県庁前停留場 (高知県)
高知県高知市にあるとさでん交通の停留場
県庁前停留場(けんちょうまえていりゅうじょう)は、高知県高知市本町にあるとさでん交通伊野線の路面電車停留場。高知市役所も近いことから、「県庁・市役所前」と案内される場合がある。
県庁前停留場* | |
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はりまや橋方面行きのホーム | |
けんちょうまえ Kencho mae | |
◄高知城前 (0.2 km) (0.3 km) グランド通► | |
所在地 | 高知県高知市本町 |
所属事業者 | とさでん交通 |
所属路線 | 伊野線 |
キロ程 | 1.0 km(はりまや橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1904年(明治37年)5月2日 |
* 開業時は本町上一丁目停留場 |
歴史
編集当停留場は1904年(明治37年)、とさでん交通の前身である土佐電気鉄道によって路線が開通したのに合わせて開業した[1]。当時の停留場名は本町上一丁目停留場(ほんまちかみいっちょうめていりゅうじょう)で[1][2]、県庁前停留場に改称した時期については不詳である[3]。
年表
編集停留場構造
編集県庁前停留場は伊野線の併用軌道区間にあり、道路上にホームが設けられている。ホームは2面あり、東西方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配されているが、互いのホーム位置は東西方向にずれている[5]。東にあるのがはりまや橋方面行きのホーム、西にあるのが伊野方面行きのホームである[5]。
停留場周辺
編集停留場は電車通りと南北の通りが交わる交差点に置かれている。交差点からは高知城の天守閣を望むことができ[6]、隣の高知城前停留場が1978年に公園通停留場から改称する前は、高知城を訪れる観光客が当停留場で下車することが多かった[7]。交差点より北の通り沿いには、高知県庁をはじめ高知市役所など官公庁の建物が立ち並ぶ[6]。通りの南端は鏡川の土手にあたり、河畔には山内神社や旧山内家下屋敷長屋がある[6]。
路線バス
編集「県庁前」バス停留所があり、以下の路線が乗り入れる。
高速バス
編集乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
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しまんとライナー さんご号 | 中村駅、清水プラザパル前、ふれあいパーク大月 | 宿毛駅 | とさでん交通、高知西南交通 | 昼行 |
一般路線バス
編集乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
E1 | 堺町、高知駅前、愛宕町二丁目 | 久重小学校前通 | 県交北部交通 | ||
E2 | 堺町、高知駅前、愛宕町二丁目、久重小学校前通 | 土佐山庁舎前 | |||
E3 | 堺町、高知駅前、愛宕町二丁目、万々 | 観月坂中央 | とさでん交通 | 土休日運休 | |
F1 | 堺町、高知駅前、塩田町 | イオンモール高知 | 休日運転 | ||
F2 | 堺町、高知駅前、塩田町、イオンモール高知 | 一宮高知営業所 | |||
F3 | 堺町、高知駅前、比島 | イオンモール高知 | 休日運転 | ||
G1 | 堺町、高知駅前 | 高知駅バスセンター | |||
G2 | 堺町、高知駅前、比島 | 一宮高知営業所 | |||
G3 | 堺町、高知駅前、比島、一宮高知営業所、一宮駅前、医大病院 | かもはら | 県交北部交通 | ||
G4 | 堺町、高知駅前、比島、一宮高知営業所 | 医大病院 | とさでん交通 | ||
G5 | 堺町、高知駅前、比島、一宮高知営業所、医大病院 | オフィスパーク第二 | 土休日運休 | ||
G6 | 堺町、高知駅前、比島、一宮高知営業所、医大病院 | 領石出張所 | |||
G8 | 堺町、高知駅前、比島、一宮高知営業所、医大病院、領石出張所 | 田井 | |||
G9 | 堺町、高知駅前、比島、一宮高知営業所、医大病院、領石出張所 | 田井 | |||
G10 | 堺町、高知駅前、杉井流東 | 一宮高知営業所 | |||
G11 | 堺町、高知駅前、金田橋 | 一宮高知営業所 | |||
G12 | 堺町、高知駅前、金田橋、一宮高知営業所 | トーメン団地 | |||
J1 | 堺町、県立美術館通、高知医療センター | 望海ケ丘 | |||
K4 | 堺町、西高須通、潮見台ターミナル | 潮見台三丁目 | 土休日運休 | ||
K5 | 堺町、西高須通、潮見台ターミナル、後免駅前 | 高知工科大学 | |||
K6 | 堺町、西高須通、潮見台ターミナル、後免駅前、高知工科大学 | 龍河洞 | |||
L1 | 堺町、西高須通、JA高知病院、後免町 | 安芸駅 | |||
N1 | 堺町、護国神社前、緑ヶ丘二丁目 | 前浜車庫 | 土休日運休 | ||
P1 | 堺町、中央市場前、十津 | 十津団地 | |||
P2 | 堺町、中央市場前、十津 | 種崎 | |||
S1 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜、長浜営業所 | みませ | |||
S2 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜 | 長浜営業所 | |||
S3 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜、長浜営業所 | 桂浜 | |||
S9 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜、瀬戸団地 | 長浜営業所 | 土休日運休 | ||
T1 | 堺町 | 桟橋車庫 | |||
T2 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜 | 横浜ニュータウン第一 | 土休日運転 | ||
T3 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜、横浜ニュータウン | 南ニュータウン | |||
T4 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜、横浜ニュータウン、南ニュータウン | 平和団地 | 土休日運休 | ||
T5 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜、横浜ニュータウン、南ニュータウン、平和団地 | リハビリセンター | |||
T6 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜、横浜ニュータウン | 春野運動公園中央 | |||
T7 | 堺町、桟橋通五丁目、横浜、横浜ニュータウン、春野運動公園中央 | 高岡営業所 | |||
U4 | 堺町、竹島高銀前 | 南ニュータウン | 土休日運休 | ||
U5 | 堺町、竹島高銀前、六泉寺 | 桟橋車庫 | 土休日運休 | ||
A1 | 杓田市商前 | 鳥越 | とさでん交通 | 土休日運休 | |
A2 | 杓田市商前、鳥越 | 川口 | 県交北部交通 | ||
A3 | 杓田市商前、鳥越、川口 | 行川 | |||
B1 | 新屋敷、奥福井西 | 鳥越 | とさでん交通 | ||
B2 | 新屋敷 | 観月坂中央 | |||
B3 | 新屋敷、観月坂中央 | 円光寺下 | 県交北部交通 | ||
V1 | 球場前、西高校 | 鏡岩 | 県交北部交通 | ||
W1 | 月の瀬橋 | 土佐塾高 | とさでん交通 | ||
W2 | 月の瀬橋、南ニュータウン一丁目 | リハビリセンター | |||
W3 | 月の瀬橋 | 船岡南団地 | |||
X1 | 石立団地、神田本村 | 吉野 | |||
X2 | 石立団地、神田本村、春野役場前 | 仁野 | 県交北部交通 | ||
X3 | 石立団地、下針木 | 天王ニュータウン | とさでん交通 | ||
X4 | 石立団地、下針木、天王ニュータウン | 八田 | |||
X5 | 石立団地、新川通、土佐市役所前 | 高岡営業所 | |||
Y1 | 朝倉駅前、国立病院前 | 学芸高校 | 休日運休 | ||
Y2 | 朝倉駅前、国立病院前 | 天王ニュータウン | |||
Y3 | 朝倉駅前、国立病院前、天王ニュータウン | 仁野 | |||
Y4 | 朝倉駅前、国立病院前、土佐市役所前 | 高岡営業所 | |||
Y5 | 朝倉駅前、国立病院前、土佐市役所前、須崎駅前 | 須崎営業所 | |||
Y6 | 朝倉駅前、国立病院前 | 宇佐 | |||
Z1 | 八代 | すこやかセンター伊野 | 県交北部交通 | ||
Z2 | 朝倉駅前、伊野駅、高岩 | 狩山口 | |||
Z3 | 朝倉駅前、伊野駅、高岩 | 土居 | |||
Z4 | 朝倉駅前、伊野駅、高岩、土居 | 長沢 | |||
Z6 | 八代、伊野駅、高岩 | 狩山口 |
隣の停留場
編集脚注
編集- ^ a b c 『土佐電鉄が走る街 今昔』98・156-158頁
- ^ 服部重敬(編著)『路面電車新時代 LRTへの軌跡』山海堂、2006年、296頁。ISBN 4-381-01816-8。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、60頁。ISBN 978-4-10-790029-6。
- ^ 上野宏人 (2014年10月2日). “とさでん交通:「再出発」 「便利な市民の足に」高知で設立式 新デザインの車両披露”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b 川島令三『四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』 第2巻 四国西部エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2013年、41,92頁。ISBN 978-4-06-295161-6。
- ^ a b c 『土佐電鉄が走る街 今昔』32頁
- ^ 『路面電車はゆく 高知』高知新聞社、1998年、88頁。ISBN 4-87503-268-4。
参考文献
編集- 土佐電鉄の電車とまちを愛する会『土佐電鉄が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2006年。ISBN 4-533-06411-6。