 |
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待合室(2022年5月)
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ホーム(2018年6月)
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構内踏切(2018年6月)
渡島海岸鉄道
編集渡島海岸鉄道時代の砂原駅は、現在の渡島砂原駅から1kmほど西側[13]の、標高10mの地点[13]で、史跡・南部藩砂原陣屋跡の裏に位置した[13]。旧駅の跡地は2003年(平成15年)時点では道路になっていた[13]。
利用状況
編集乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 222.0 | [14] | |||
1981年(昭和56年) | (113.5) | [11] | 1日乗降客数は227人[11]。 | ||
1992年(平成4年) | (114.0) | [10] | 1日乗降客数は228人[10]。 | ||
2017年(平成29年) | 45.2 | [15] | |||
2018年(平成30年) | 46.2 | [16] |
駅周辺
編集隣の駅
編集かつて存在した路線
編集脚注
編集- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、21頁。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、217頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)14,27ページより。
- ^ 座標:北緯42度7分24秒 東経140度40分49.8秒 / 北緯42.12333度 東経140.680500度
- ^ a b c d 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
- ^ 小冊子『HANDBOOK 1990』「駅は旅の出発点」(発行:北海道旅客鉄道、1990年発行)より。
- ^ 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)83ページより。
- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブ 。2014年9月6日閲覧。
- ^ “アイヌ語地名リスト ゴ~シブ P51-60P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2021年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 『北海道630駅』39ページより。
- ^ a b c 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)54ページより。
- ^ a b c d 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)22ページより。
- ^ a b c d e f 書籍『鉄道廃線跡を歩くX』(JTBパブリッシング、2003年10月発行)49ページより。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、805頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 渡島砂原|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company