社長洋行記
『社長洋行記』(しゃちょうようこうき)は、1962年4月29日に東宝系で公開された日本映画。カラー。東宝スコープ。なお本作には、『THREE GENTLEMEN from TOKYO』(スリー・ジェントルメン・フロム・トーキョー)という副題が添えられている)[1]。
社長洋行記 | |
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Three Gentlemen from Tokyo | |
舞台となった香港 | |
監督 | 杉江敏男 |
脚本 | 笠原良三 |
製作 | 藤本真澄 |
出演者 |
森繁久彌 加東大介 小林桂樹 三木のり平 フランキー堺 尤敏 |
音楽 | 神津善行 |
撮影 | 完倉泰一 |
編集 | 小畑長蔵 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1962年4月29日 |
上映時間 | 89分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 続サラリーマン清水港 |
次作 | 続・社長洋行記 |
概要
編集『社長』シリーズ第14作。本作と次作『続・社長洋行記』の最大の特徴は、シリーズ初の海外ロケを行ったことで、当時イギリス領だった香港で行われた。監督は『お姐ちゃん罷り通る』で香港ロケの経験がある杉江敏男が『続サラリーマン忠臣蔵』以来の登板となり、更に助演には、当時香港映画界のスターで東宝作品『香港の夜』(監督:千葉泰樹)にも出演した尤敏が出演した。
『続・社長道中記』に出演した中真千子と、『サラリーマン清水港』に出演したフランキー堺が本作よりレギュラー入り、特にフランキー堺の加入はシリーズを活性化した。なお、司葉子は本作から『続・社長外遊記』まで出演しない。
スタッフ
編集出演者
編集- 本田英之助(「桜堂製薬」社長):森繁久彌
- 本田滝子(英之助の妻):久慈あさみ
- 本田めぐみ(英之助の娘):中真千子
- 東海林平左衛門(「桜堂製薬」営業部長):加東大介
- 東海林平一(平左衛門の長男):西条康彦
- 東海林平二(平左衛門の次男):小沢直好
- 南明(「桜堂製薬」秘書課長):小林桂樹
- 南てつ(明の母):英百合子
- 中山善吉(「桜堂製薬」宣伝兼営業課長):三木のり平
- 三条河原修司(めぐみの恋人):江原達怡
- 松野敬子(「桜堂製薬」秘書課のOL):藤山陽子
- 早坂悦子(中華料理店「香港亭」の女将):新珠三千代
- 松原あぐり(「みどり」の女将):草笛光子
- 坂田(バイヤー):フランキー堺
- 柳秀敏:尤敏
- 柳宗之(秀敏の兄):洪洋
- 加藤(「加藤清商事」社長):東野英治郎
- 五島(「加藤清商事」の社員):伊藤久哉
- CM制作会社社員:佐田豊
- 東海林家の婆や:一万慈鶴恵
- 田中澄子(本田家の女中):河美智子
- 田中さち:紅美恵子
- 女事務員A:丘照美
- 「みどり」の女中:毛利幸子、内山みどり
- 「みどり」の板前:桜井巨郎
- 結婚式の写真師:宮田洋容
同時上映
編集『どぶろくの辰』
脚注
編集参考文献
編集- 「演技者 小林桂樹の全仕事」(ワイズ出版) 412頁 1996年