芦屋駅 (阪神)

兵庫県芦屋市にある阪神電気鉄道の駅

芦屋駅(あしやえき)は、兵庫県芦屋市公光町(きんみつちょう)にある、阪神電気鉄道本線[1]。駅番号はHS 20

芦屋駅
東口(2017年3月)
あしや
Ashiya
HS 19 打出 (1.2 km)
(1.3 km) 深江 HS 21
地図
所在地 兵庫県芦屋市公光町11番10号
北緯34度43分41.02秒 東経135度18分14.52秒 / 北緯34.7280611度 東経135.3040333度 / 34.7280611; 135.3040333 (芦屋駅)座標: 北緯34度43分41.02秒 東経135度18分14.52秒 / 北緯34.7280611度 東経135.3040333度 / 34.7280611; 135.3040333 (芦屋駅)
駅番号 HS20
所属事業者 阪神電気鉄道
所属路線 本線
キロ程 20.2 km(大阪梅田起点)
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗降人員
-統計年度-
(全日)25,170人/日
-2019年-
開業年月日 1905年明治38年)4月12日[1]
テンプレートを表示
西口(2017年3月)

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。駅舎(改札口)は地下化されており、駅の東西2か所にある[1]。また、ホームの中間部は芦屋川橋梁上にある[1]

2009年3月20日の阪神なんば線開業に伴い、21m級の近鉄車6両編成も停車が可能となるよう、ホームが5mほど西側に延長された。同日のダイヤ改正により、従来通過していた快速急行が停車するようになった結果、全営業列車の停車駅となっていた。

しかし、2020年3月14日のダイヤ改正より土曜・休日に本線でも8両編成の快速急行を運行することになった際、ホーム有効長が130m程度しかなく、かつ駅の東西両端に踏切があるためこれ以上のホーム延伸は困難であることから、同日より快速急行は土休日に限り6両編成で運転される列車も含め通過に変更された[6]。さらに2022年12月17日のダイヤ改正からは、平日も快速急行は夕方以降は8両編成で運転されることとなったため、快速急行の停車は平日朝ラッシュ時のみとなった。

上下線ともに駅両端の踏切とホームが上り勾配の頂点にあるため、見通しが悪い。このため、回送も含め当駅を通過する列車は必ず警笛を鳴らす。

朝のラッシュ時間帯は駅東側の踏切で国道2号から国道43号に南北に抜ける自動車による渋滞が起きている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 本線 上り 尼崎大阪(梅田)難波奈良方面
2 下り 神戸(三宮)明石姫路方面

のりば番号はコンコース・ホームのLED発車標東芝製)でのみ表示される。以前はホームの発車標に記載はなかったが、阪神なんば線開業時に記載された。また、以前から駅自動放送では番号呼称はされていない。

芦屋駅配線略図

大阪梅田方面
 
神戸三宮・元町方面
凡例
出典:[8]


利用状況

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「ハンドブック阪神2021」によると、2020年11月の1日平均乗降人員25,103人である。市内中心駅であるJR神戸線芦屋駅の方が利用者が多い。

2020年度、本線33駅中9位(8位=魚崎駅、10位=武庫川駅、西隣:深江駅=14位、東隣:打出駅=16位)。

年度 月間
(11月)
年間 出典
1日平均
乗降人員
1日平均
乗降人員
1990年 28,519
1992年 28,175
1995年 24,400
2000年 21,815
2001年 24,022 21,147 [9]
2002年 23,869 21,128 [10]
2003年 23,902 21,034 [11]
2004年 24,209 21,504 [12]
2005年 24,530 21,755 [13]
2006年 25,362 22,224 [14]
2007年 24,728 22,076 [15]
2008年 24,919 22,137 [16]
2009年 25,811 22,789 [17]
2010年 25,926 22,271 [18]
2011年 26,781 23,000 [19][20]
2012年 22,844 [21]
2013年 22,983 [22]
2014年 26,870 22,792 [23][24]
2015年 27,452 23,358 [25][26]
2016年 27,993 23,839 [27][28]
2017年 28,275 24,252 [29][30]
2018年 29,227 24,844 [31][32]
2019年 29,542 25,170 [33][34]
2020年 25,103 [35]

駅周辺

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高級住宅街の代名詞として知られる芦屋だけに、当駅周辺にも大規模な邸宅建築が多い。特に芦屋川に沿った両岸は、河口から高台にある重要文化財旧山邑家住宅フランク・ロイド・ライト)設計まで、谷崎潤一郎の傑作『細雪』の作品世界さながらの景観である。一方、臨海部には関西超高層マンションの先駆けである芦屋浜シーサイドタウンがあり、邸宅街とのコントラストが印象的である。

芦屋市の商業機能の中心としては、芦屋大丸(モンテメール)やショップ街が入居する駅ビルや、バスターミナル等が整備されているJR芦屋駅周辺ではあるが、芦屋市行政の中心となる芦屋市役所庁舎は芦屋川沿いの当駅南側すぐであり、芦屋警察署も北側近くに所在する[1]

発着バス路線

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  • 阪急バス
    • 1番のりば(駅南側の歩道橋直結)
    • 2番のりば(1番のりば反対側)
      • 中央公園前・緑町・潮見町・若葉町・シーサイドセンター・芦屋浜営業所前・新浜町・大東町方面
      • 芦屋市総合公園前・浜風大橋南・涼風町東方面
    • 4番のりば(駅北側・芦屋警察署付近)

2009年4月1日から、阪神バス阪神尼崎行きの路線バスの運行を開始した[36]が、2022年12月18日ダイヤ改正により廃止された[37]。4番のりばに発着していた。

その他

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隣の駅

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阪神電気鉄道
本線
直通特急特急・快速急行(平日朝ラッシュ時)
西宮駅 (HS 17) - 芦屋駅 (HS 20) - 魚崎駅 (HS 23)
快速急行(平日日中以降・土休日)
通過
区間急行
西宮駅 (HS 17) ← 芦屋駅 (HS 20)青木駅 (HS 22)
区間特急(大阪梅田行きのみ運転)・普通
打出駅 (HS 19) - 芦屋駅 (HS 20) - 深江駅 (HS 21)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、39頁。ISBN 9784343006745 
  2. ^ a b 『不死鳥レールウェイ』神戸新聞総合出版センター、2010年1月17日、124-126頁。ISBN 978-4-343-00537-3 
  3. ^ 阪神なんば線【3月20日(金・祝)】の開通に伴うダイヤ改正の実施!”. 阪神電車 (2009年1月16日). 2009年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月17日閲覧。
  4. ^ 阪神「三宮」を「神戸三宮」に駅名変更、駅ナンバリングを導入し、すべてのお客さまに分かりやすい駅を目指します』(PDFlink)(プレスリリース)阪神電気鉄道株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブhttps://megalodon.jp/2016-0408-0105-08/www.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR201304304N1.pdf2016年4月8日閲覧 
  5. ^ “[アラカルト]3月20日=兵庫 ◆駅ナンバリング、神鉄が導入”. 読売新聞(大阪朝刊) (読売新聞大阪本社): p. p.32. (2014年3月20日) 
  6. ^ a b 3月14日(土)全線のダイヤ改正を実施します!』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、2020年1月21日https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20200121-daiya.pdf2020年1月21日閲覧 
  7. ^ 2022年12月17日(土)にダイヤ改正を実施します”. 阪神電車 (2022年10月12日). 2022年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月12日閲覧。
  8. ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-7  28頁
  9. ^ 「ハンドブック阪神 2002」阪神電気鉄道株式会社、2002年
  10. ^ 「ハンドブック阪神 2003」阪神電気鉄道株式会社、2003年
  11. ^ 「ハンドブック阪神 2004」阪神電気鉄道株式会社、2004年
  12. ^ 「ハンドブック阪神 2005」阪神電気鉄道株式会社、2005年
  13. ^ 「ハンドブック阪神 2006」阪神電気鉄道株式会社、2006年
  14. ^ 「ハンドブック阪神 2007」阪神電気鉄道株式会社、2007年
  15. ^ 「ハンドブック阪神 2008」阪神電気鉄道株式会社、2008年
  16. ^ 「ハンドブック阪神 2009」阪神電気鉄道株式会社、2009年
  17. ^ 「ハンドブック阪神 2010」阪神電気鉄道株式会社、2010年
  18. ^ 「ハンドブック阪神 2011」阪神電気鉄道株式会社、2011年
  19. ^ 「ハンドブック阪神 2012」阪神電気鉄道株式会社、2012年
  20. ^ 芦屋市統計書(平成24年版) (PDF)
  21. ^ 芦屋市統計書(平成25年版) (PDF)
  22. ^ 芦屋市統計書(平成26年版) (PDF)
  23. ^ 「ハンドブック阪神 2015」阪神電気鉄道株式会社、2015年
  24. ^ 芦屋市統計書(平成27年版) (PDF)
  25. ^ 「ハンドブック阪神 2016」阪神電気鉄道株式会社、2016年
  26. ^ 芦屋市統計書(平成28年版) (PDF)
  27. ^ 「ハンドブック阪神 2017」阪神電気鉄道株式会社、2017年
  28. ^ 芦屋市統計書(平成29年版) (PDF)
  29. ^ 「ハンドブック阪神 2018」阪神電気鉄道株式会社、2018年
  30. ^ 芦屋市統計書(平成30年版) (PDF)
  31. ^ 「ハンドブック阪神 2019」阪神電気鉄道株式会社、2019年
  32. ^ 芦屋市統計書(令和元年版) (PDF)
  33. ^ 「ハンドブック阪神 2020」阪神電気鉄道株式会社、2020年
  34. ^ 芦屋市統計書(令和2年版) (PDF)
  35. ^ 「ハンドブック阪神 2021」阪神電気鉄道株式会社、2021年
  36. ^ 4/1(水)阪神バス ダイヤ改正を実施!”. 阪神バス (2009年3月8日). 2009年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月10日閲覧。
  37. ^ 【路線バス】尼崎芦屋線におけるダイヤの見直しについて”. 阪神バス (2022年12月15日). 2022年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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  • 芦屋駅(路線図・駅情報) - 阪神電気鉄道