神津善行
日本の作曲家 (1932-)
神津 善行(こうづ よしゆき、1932年(昭和7年)1月2日[1] - )は、日本の作曲家。早稲田大学理工学部特別研究員。東京交響楽団理事、日本民謡協会理事。
略歴
編集東京府(現:東京都)出身[1]。麻布中学校、 国立音楽高等学校、国立音楽大学器楽科卒業。作曲を信時潔、トランペットを中山冨士雄に師事する。主に映画音楽を中心に約300曲を作曲し、歌謡曲や吹奏楽曲も作曲している。エッセイなども執筆している。
1992年に民族音楽の復興のため、琵琶など日中伝統楽器を使った女性11名のグループ「六華仙」を結成する。植物と音楽による研究を早稲田大学で行っており、植物の微弱な信号音で小交響詩「依代」を作曲するという活動もしている。
家族・親族
編集妻は女優の中村メイコ(2023年12月31日に死去)、長女は作家の神津カンナ、次女は女優の神津はづき、長男は画家の神津善之介、娘婿(はづきの夫)は俳優の杉本哲太という芸術・芸能一家。
作曲した作品
編集- じゃじゃ馬ならし
- スター誕生
- ニッポン無責任時代
- 奥様は大学生
- JNNニュースコープ初代主題歌
- 朝日に栄光あれ(行進曲:テレビ朝日のスポーツ番組のオープニングテーマに使用される)
- NET『日曜洋画劇場』テーマ(1969年から1984年までオープニングテーマに使用された)
- ママ横向いて
- 日本工学院専門学校校歌
- 交響詩「月山」
- 星空に両手を(作詞:西沢爽/唄:島倉千代子、守屋浩、1963年)
- 新妻に捧げる歌(作詞:中村メイコ/唄:江利チエミ、1964年)
- 札幌の空(現在も教育出版発行の小学校4年の音楽教科書に掲載されている合唱曲)
- TBSソング(作詞:中村メイコ TBS創立10周年記念)
- 佐久・わが市(作詞:山川啓介 長野県佐久市の市民歌、1981年)
他多数。
著書
編集- 歌謡曲の唄い方教室:たちまち上達する(講談社 1971年)
- ぼくの英才教育:くたばれ中村メイコ(産報 (Sanpô books) 1973年)
- 実録ぼくの英才研究:涙と汗の半生記(産報 (Sanpô books) 1975年)
- 音楽の落とし物:そして…その落とし物(講談社 1980年 のち講談社文庫)
- オフィシャル・マナー・ハンドブック(中村メイコ 解説、横山敏子 イラスト、スコラ 1981年)
- 輝いて生きるー変わる時代の中で:自分のライフスタイルの探し方(みんなに聞いて欲しい心の物語;6)(共著、広済堂出版 1995年)
- 植物と話がしたい:自然と音の不思議な世界(講談社 1998年)
- 蕎麦処山下庵:山下洋輔と三十人の蕎麦者たち(山下洋輔 編著、小学館 2009年)
出演
編集テレビ番組
編集- ゲーム プレイ ミュージック(1976年、NHK総合、司会)
- あなたのメロディー(1977年4月 - 1984年3月、NHK総合、司会)
- メイコのいきいきモーニング(TBSラジオ、準レギュラー)
- 家族そろって歌合戦(TBSテレビ、審査員)
- ゆかいな音楽会(1976年 - 1977年 TBSテレビ、積水ハウス一社提供、司会)
- 時代劇スペシャル / 隠密くずれⅡ 地獄の子守唄(1982年、フジテレビ、玄庵役)
- 源九郎旅日記 葵の暴れん坊 第17話「瀬戸は夕焼け 夫婦舟」(1982年 テレビ朝日、為造役)
ラジオ番組
編集- 神津善行のおはようサタデー(1974年4月13日 - 1975年10月4日 文化放送)
- 神津善行のワイワイワイド 善行け土曜日(1976年4月10日 - 1979年9月29日 文化放送)
- 神津善行 音楽研究所(1980年 文化放送、明星食品一社提供(当時、明星のインスタントラーメン「チャルメラ」のCMに出演していた関係から)、メインパーソナリティ)
- 神津善行の音楽フリーマーケット(文化放送)