第23回国民体育大会(だい23かいこくみんたいいくたいかい)は、1968年に開催された国民体育大会である。冬季スキー競技大会のスローガンは「心をこめて迎えよう白馬国体」、夏季・秋季大会のテーマは「新しい時代をひらく国体」、スローガンは「明るく、清く、たくましく」。明治100年の記念年にあたることから、正式名称は明治百年記念第二十三回国民体育大会である[1]

第23回国民体育大会
親切国体
開催都道府県 福井県
参加人数 24,256人
開会式 秋季10月1日(火)
閉会式 秋季10月6日
開会宣言 福井県知事 中川平太夫
選手宣誓 選手代表 藤井正二
最終炬火ランナー 辻野直子(福井大学3年生)
主競技場 福井運動公園陸上競技場
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福井市運動公園陸上競技場での開会式の様子

概要

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当時の福井県の人口は約75万人で、人口100万人以下の県で初めて開催された大会となった。足りないところは真心で補おうと県民総参加で取り組んだ結果「親切国体」とも呼ばれ、天皇杯を獲得して大会自体も大成功を収めた[2]

入場行進の際には、天皇・皇后がロイヤルボックスに着席した。

行進曲には「この明るさの中にゆけ」「イッチョライ節」「福井音頭」が流れた。

詳細

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期間 開催地 競技数 参加者数
1968年1月25日 - 1月28日 北海道帯広市 1 1,465
1968年2月15日 - 2月18日 長野県白馬村 1 1,813
1968年9月4日 - 9月7日 福井県福井市三国町美浜町 3 3,798
1968年10月1日 - 10月6日 福井県 28 17,180
合 計 33 24,256

冬季大会

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スケート競技会

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第23回国民体育大会冬季大会スケート競技会は、1月25日1月28日北海道帯広市で開催された。[3]

実施競技・会場一覧

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競技名 会場地 会場
スケート スピード 帯広市 緑ヶ丘特設リンク
フィギュア
アイスホッケー

スキー競技会

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第23回国民体育大会冬季大会スキー競技会は、2月15日2月18日長野県白馬村で行われた。テーマは「清新・協調・歓喜」、スローガンは「心をこめて迎えよう白馬国体」。

実施競技・会場一覧

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夏季大会

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実施競技・会場一覧

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秋季大会

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実施競技・会場一覧

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総合成績

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天皇杯

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  • 1位 - 福井県
  • 2位 - 東京都
  • 3位 - 埼玉県

皇后杯

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  • 1位 - 東京都
  • 2位 - 愛知県
  • 3位 - 大阪府

主な出来事

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  • 1967年、国体実行委員会が大会ポスターを公募し、一位に選ばれた作品が、後に東京オリンピック障害走競技の写真を裏焼きしたものであることが判明。改めて審査のやり直しが行われた≤[4]

脚注

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  1. ^ [1]
  2. ^ 国民体育大会とは? 福井しあわせ元気国体
  3. ^ [2]
  4. ^ 「福井国体のポスター 五輪写真を裏焼き 専門委で審査やり直す」『朝日新聞』1967年9月8日夕刊、3版、11面

参考文献

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  • 『国民体育大会の歩み』1980年3月1日増補改定版 発行:都道府県体育協会連絡協議会 監修:日本体育協会 144ページ
  • 第23回大会 - 日本体育協会
  • 日本体育協会 - アーカイブス (PDF)
  • 『第23回明治百年記念国民体育大会報告書』1969年3月15日発行:第23回国民体育大会福井県実行委員会
  • 『福井県大百科事典』1991年6月30日発行:福井新聞社