第87回全国高等学校ラグビーフットボール大会
第87回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、2007年(平成19年)12月27日から2008年(平成20年)1月7日まで近鉄花園ラグビー場にて行われた全国高校ラグビー大会である。平成19年度全国高等学校総合体育大会として開催された。
第87回全国高等学校ラグビーフットボール大会 | |||
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開催国 | 日本 | ||
試合日程 | 2007年(平成19年)12月27日 - 2008年(平成20年)1月7日 | ||
出場校 | 51校 | ||
優勝校 | 東福岡高校(初優勝) | ||
準優勝校 | 伏見工業高校 | ||
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概要
編集今大会では、大会キャラクターとして鹿谷弥生(ミスマガ2007 グランプリ)が起用された。また今大会から尾道が現在に至るまで連続出場を続けている。(2019年現在)
日程
編集- 12月27日、開会式(第1グラウンド)、1回戦8試合(第1~第3)
- 12月28日、1回戦11試合(第1~第3)
- 12月30日、2回戦16試合(第1~第3)
- 1月1日、3回戦8試合(第1、第3)、準々決勝・組み合わせ抽選会(第1グラウンド)
- 1月3日、準々決勝4試合、準決勝・組み合わせ抽選会
- 1月5日、準決勝2試合
- 1月7日、決勝・閉会式
- ※準々決勝組み合わせ抽選会以降は第1グラウンド(所謂、花園ラグビー場)で行われる
出場校
編集※シード校については、校名の後ろに(A)、(B)と記載。
- 東北
- 青森県代表 - 青森北(3年連続10回目)
- 岩手県代表 - 盛岡工(2年連続33回目)(B)
- 宮城県代表 - 仙台育英(12年連続14回目)(B)
- 秋田県代表 - 秋田中央(42年ぶり6回目)
- 山形県代表 - 山形中央(10年連続16回目)
- 福島県代表 - 平工(2年連続11回目)
- 関東
- 茨城県代表 - 茗溪学園(4年連続15回目)(B)
- 栃木県代表 - 國學院栃木(8年連続13回目)
- 群馬県代表 - 東農大二(4年連続23回目)
- 埼玉県代表 - 正智深谷(2年連続12回目)
- 千葉県代表 - 流経大柏(13年連続15回目)(B)
- 東京都第一代表 - 國學院久我山(17年連続33回目)(B)
- 東京都第二代表 - 本郷(4年ぶり8回目)
- 神奈川県代表 - 桐蔭学園(3年連続7回目)(A)
- 山梨県代表 - 日川(2年連続37回目)
- 北信越
- 新潟県代表 - 新潟工(4年連続32回目)
- 長野県代表 - 岡谷工(9年連続23回目)
- 富山県代表 - 富山工(2年連続12回目)
- 石川県代表 - 日本航空第二(3年連続3回目)
- 福井県代表 - 若狭(2年ぶり7回目)
- 東海
- 近畿
- 滋賀県代表 - 八幡工(5年連続24回目)
- 京都府代表 - 伏見工(2年ぶり17回目)(A)
- 大阪府第一代表 - 東海大仰星(3年連続9回目)(B)
- 大阪府第二代表 - 大阪朝鮮高(3年ぶり3回目)
- 大阪府第三代表 - 大阪工大高(4年連続30回目)(B)
- 兵庫県代表 - 関西学院(4年ぶり3回目)
- 奈良県代表 - 天理(4年連続60回目)(B)
- 和歌山県代表 - 和歌山工(8年ぶり16回目)
- 中国
- 鳥取県代表 - 倉吉東(4年連続8回目)
- 島根県代表 - 江の川(17年連続17回目)
- 岡山県代表 - 関西(2年連続5回目)
- 広島県代表 - 尾道(3年ぶり2回目)
- 山口県代表 - 萩工・萩商工※(6年連続13回目)
- 四国
- 九州・沖縄
- ※改組中につき、新旧高校の合同チームとして出場
試合時間
編集※全試合30分ハーフで行う。同点で終了した場合は1.トライ数2.ゴール数3.抽選の順にて次回出場校を決める。
試合
編集1回戦
編集- 12月27日
- 西陵(愛知)41-7玉龍(鹿児島)
- 長崎北陽台(長崎)43-7東海大翔洋(静岡)
- 八幡工(滋賀)33-12岡谷工(長野)
- 大阪朝高(大阪第二地区)19-14新潟工(新潟)
- 平工(福島)60-0和歌山工(和歌山)
- 東農大二(群馬)22-0名護(沖縄)
- 尾道(広島)36-0関商工(岐阜)
- 四日市農芸(三重)44-12関西(岡山)
- 12月28日
- 日本航空二(石川)34-8城東(徳島)
- 国学院栃木(栃木)24-10荒尾(熊本)
- 札幌山の手(南北海道)56-5倉吉東(鳥取)
- 江の川(島根)6-0日川(山梨)
- 秋田中央(秋田)29-10萩工・萩商工(山口)
- 北見北斗(北北海道)42-0土佐塾(高知)
- 高鍋(宮崎)43-7富山工(富山)
- 青森北(青森)69-3高松北(香川)
- 若狭(福井)14-10山形中央(山形)
- 本郷(東京第二地区)44-14北条(愛媛)
- 正智深谷(埼玉)29-7関西学院(兵庫)
2回戦
編集※太字はシード校
- 天理(奈良)56-0札幌山の手
- 伏見工(京都)27-7正智深谷
- 流経大柏(千葉)56-0江の川
- 長崎北陽台38-5仙台育英(宮城)
- 青森北26-10秋田中央
- 日本航空二26-7若狭
- 尾道14-12東海大仰星(大阪第一地区)
- 佐賀工(佐賀)35-8国学院栃木
- 桐蔭学園(神奈川)90-0北見北斗
- 盛岡工(岩手)26-7平工
- 茗渓学園(茨城)26-0本郷
- 国学院久我山(東京第一地区)10-5四日市農芸
- 大阪朝鮮高27-7八幡工
- 大阪工大高(大阪第三地区)60-0高鍋
- 大分舞鶴(大分)53-0東農大二
- 東福岡(福岡)65-0西陵
- ※前年度優勝校の東海大仰星が敗れた、前年度優勝校が初戦敗退したのは99年度大会の啓光学園(12-13長崎南山)以来15校目
3回戦
編集- 東福岡80-7大阪朝鮮高
- 桐蔭学園31-5日本航空二
- 尾道20-14盛岡工
- 流経大柏30-17大阪工大高
- 長崎北陽台15-5大分舞鶴
- 佐賀工10-10茗渓学園 ※抽選
- 天理25-0国学院久我山
- 伏見工26-15青森北
準々決勝
編集- 桐蔭学園19-15流経大柏
- 長崎北陽台14-10天理
- 東福岡24-17佐賀工
- 伏見工26-15尾道
準決勝
編集- 東福岡29-10桐蔭学園
- 伏見工17-8長崎北陽台
決勝
編集2008年 14:05 |
1月 7日東福岡 | 12-7 (12-0) |
伏見工業 | 第1グラウンド 観客数: 7,500人 レフリー: 岩下眞一 |
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トライ: 2 コンバート: 1[注釈 1] PK: 0 ドロップ: 0 |
詳細 日本ラグビーフットボール協会 2008年1月7日 | トライ: 1 コンバート: 1[注釈 2] PK: 0 ドロップ: 0 |
東福岡 | ||||
FW | 1 | 上田竜太郎 | ||
FW | 2 | 茅島雅俊 | ||
FW | 3 | 上瀧宏幸 | ||
FW | 4 | 金本航 | ||
FW | 5 | 福田大 | ||
FW | 6 | 山下航 | ||
FW | 7 | 小河康蔵 | ||
FW | 8 | 山下昂大 | ||
HB | 9 | 中村清伸 | 後半16分 | 前半16' |
HB | 10 | 工藤良麻 | 後半8分 | |
TB | 11 | 上田謙介 | 後半16分 | |
TB | 12 | 久保山彰紀 | ||
TB | 13 | 猿楽直希 | ||
TB | 14 | 正海智大 | 前半8' | |
FB | 15 | 竹下祥平 | ||
リザーブ: | ||||
16 | 下條裕太 | |||
17 | 垣永真之介 | |||
18 | 柴田奨 | |||
19 | 山本貴文 | |||
20 | 黒木東星 | |||
21 | 香山良太 | 後半16分 | ||
22 | 加藤俊介 | 後半8分 | ||
23 | 井上翔太郎 | 後半16分 | ||
24 | 小野寛智 | |||
25 | 小川高廣 | |||
監督 | ||||
谷崎重幸 |
伏見工業 | |||
FW | 1 | 笠原鉄朗 | 後半14分 |
FW | 2 | 竹田翔 | |
FW | 3 | 辻井健太 | |
FW | 4 | 船橋謙太 | 後半14分 |
FW | 5 | 宮田脩平 | |
FW | 6 | 大野辰徳 | 後半18分 |
FW | 7 | 宮城慎也 | 後半23' |
FW | 8 | 小山田岳 | |
HB | 9 | 橋野哲平 | |
HB | 10 | 鈴鹿佳太 | |
TB | 11 | 木上卓馬 | 後半0分 |
TB | 12 | 南橋直哉 | |
TB | 13 | 能坂尚生 | |
TB | 14 | 羽柴拓哉 | |
FB | 15 | 井口剛志 | 後半5' |
リザーブ: | |||
16 | 寺村優佑 | ||
17 | 押海雄磨 | ||
18 | 鳥谷真澄 | 後半14分 | |
19 | 武田圭史 | 後半14分 | |
20 | 塩先真樹 | 後半18分 | |
21 | 和田晋也 | ||
22 | 森脇悠輔 | ||
23 | 鈴鹿翔太 | 後半0分 | |
24 | 南藤辰馬 | ||
25 | 井口勇人 | ||
監督 | |||
高崎利明 |
※赤字は、優勝校もしくは得点が高いことを示す。また、脚注の( )内の分数はキックの成功率、[ ]内の自然数は当該選手の背番号を示す。
全国高等学校ラグビーフットボール大会 第87回大会 優勝 |
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東福岡 初優勝 |
- ※東福岡は初優勝。福岡代表としては第47回大会の福岡電波(現福岡工大城東)以来、40大会ぶり。関西勢による本大会の連続優勝記録は10年連続で止まった。
記録
編集関連試合
編集第31回高校東西対抗試合
編集[1] 大会で特に活躍した選手を選抜した上で東西に分かれて行う、いわば高校ラグビー版オールスターゲームである。
東軍監督下村大介、西軍監督梅本勝、2008年1月12日 国立競技場 試合結果西軍 12-12 東軍
主な出場選手
- 井口剛志(西軍、伏見工) - 三菱重工相模原ダイナボアーズ所属
- 後藤駿弥(東軍、四日市農芸) - 7人制日本代表、元宗像サニックスブルース所属
- 小野慎介(東軍、流経大柏)- NTTコミュニケーションズシャイニングアークス所属
- 茅島雅俊(西軍、東福岡) - コカ・コーラレッドスパークス所属
- 郷雄貴(西軍、大分舞鶴) - 日野自動車レッドドルフィンズ所属
- 小樋山樹(西軍、関西学院) - NTTドコモレッドハリケーンズ所属
- 佐々木和樹(東軍、盛岡工) - 釜石シーウェイブスRFC所属
- 鹿田翔平(西軍、尾道) - 神戸製鋼コベルコスティーラーズ所属
- 鈴木亮大郎(東軍、仙台育英) - 元サントリーサンゴリアス所属
- 立川理道(西軍、天理) - 日本代表、元ブランビーズ、クボタスピアーズ所属
- 田中圭一(西軍、佐賀工) - 東芝ブレイブルーパス所属
- 辻井健太(西軍、伏見工) - リコーブラックラムズ所属
- 仲宗根健太(東軍、桐蔭学園) - 7人制日本代表、元サントリーサンゴリアス所属
- 滑川剛人(東軍、桐蔭学園) - トヨタ自動車ヴェルブリッツ所属
- 楢山直幸(東軍、盛岡工) - NTTコミュニケーションズシャイニングアークス所属
- 南橋直哉(西軍、伏見工) - 宗像サニックスブルース所属
- 南善晴(西軍、大分舞鶴) - 元豊田自動織機シャトルズ
- 村上大記(西軍、長崎北陽台) - 元宗像サニックスブルース
- 安井龍太(西軍、東海大仰星) - 日本代表、7人制日本代表、元神戸製鋼コベルコスティーラーズ所属
- 山下昂大(西軍、東福岡) - 元コカ・コーラレッドスパークス所属
- 山路健太(東軍、四日市農芸) - Honda Heat所属
- ロトアヘアポヒヴァ大和(東軍、正智深谷) - 7人制日本代表、リコーブラックラムズ所属
- 渡邊友哉(東軍、西陵) - 豊田自動織機シャトルズ所属
脚注
編集注釈
編集出典
編集関連項目
編集- 鹿谷弥生 - 大会キャラクター
外部リンク
編集- 大会公式サイト(毎日放送)大会の歴代優勝校が記載されている。
- 第87回大会情報(全国高体連ラグビー専門部)