神戸松蔭女子学院大学短期大学部
廃止された大学
神戸松蔭女子学院大学短期大学部(こうべしょういんじょしがくいんだいがくたんきだいがくぶ、英語: Kobe Shoin Women's University Junior College)は、兵庫県神戸市灘区篠原伯母野山町1-2-1[注釈 1]に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、2011年に廃止された。大学の略称は松蔭。
神戸松蔭女子学院大学短期大学部 | |
---|---|
神戸松蔭女子学院大学・神戸松蔭女子学院大学短期大学部 | |
大学設置 | 1950年 |
創立 | 1892年 |
廃止 | 2011年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人松蔭女子学院 |
本部所在地 | 兵庫県神戸市灘区篠原伯母野山町1-2-1[注釈 1] |
学部 |
英語コミュニケーション学科 生活造形学科[注 1] |
概観
編集大学全体
編集- 兵庫県神戸市灘区に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人松蔭女子学院[1]。
- 国内で最初に認可された短期大学149校[注 2]の1校として、1950年に松蔭短期大学として2学科[2]80名体制で開学した[3]。
- のちに学科の増設で最大で5学科となるが、四大併設後は3学科[注 3]、最終的には2学科に縮小。
- 2007年度の入学生を最後に[注釈 2]、短期大学としての使命を終える[注釈 3]。
教育および研究
編集- 神戸松蔭女子学院大学短期大学部における教育
- 英語コミュニケーション学科:語学・知識・実践を重視したカリキュラムとなっている。TOEIC対策への授業もあった。
- 生活造形学科:「生活美学」・「被服学」・「被服衛生学」・「ファッション論」・「被服構成実習」・「デッサン」・「ドレーピング」・「染色意匠学演習」などを学ぶ服飾デザインコース、「住居学」・「インテリア・デザイン論」・「住居意匠学演習」・「インテリアデザイン実習」などの科目を学ぶ住居・インテリアデザインコースからなっていた。服飾デザインコースは、かつてあった生活科学科生活科学専攻衣生活コースと共通または類似した科目があるが、当学科の方は芸術的な要素が強い印象がある。
- アメリカやオーストラリア・イギリスなどでの語学研修も行われてきた。
学風および特色
編集沿革
編集基礎データ
編集所在地
編集- 兵庫県神戸市灘区篠原伯母野山町1-2-1[注釈 1]
当時の交通アクセス
編集象徴
編集教育および研究
編集組織
編集学科
編集- キリスト教科 入学定員10名[注釈 8]。
- 英文学科→英語コミュニケーション学科 入学定員100名[注釈 9]
- 生活造形学科 入学定員90名[注釈 9]
- 生活科学科
- 日本文学科 入学定員40名[注釈 8]}
専攻科
編集- なし
別科
編集- なし
取得資格について
編集- 秘書士資格が取得できるカリキュラムが組まれていた。かつては教職課程として中学校教諭二種免許状があった[注 21]。
- 生活科学科食物栄養専攻では、栄養士資格が取得できるカリキュラムが組まれていた[65]。
- 松蔭短期大学だった当初は、高等学校教諭免許状も併設されており、服飾科で(家庭)、英文科で(英語)となっていた[68]。
附属機関
編集- 図書館
研究
編集学生生活
編集部活動・クラブ活動・サークル活動
編集- 神戸松蔭女子学院大学短期大学部において活動していたクラブ活動
学園祭
編集- 神戸松蔭女子学院大学短期大学部の学園祭は「松蔭祭」と呼ばれ、これまで11月に大学と合同で行われてきた。
スポーツ
編集- 松蔭短期大学だった時分のバドミントン部についての実績が右記資料にある[74]。
大学関係者と組織
編集大学関係者一覧
編集プロジェクト:大学/人物一覧記事についての編集方針(ガイドライン)「記載する人物」により、単独記事のない人物(赤リンクまたはリンクなし)は掲載禁止となっています。記事のある人物のみ追加してください。(2021年12月) |
出身者
編集施設
編集キャンパス
編集- 近年、短大独自のキャンパスはなく全て大学と共同使用されていた。
寮
編集- 神戸松蔭女子学院大学短期大学部には大学と同様、「六甲寮」と「六甲南寮」の2つの学生寮があった。
対外関係
編集他大学との協定
編集アメリカ
編集イギリス
編集オーストラリア
編集系列校
編集卒業後の進路について
編集編入学・進学実績
編集注釈
編集注釈グループ
編集- ^ a b 現在は、統合元となっている神戸松蔭女子学院大学の所在地。
- ^ a b 平成20年度より学生募集停止[1]
- ^ a b 出典[4][5]
- ^ a b 現在の文部科学省。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap 女のみ
- ^ a b 出典[36][37][38]。
- ^ a b c 昨年度の資料[39]及び本年度のそれ[40]も其々参照のこと。
- ^ a b 最終募集となった1965年における体制[66][67]。
- ^ a b 最終募集となった2007年における体制[63]。
- ^ a b 最終募集となった1999年における体制[64][56]。
- ^ a b 最終募集となった2004年における体制[59][65]。
補足
編集- ^ 最終募集年度における学科体制。ほか学科も参照のこと。
- ^ うち私立短期大学132校
- ^ 1986年度より1999年度入学生までは2学科4専攻、2000年度入学生より2004年度までは1学科2専攻
- ^ 短期大学名 松蔭短期大学
- ^ 出典[8][9][10]。
- ^ 出典[11][12]
- ^ 出典[15][16]
- ^ 1953年に服飾科として設置。
- ^ うち女6
- ^ 表記上、すべて男
- ^ 昨年度の資料[22]及び本年度のそれ[21]とを照合した結果から。
- ^ 新設の松蔭女子学院大学大学へ譲渡のため昭和41年度より学生募集停止[24]
- ^ うち女2
- ^ うち女1
- ^ 出典[30][31]。昨年度の資料[32]及び本年度のそれ[33]も其々参照のこと。
- ^ 出典[42]。
- ^ 出典[47][48]。
- ^ 出典[50]。うち1回生 583[51]
- ^ 平成12年度より学生募集停止[54]。
- ^ 平成17年度より学生募集停止[60]。
- ^ 概ね1999年度入学生まで[56]。
出典
編集- ^ a b c 文教協会'2008.
- ^ 松蔭女子学院七十年史より。
- ^ 官報 1950年09月14日より。
- ^ 文部科学省'2011.11.25, p. 2.
- ^ 文教協会'2012.
- ^ 日本私立大學協會, 日本私立短期大學協會共編, p. 217.
- ^ 松蔭女子学院史料 = Shoin historical documents 1より。
- ^ 文部省a, p. 35.
- ^ 文部省b, p. 1.
- ^ 日本教育年鑑より。
- ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
- ^ 旺文社1950-01, p. 33.
- ^ 文部省c, p. 5.
- ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
- ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
- ^ 文部省d, p. 9.
- ^ 短期大学一覧 昭和28年度 (短期大学資料)より。
- ^ 文部省'54, p. 1381.
- ^ 短期大学一覧 昭和35年度 (短期大学資料 ; 第24号)より。
- ^ 東京教育研究所'60, p. 27.
- ^ a b 短期大学一覧 昭和37年度 (短期大学資料 ; 第30号)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和36年度 (短期大学資料 ; 第27号)より。
- ^ 文部省'62, p. 30.
- ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
- ^ 文部省'65, p. 36.
- ^ 文部省'66, p. 39.
- ^ 短期大学教育 (20)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和42年度 (短期大学資料)より。
- ^ 文部省'70, p. 44.
- ^ 短期大学一覧 昭和48年度 (短期大学資料)より。
- ^ 大学資料 (47)より。
- ^ 短期大学教育 (30)より。
- ^ 短期大学教育 (31)より。
- ^ 文部省'73, p. 47.
- ^ 短期大学一覧 昭和49年度 (短期大学資料)より。
- ^ 全国短期大学一覧 昭和58年度より。
- ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和58年度より。
- ^ 大学資料 (87)より。
- ^ 短期大学教育 (39)より。
- ^ 短期大学教育 (40)より。
- ^ 全国学校総覧 昭和59年版より。
- ^ 文教協会'1986.
- ^ 短期大学教育 (42)より。
- ^ 短期大学教育 (43)より。
- ^ 大学資料 (99)より。
- ^ 文部省'86, p. 66.
- ^ 文教協会'1991.
- ^ 文部省高等教育局'1991.
- ^ 文部省'91, p. 76.
- ^ 文部省'92, p. 78.
- ^ 旺文社'1992.9, p. 393.
- ^ 文教協会'1995.
- ^ 文部省'95, p. 83.
- ^ a b 文教協会'2000.
- ^ 文部省'99, p. 79.
- ^ a b c 梧桐書院'1999.4, p. 459.
- ^ 梧桐書院'2000.4, p. 439.
- ^ 文教協会'2002.
- ^ a b 文教協会'2004.
- ^ a b 文教協会'2005.
- ^ 文教協会'2006.
- ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 308.
- ^ 文教協会'2007.
- ^ 文教協会'1999.
- ^ a b 晶文社'04, p. 355.
- ^ 短期大学一覧 昭和40年度 (短期大学資料)より。
- ^ 短期大学教育 (19)より。
- ^ 文部省e, p. 44.
- ^ 松蔭短期大学研究紀要より。
- ^ 松蔭女子学院大学・松蔭短期大学学術研究会研究紀要より。
- ^ 松蔭女子学院大学 松蔭短期大学 学術研究会機関誌一覧より。
- ^ 松蔭女子学院大学・松蔭女子学院短期大学学術研究会研究紀要. 人文科学・自然科学篇より。
- ^ 松蔭短期大学研究叢書より。
- ^ バドミントン 3(12)より。
- ^ 映画情報 41(4)(284);4月号より。
参考文献
編集1949年短大設置申請分
編集- 文部省『申請大学、短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
- 文部省『短期大学審査状況』(PDF)文部省 。
- 旺文社『蛍雪時代 19(10);昭和25年1月號』旺文社 。
- 文部省『短期大学審査状況-認可分-』(PDF)文部省 。
- 文部省管理局管理課『昭和25年5月1日現在 短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
教員養成機関
編集- 文部省大学学術局『教員養成課程認定大学短期大学一覧 : 附指定教員養成機関一覧. (昭和30年) / (編)』(PDF)文部省 。
全国学校総覧
編集- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房 。
- 東京教育研究所/編『全国学校総覧 昭和36年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和38年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和41年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和42年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和46年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和49年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和62年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1992年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1996年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 2000年版』原書房 。
全国短期大学高等専門学校一覧
編集- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 昭和61年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成3年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成7年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成11年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成12年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成14年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成16年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成17年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成18年』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成19年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成20年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成24年度』文教協会 。
全国短期大学一覧
編集- 文部省 高等教育局専門教育課『全国短期大学一覧 平成3年度』文部省高等教育局 。
短期大学案内
編集- 日本私立大學協會, 日本私立短期大學協會『全國私立大學・短期大學入学案内』日本私立大學協會, 日本私立短期大學協會共編 。
日本の私立短期大学
編集- 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会 。
短期大学受験案内(晶文社)
編集- 晶文社出版編集部『短期大学受験案内 2005年度用』晶文社出版 。
短期大学案内(梧桐書院)
編集- 梧桐書院編集部『全国短期大学案内. 2000年版』梧桐書院 。
- 梧桐書院編集部『全国短期大学案内. 2001年版』梧桐書院 。
蛍雪時代
編集2011年度廃止
編集- 文部科学省『平成23年度廃止大学等一覧』(PDF)文部科学省 。