矢田駅 (大阪府)
大阪府大阪市東住吉区にある近畿日本鉄道の駅
矢田駅(やたえき)は、大阪府大阪市東住吉区矢田二丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線の駅。駅番号はF06。
矢田駅 | |
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駅西口(2019年12月) | |
やた Yata | |
◄F05 針中野 (1.3 km) (2.2 km) 河内天美 F07► | |
所在地 | 大阪市東住吉区矢田二丁目25-27 |
駅番号 | F06 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | F 南大阪線 |
キロ程 | 5.1 km(大阪阿部野橋起点) |
電報略号 | ヤタ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
8,868人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)4月13日 |
備考 | 地上駅時代は2面4線 |
歴史
編集1972年(昭和47年)10月から1976年(昭和51年)2月にかけて南大阪線の当駅前後の区間と大阪市の都市計画道路との立体交差化工事が行われ、その一環で駅が高架化された[1]。
年表
編集- 1923年(大正12年)4月13日:大阪鉄道の大阪天王寺(現在の大阪阿部野橋) - 布忍間開通時に開業[2]。
- 1943年(昭和18年)2月1日:関西急行鉄道が大阪鉄道を合併[2]。関西急行鉄道天王寺線の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日:戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併、近畿日本鉄道南大阪線の駅となる[2]。
- 1972年(昭和47年)10月:高架化工事着手[3]。
- 1975年(昭和50年)7月1日:下り線が高架化[4]。
- 1976年(昭和51年)2月21日:上り線も高架化し、高架工事完了[4]。
- 2007年(平成19年)4月1日:PiTaPa使用開始[5]。
駅構造
編集相対式2面2線ホームを持つ高架駅。ホーム有効長は6両[4]。改札・コンコースは2階。ホームは3階にある。改札口は1ヶ所のみ。
地上駅時代は島式ホーム2面4線で渡り線も設置され、上り側、下り側にそれぞれ別々の改札口があった(ただし、上下線乗り場間は行き来できなかった)が、高架化工事の際に撤去され、現在の様式になった。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | F 南大阪線 | 下り | 古市方面[6] |
2 | 上り | 大阪阿部野橋方面[6] |
駅設備・営業面
編集特徴
編集- 大阪阿部野橋駅から大和川橋梁まで続く高架区間内の南端駅である。
- 1970年頃までは当駅折り返し列車も存在した。現在の近鉄矢田変電所付近に、車両待機線があった。
利用状況
編集2023年11月7日における1日乗降人員は8,868人である[8]。
近年における1日乗降・乗車人員は下表の通りである。
年度 | 特定日 | 1日平均 乗車人員[9] |
出典 | ||
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調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | |||
1990年(平成 | 2年)11月 | 6日20,161 | 10,269 | 11,221 | [10] |
1991年(平成 | 3年)- | 12,243 | |||
1992年(平成 | 4年)11月10日 | 18,993 | 9,676 | 11,146 | [11] |
1993年(平成 | 5年)- | 10,980 | |||
1994年(平成 | 6年)- | 10,872 | |||
1995年(平成 | 7年)12月 | 5日19,567 | 9,952 | 10,816 | [12] |
1996年(平成 | 8年)- | 10,220 | |||
1997年(平成 | 9年)- | 9,623 | |||
1998年(平成10年) | 11月10日 | 15,572 | 7,792 | 8,911 | [13] |
1999年(平成11年) | - | 7,915 | |||
2000年(平成12年) | 11月 | 7日13,538 | 6,711 | 7,676 | [14] |
2001年(平成13年) | - | 7,364 | |||
2002年(平成14年) | - | 6,815 | |||
2003年(平成15年) | 11月11日 | 11,914 | 6,057 | 6,429 | [15] |
2004年(平成16年) | - | 6,075 | |||
2005年(平成17年) | 11月 | 8日10,961 | 5,478 | 5,850 | [16] |
2006年(平成18年) | - | 5,755 | |||
2007年(平成19年) | - | 5,613 | |||
2008年(平成20年) | 11月18日 | 10,173 | 5,103 | 5,460 | [17] |
2009年(平成21年) | - | 5,224 | |||
2010年(平成22年) | 11月 | 9日9,360 | 4,713 | 5,077 | [18] |
2011年(平成23年) | - | 4,907 | |||
2012年(平成24年) | 11月13日 | 8,755 | 4,385 | 4,806 | [19] |
2013年(平成25年) | - | 4,949 | |||
2014年(平成26年) | - | 4,974 | |||
2015年(平成27年) | 11月10日 | 9,346 | 4,668 | 4,997 | [20] |
2016年(平成28年) | - | 4,971 | |||
2017年(平成29年) | - | 5,060 | |||
2018年(平成30年) | 11月13日 | 9,340 | 4,671 | 5,023 | [21] |
2019年(令和元年) | - | 5,181 | |||
2020年(令和 | 2年)- | 4,167 | |||
2021年(令和 | 3年)11月 | 9日8,548 | 4,271 | 4,371 | [22] |
2022年(令和 | 4年)11月 | 8日8,455 | 4,255 | 4,603 | [23] |
2023年(令和 | 5年)11月 | 7日8,868 | [24] |
駅周辺
編集- 学校
- 大阪芸術大学短期大学部
- 大阪総合保育大学
- 大阪城南女子短期大学
- 城南学園中学校・高等学校・城南学園小学校・城南学園幼稚園
- 学校法人創真総合技術学園(日本写真映像専門学校、近畿測量専門学校)
- 大阪市立矢田小学校・矢田南中学校(やたなか小中一貫校)
- 大阪市立矢田北小学校
- 大阪市立矢田東小学校
- 大阪府立東住吉支援学校
- 公園・社寺
- その他
かつて、住道商店街に『大鉄ストア』というスーパーマーケットが存在したが、『大阪鉄道』ならび『学校法人・大鉄学院』とは資本関係は一切ない。
- バス路線
大阪市営バスの赤バス東住吉南ループの矢田駅停留所があったが、2013年3月31日をもって廃止された。直近の停留所は北側の長居公園通にある鷹合四丁目停留所(4号系統:地下鉄住之江公園・出戸バスターミナル行が停車)で約600メートル離れている。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、378-379頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ a b c 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、26-27頁。ISBN 978-4-02-340133-4。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、379頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ a b c 近畿日本鉄道『最近20年のあゆみ』1980年、105頁。
- ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日 。2016年3月3日閲覧。
- ^ a b “駅の情報|矢田”. 近畿日本鉄道. 2021年4月19日閲覧。
- ^ “近畿日本鉄道|駅の情報|矢田”. www.kintetsu.co.jp. 2022年2月5日閲覧。
- ^ 駅別乗降人員 南大阪線 - 近畿日本鉄道
- ^ 大阪市統計書
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 近鉄線駅別乗降人員データ【調査日:令和3年11月9日(火)】 (PDF)
- ^ 近畿日本鉄道 駅別一日乗降人員(調査日:令和4年11月8日(火))
- ^ 近畿日本鉄道 駅別一日乗降人員(調査日:令和5年11月7日(火))
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報|矢田 - 近畿日本鉄道