第73回国民体育大会(だいななじゅうさんかいこくみんたいいくたいかい)は、2018年に開催された国民体育大会である。冬季大会が、山梨県神奈川県新潟県でおこなわれ、本大会が福井県で開催された。

第73回国民体育大会
福井しあわせ元気国体(本大会)
開催都道府県 福井県(本大会)
参加人数 約2万3千人
競技数 (正式競技)40競技
(特別競技)1競技
(公開競技)4競技
開会式 2018年9月29日
閉会式 2018年10月9日
開会宣言 西川一誠 福井県知事
選手宣誓 北川貴理、渡辺啓乃
最終炬火ランナー 佐藤希望、前田紗良、山村咲子、山森裕介
主競技場 福井県営陸上競技場
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概説

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福井県では1968年第23回大会以来50年ぶりに開催された。本大会愛称は「福井しあわせ元気国体」、スローガンは「織りなそう 力と技と美しさ」、大会マスコットは「はぴりゅう[1]。国体に引き続いて開かれる全国障害者スポーツ大会との融合を掲げており、略称は両大会を合わせて「国体・障スポ」、障スポの大会愛称は国体本大会とほぼ同じで統一感を持たせた「福井しあわせ元気大会」とした。ポスターは国体と障スポの二連としている[2]。障スポの正式競技の車いすバスケットボールなどを国体期間中に開催した[3]

なお2018年4月1日付で日本体育協会が「日本スポーツ協会」に改称したため、主催統括団体名が冬季大会と本大会とで異なることとなった[4]。協会の改称とともに国民体育大会を改称する方針も決まり、2018年6月の第196回国会でのスポーツ基本法の改正を経て、2023年より「国民スポーツ大会」へ改称することが決まった。

また、2019年に天皇の代替わりが行われたため、上皇明仁上皇后美智子が開会式に臨席する最後の大会となった。

冬季大会

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冬季大会スケート競技会
富士の国やまなし国体
開催地 山梨県富士吉田市甲府市
開催日 平成30年1月28日 - 平成30年2月1日
公式サイト www.pref.yamanashi.jp/sports-sk/toukikokutai/index.html
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冬季大会スキー競技会
にいがた妙高はね馬国体
開催地 新潟県妙高市
開催日 平成30年2月25日 - 平成30年2月28日
公式サイト www.pref.niigata.lg.jp/sec/hokentaiiku/1356844914975.html
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第73回国民体育大会冬季大会は、山梨県でスケート競技、神奈川県横浜市でアイスホッケー競技、新潟県でスキー競技が実施された[5]

スケート競技会

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富士の国やまなし国体は、2018年1月28日 - 2月1日の会期で開催された。スローガンは「今、君は氷上の風になる」。マスコットは武田菱丸。実施競技および会場は以下の通り。[6]

アイスホッケー競技会

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氷闘!かながわ・よこはま冬国体は、横浜市新横浜スケートセンター神奈川スケートリンクを会場に、2018年1月28日 - 2月1日の会期で開催された。スローガンは「輝け!氷上の戦い!」。マスコットは、かながわキンタロウ[7]

スキー競技会

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にいがた妙高はね馬国体は、2018年2月25日 - 28日に新潟県妙高市で開催された。スローガンは「銀世界 跳ねて 駆けて かがやいて」。マスコットはレルヒさん[8][9]

実施競技・会場一覧

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競技名 会場地 会場
スキー ジャイアントスラローム詳細   妙高市 赤倉観光リゾートスキー場
スペシャルジャンプ詳細   妙高高原赤倉シャンツェ
コンバインド詳細   妙高高原赤倉シャンツェ赤倉観光リゾートクロスカントリーコース
クロスカントリー詳細   赤倉観光リゾートクロスカントリーコース

本大会

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福井運動公園のメインゲート
 
開会式の式典演技
 
開会式の貴賓席
 
福井運動公園の恐竜モニュメント
 
グラウンド・ゴルフ、若狭町多目的交流広場「若狭さとうみパーク」
 
空手道競技、敦賀市総合運動公園体育館
 
軟式野球競技の決勝、大阪府vs愛知県、敦賀市総合運動公園野球場

日本スポーツ協会・文部科学省・福井県主催。

会期

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正式競技の会期は以下の通りである[10]

  • 会期前開催 2018年9月9日-9月17日(水泳、バレーボール、ハンドボール、クレー射撃)、9月25日-9月29日(自転車)
  • 開会・閉会 2018年9月29日-10月9日(11日間)

実施競技・会場

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出典:[11]

公開・特別競技

全国障害者スポーツ大会

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障スポ 水泳競技、敦賀市総合運動公園プール

全国障害者スポーツ大会の福井しあわせ元気大会は、10月9日の国体閉会後、10月13日 - 15日の3日間の会期で開催された。スローガンは国体本大会と共通の「織りなそう 力と技と美しさ」。

会期

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2018年10月13日-10月15日(3日間)

実施競技・会場

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正式競技が13競技(個人6、団体7)、オープン競技が3競技である[12]

正式競技(個人)
  • 陸上競技 福井市 福井県営陸上競技場
  • 水泳 敦賀市 敦賀市総合運動公園プール
  • アーチェリー 福井市 福井市スポーツ公園サッカー場
  • 卓球(サウンドテーブルテニスを含む) 鯖江市 サンドーム福井
  • フライングディスク 坂井市 三国運動公園陸上競技場
  • ボウリング 福井市 スポーツプラザWAVE40
正式競技(団体)
  • バスケットボール 勝山市 勝山市体育館「ジオアリーナ」
  • 車いすバスケットボール 福井市 福井県営体育館
  • ソフトボール 越前市 武生東運動公園ソフトボール場
  • グランドソフトボール 永平寺町 松岡総合運動公園 you meパーク
  • バレーボール 大野市 大野市エキサイト広場総合体育施設体育館、あわら市 トリムパークかなづ体育館、小浜市 小浜市民体育館
  • サッカー 坂井市 丸岡スポーツランドサッカー場
  • フットベースボール 敦賀市 敦賀市きらめきスタジアム
オープン競技
  • 卓球バレー 福井市 福井県社会福祉センター体育館
  • 車いすテニス 鯖江市 鯖江広域西番スポーツセンターテニスコート
  • ゲートボール 美浜町 美浜町西郷健康ひろば屋内運動場

天皇杯・皇后杯

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総合成績は以下の通り[13]、福井県の天皇杯は1巡目の第23回福井国体以来の2度目、皇后杯は初である。

  • 天皇杯(男女総合)

  1位 福井県、2位 東京都、3位 大阪府

  • 皇后杯(女子総合)

  1位 福井県、2位 東京都、3位 大阪府

脚注

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  1. ^ 2018年(平成30年)福井国体―第73回国民体育大会』(プレスリリース)福井テレビhttp://www.fukui-tv.co.jp/2018kokutai/main.html2015年1月4日閲覧 
  2. ^ 福井県が進めている国体・障スポの融合について”. 福井県. 2018年10月5日閲覧。
  3. ^ 福井融合元年始動、壁なくす国体全国障害者スポーツ大会”. 福井新聞 (2018年1月1日). 2018年10月5日閲覧。
  4. ^ 「日本体育協会」から「日本スポーツ協会」への名称変更を正式決定』(プレスリリース)公益財団法人日本体育協会、2017年6月26日http://www.japan-sports.or.jp/index/news/tabid/92/Default.aspx?itemid=35512018年2月11日閲覧 
  5. ^ 第73回国民体育大会冬季大会が閉幕”. 日本スポーツ協会 (2018年3月6日). 2018年10月9日閲覧。
  6. ^ 富士の国やまなし国体”. 山梨県会. 2018年10月9日閲覧。
  7. ^ 第73回国民体育大会冬季大会アイスホッケー競技会”. 神奈川県. 2018年10月9日閲覧。
  8. ^ 「にいがた妙高はね馬国体」平成30年2月に妙高市で開催!”. 新潟県. 2018年10月9日閲覧。
  9. ^ 「にいがた妙高はね馬国体 観戦ガイドブック」”. 新潟県. 2018年10月18日閲覧。
  10. ^ 競技会会期”. 2018年10月10日閲覧。
  11. ^ 競技会場”. 2018年10月9日閲覧。
  12. ^ 競技会会期”. 2018年10月10日閲覧。
  13. ^ 都道府県総合成績確定版”. 2018年10月10日閲覧。

外部リンク

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