美風舞良
宝塚歌劇団所属の女優
美風 舞良(みかぜ まいら、10月11日[1] - )は、宝塚歌劇団花組に所属する娘役。花組組長[1]。
みかぜ まいら 美風 舞良 | |
---|---|
生年月日 | 10月11日 |
出身地 | 日本 大阪府摂津市 |
身長 | 158cm |
職業 | 舞台俳優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 1996年 - |
活動内容 |
1996年:宝塚歌劇団入団、花組配属 1998年:宙組へ異動 2014年:宙組副組長就任 2021年:花組へ異動、花組副組長就任 2022年:花組組長就任 |
所属劇団 | 宝塚歌劇団 |
公式サイト | 美風舞良 公式プロフィール |
来歴
編集1994年、宝塚音楽学校入学。
1996年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に82期生として入団[2]。入団時の成績は14番[2]。月組公演「CAN-CAN/マンハッタン不夜城」で初舞台[2]。その後、花組に配属[2]。
1998年1月1日付で、宙組創設に伴う発足メンバーとして宙組へ組替え[3]。
2014年7月28日付で宙組副組長に就任[4]。
2021年5月11日付で花組へと組替えし、7月5日付で花組副組長に就任[5]。
2022年2月7日付で花組組長に就任[6]。
主な舞台
編集初舞台
編集花組時代
編集- 1996年6 - 11月、『ハウ・トゥー・サクシード』
- 1997年2 - 3月、『失われた楽園』『サザンクロス・レビュー』(宝塚大劇場)
- 1997年4 - 5月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー)
- 1997年6月、『失われた楽園』『サザンクロス・レビュー』(東京宝塚劇場)
- 1997年8 - 9月、『ザッツ・レビュー』(宝塚大劇場のみ)
宙組時代
編集- 1998年1月、『夢幻宝寿頌』『This is TAKARAZUKA!』(香港カルチュラルセンター)
- 1998年3 - 8月、『エクスカリバー』『シトラスの風』
- 1998年10 - 1999年3月、『エリザベート』
- 1999年5月、『Crossroad』(ドラマシティ)
- 1999年6 - 8月、『激情』『ザ・レビュー'99』(宝塚大劇場)
- 1999年9月、『Crossroad』(日本青年館)
- 1999年10 - 11月、『激情』『ザ・レビュー'99』(1000days劇場)
- 2000年1 - 5月、『砂漠の黒薔薇』 - 新人公演:ミスカー(本役:陵あきの)『GLORIOUS!!』
- 2000年6 - 7月、『FREEDOM-ミスター・カルメン-』(バウホール・日本青年館) - マリー
- 2000年8 - 12月、『望郷は海を越えて』 - 新人公演:ナスターシャ(本役:南城ひかり)『ミレニアム・チャレンジャー!』
- 2001年2月、『望郷は海を越えて』『ミレニアム・チャレンジャー!』(中日劇場)
- 2001年4 - 8月、『ベルサイユのばら2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 - 新人公演:シッシーナ公爵夫人(本役:久路あかり)
- 2001年9月、『フィガロ!』(バウホール・日本青年館) - ロジーナ
- 2001年11 - 12月、『カステル・ミラージュ』 - ナタリー、新人公演:ドリス(本役:出雲綾)『ダンシング・スピリット!』(宝塚大劇場)
- 2002年2 - 3月、『カステル・ミラージュ』 - ナタリー、新人公演:ドリス(本役:出雲綾)『ダンシング・スピリット!』(東京宝塚劇場)
- 2002年4 - 5月、『カステル・ミラージュ』 - ドリス『ダンシング・スピリット!』(全国ツアー)
- 2002年7 - 11月、『鳳凰伝』 - 四天女(未)、新人公演:北京の民(女)歌手(本役:鈴奈沙也)『ザ・ショー・ストッパー』
- 2003年1月、『おーい春風さん』 - 巡礼『春ふたたび』 - かつら(バウホール)
- 2003年2 - 6月、『傭兵ピエール』 - アンヌ『満天星大夜總会』
- 2003年8月、『鳳凰伝』 - 四天女(未)『ザ・ショー・ストッパー』(博多座)
- 2003年10 - 2004年2月、『白昼の稲妻』 - シモーヌ『テンプテーション!』
- 2004年3月、『BOXMAN-俺に破れない金庫などない-』(日本青年館・ドラマシティ) - フローラ
- 2004年5 - 8月、『ファントム』 - フローレンス
- 2004年10 - 11月、『THE LAST PARTY』(バウホール) - MAIRA/ローラ・ガスリー
- 2005年1 - 4月、『ホテル ステラマリス』『レヴュー伝説』
- 2005年5 - 6月、『ホテル ステラマリス』 - サリー・ブランシェット『レヴュー伝説』(全国ツアー)
- 2005年8 - 11月、『炎にくちづけを』 - ハラー『ネオ・ヴォヤージュ』
- 2006年1月、『不滅の恋人たちへ』(バウホール) - ジャンヌ・ドルヴァル
- 2006年2月、『THE LAST PARTY』(日本青年館) - MAIRA/ローラ・ガスリー
- 2006年3 - 7月、『NEVER SAY GOODBYE』 - パティ
- 2006年8月、『コパカバーナ』(博多座) - グラディス・マーフィー
- 2006年11 - 2007年2月、『維新回天・竜馬伝!』『ザ・クラシック』
- 2007年3 - 4月、『A/L(アール)-怪盗ルパンの青春-』(ドラマシティ・日本青年館・中日劇場) - ヴィクトワール・ル・ブラン
- 2007年6 - 9月、『バレンシアの熱い花』 - ファニータ『宙 FANTASISTA!』
- 2007年11月、『THE SECOND LIFE』(バウホール) - ケイト・ミラー
- 2008年2 - 5月、『黎明(れいめい)の風』 - 東京ローズ『Passion 愛の旅』
- 2008年6 - 7月、『殉情(じゅんじょう)』(バウホール) - おきみ
- 2008年9 - 12月、『Paradise Prince(パラダイス プリンス)』 - サマンサ『ダンシング・フォー・ユー』
- 2009年2 - 3月、『逆転裁判-蘇る真実-』(バウホール・日本青年館) - ロッタ・ハート
- 2009年4 - 7月、『薔薇に降る雨』 - コレット『Amour それは…』
- 2009年8 - 9月、『逆転裁判2 -蘇る真実、再び…-』(バウホール・赤坂ACTシアター) - ロッタ・ハート
- 2009年11 - 2010年2月、『カサブランカ』 - カーティス妻
- 2010年3月、『Je Chante(ジュ シャント)-終わりなき喝采-』(バウホール) - ベル
- 2010年5 - 8月、『TRAFALGAR(トラファルガー)』 - キャドガン夫人『ファンキー・サンシャイン』
- 2010年9月、蘭寿とむコンサート『“R”ising!!』(バウホール・昭和女子大学人見記念講堂)
- 2010年11 - 2011年1月、『誰がために鐘は鳴る』 - メリーナ
- 2011年3月、『ヴァレンチノ』(ドラマシティ) - マダム/テックス・ギナン
- 2011年5 - 8月、『美しき生涯』 - 加藤嘉明の妻『ルナロッサ』
- 2011年8月、『ヴァレンチノ』(日本青年館) - マダム/テックス・ギナン
- 2011年10 - 12月、『クラシコ・イタリアーノ』 - マリーナ・プッティ『NICE GUY!!』
- 2012年1 - 2月、『ロバート・キャパ 魂の記録』(バウホール・日本青年館) - ジャンヌ
- 2012年4 - 7月、『華やかなりし日々』 - セシル・リー『クライマックス』
- 2012年8 - 11月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 - ベーネミュンデ侯爵夫人
- 2013年1月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』(博多座) - ベーネミュンデ侯爵夫人
- 2013年3 - 6月、『モンテ・クリスト伯』 - ミス・メアリー『Amour de 99!!-99年の愛-』 初エトワール
- 2013年7 - 8月、『the WILD Meets the WILD』(バウホール) - ヒラリー・ノースブルック
- 2013年9 - 12月、『風と共に去りぬ』 - ピティパット
- 2014年2月、『ロバート・キャパ 魂の記録』 - ジャンヌ『シトラスの風II』(中日劇場)
- 2014年5 - 7月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - カトリーヌ
- 2014年11 - 2015年2月、『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』 - ロビーサ・ウルリカ『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』
- 2015年4月、『New Wave!-宙-』(バウホール)
- 2015年6 - 8月、『王家に捧ぐ歌』 - ファトマ
- 2015年10 - 11月、『メランコリック・ジゴロ』 - イレーネ『シトラスの風III』(全国ツアー)
- 2016年1 - 3月、『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 - メアリ・シェイクスピア『HOT EYES!!』
- 2016年5月、『ヴァンパイア・サクセション』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - グレンダ・ソールズベリー
- 2016年7 - 10月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - ルドヴィカ公爵夫人
- 2016年11 - 12月、『双頭の鷲』(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場) - エディット・ド・ベルク
- 2017年2 - 4月、『王妃の館-Château de la Reine-』 - 下田ふさ子『VIVA! FESTA!』
- 2017年6月、『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』(バウホール) - サラ/アンヌ・マリー
- 2017年8 - 11月、『神々の土地』 - クセニヤ・ロマノヴァ『クラシカル ビジュー』
- 2018年1月、『不滅の棘(とげ)』(ドラマシティ・日本青年館) - カメリア
- 2018年3 - 6月、『天(そら)は赤い河のほとり』 - ハトホル『シトラスの風-Sunrise-』
- 2018年8月、『ハッスル メイツ!』(バウホール)
- 2018年10 - 12月、『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』 - 狐(常陸)『異人たちのルネサンス』 - ロザンナ
- 2019年2月、『黒い瞳』 - ヴァシリーサ『VIVA! FESTA! in HAKATA』(博多座)
- 2019年4 - 7月、『オーシャンズ11』 - アン・ウッズ
- 2019年9月、『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』(バウホール) - クレメンタイン
- 2019年11 - 2020年2月、『El Japón(エル ハポン)-イスパニアのサムライ-』 - 王妃マルガレーテ『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
- 2020年11 - 2021年2月、『アナスタシア』 - アレクサンドラ皇后
- 2021年4月、『夢千鳥』(バウホール) - 笠井定代/記者/教師
花組時代
編集- 2021年8 - 9月、『銀ちゃんの恋』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - 秘書(中山)/村の女(歌手)
- 2021年11 - 2022年2月、『元禄バロックロック』 - ケイショウイン『The Fascination(ザ ファシネイション)!』
- 2022年3 - 4月、『冬霞(ふゆがすみ)の巴里』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL) - サラ・ルナール
- 2022年6 - 9月、『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』 - ル・ヴァイエ侯爵夫人『Fashionable Empire』
- 2022年10 - 11月、『殉情(じゅんじょう)』(バウホール) - しげ
- 2023年1 - 3月、『うたかたの恋』 - ジェシカ『ENCHANTEMENT(アンシャントマン)-華麗なる香水(パルファン)-』
- 2023年5月、『舞姫』(バウホール) - 太田倫
- 2023年7 - 10月、『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』 - 天風院『GRAND MIRAGE!』
- 2023年11 - 12月、『激情』 - フラスキータ『GRAND MIRAGE!』(全国ツアー)
- 2024年2 - 5月、『アルカンシェル』 - マダム・フランソワーズ・ニコル
- 2024年7 - 8月、『Liefie(リーフィー)-愛しい人-』(日本青年館・ドラマシティ) - マイラ
- 2024年9 - 2025年1月、『エンジェリックライ』 - アズラエル『Jubilee(ジュビリー)』
出演イベント
編集- 1997年9 - 10月、香寿たつきディナーショー『Kojuの森』
- 1997年12月、『レビュー・スペシャル'97』
- 1998年9月、朝海ひかるエスプリコンサート『Monochrome Venus』
- 1998年10月、第39回『宝塚舞踊会』
- 1998年12月、『レビュー・スペシャル'98』
- 2000年9月、TCAスペシャル2000『KING OF REVUE』[注釈 1]
- 2000年12月、『アデューTAKARAZUKA1000days劇場サヨナライベント』
- 2001年3月、『ベルサイユのばら2001』前夜祭
- 2001年9月、『ベルサイユのばら メモランダム』
- 2001年10月、第42回『宝塚舞踊会』
- 2002年1月、『宙組エンカレッジ・コンサート』
- 2003年4月、和央ようかディナーショー『So in Love』[7]
- 2003年11 - 12月、初風緑コンサート『Carmine-カーマイン-』[8]
- 2006年9月、『宙組エンカレッジ・コンサート』[9]
- 2012年2月、第22回『イゾラベッラ サロンコンサート』 主演
- 2012年5月、大空祐飛ディナーショー『YUHizm』[10]
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』[注釈 1]
- 2014年8 - 9月、凰稀かなめディナーショー『Metamorphose-メタモルフォーゼ-』
- 2018年2月、『宙組誕生20周年記念イベント』[11]
- 2020年2月、轟悠ディナーショー『Yū, Sparkling Days』[12]
- 2025年4月、『美風舞良 サロンコンサート』(宝塚ホテル)[13]
受賞歴
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、17頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 108.
- ^ 『1997年宝塚 Stage Album』 宝塚歌劇団、1998年、61頁。
- ^ 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、80頁。ISBN 978-4-908135-34-7。
- ^ 宝塚歌劇団の冴月瑠那が7月4日付で退団 美風舞良が花組へ組替え 瀬戸かずやも退団 スポニチAnnex。
- ^ 3週間休演から再開の花組 柚香光がファンに紡いだ感謝の言葉「復活の支えこそがお客様の存在」 スポーツ報知。
- ^ 和央ようかディナーショー「So in Love」('03年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 初風緑コンサート「Carmine-カーマイン-」('03年・日本青年館) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 宙組「エンカレッジ コンサート」('06年宙組・バウ・千秋楽) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 大空祐飛ディナーショー「YUHizm」('12年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 宙組誕生20周年記念イベント('18年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 轟悠 1Day Special LIVE「Yu, Sparkling Days」('20年) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ “宝塚歌劇団 花組 美風 舞良 サロンコンサート”. 阪急阪神第一ホテルグループ. 阪急阪神ホテルズ. 2024年11月30日閲覧。
- ^ 『2020年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、55頁。ISBN 978-4-86649-159-2。
参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。