田渕岩夫
日本のお笑い芸人 (1950-)
来歴
編集大阪市出身。大阪商業大学付属高校では「寄席研究部」を創部した。プロデビュー以前は『しろうと寄席』(フジテレビ系列)などに出演し、大橋巨泉らの声帯模写を披露していた。1966年に桜井長一郎に入門[2]。近畿大学在学中の1969年にコマ・モダン寄席で初舞台[1]。演芸番組・寄席出演のかたわら、俳優として映画・テレビドラマに出演した。
1990年[1]から2008年にかけ、KBS京都テレビにて『田渕岩夫のハッスルわいど』『田渕岩夫の得ダネ!てれび』の司会者をつとめ、「京都の顔[2]」として親しまれた。その後も、KBS京都ラジオへの出演を続けていたが、2011年までにすべて降板した。
2007年、天満天神繁昌亭の11月昼席(11月26日から28日、30日)の高座に初めて上がった。
「今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」で毎年司会を担当している。
レパートリー
編集下記のほか、主に政治家を得意とする。
人物・エピソード
編集- 兵庫県西宮市在住で、阪神・淡路大震災で被災している。この時にガラスの破片で足を負傷した経験から、大地震の後はすぐ靴を履くことを持論としており、番組内で災害の話題が登場したときはこの話をする。
- MBSラジオでかつて放送されていた「どーだ!ますだおかだ」に田渕のコーナーが存在した。これはリスナーの身の回りにいる、ちょっとかわいくてお金の使い方がきっちりしている人を紹介するコーナーだった。のちに田渕本人がこの番組のゲストとして呼ばれている。
出演
編集テレビバラエティ番組
編集- 過去の出演番組
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- 11PM(よみうりテレビ)[2]
- 花王名人劇場(関西テレビ)[2]
- 田渕岩夫の旅よろしおすなー(KBS京都テレビ)
- 田渕岩夫の得ダネ!てれび(KBS京都テレビ)[2] - 2008年3月28日番組終了まで17年以上にわたり司会を務めた。
- 田渕岩夫のもうかりまっか?(KBS京都テレビ 2008年4月1日スタート)[2]
- 桑原征平のおもしろ京都検定(KBS京都テレビ・関西テレビ☆京都チャンネル)[2]
- とっぴもナイト(2011年6月11日・2013年3月16日 KBS京都テレビ)
- 上方演芸ホール(NHK総合テレビ)[2]
- クイズ!脳ベルSHOW(BSフジ) - ゲスト回答者(2020年8月19日・20日、2021年3月31日・4月1日[3])
テレビドラマ
編集- あおによし(1972年 NHK総合テレビ)[2]
- 銀河テレビ小説 何処へ(1973年 NHK総合テレビ)
- 朝の連続テレビ小説(NHK総合テレビ)
- 桃太郎侍[2] 第25話「母子の夢を斬った鬼」(1977年 日本テレビ) - 神田
- 必殺シリーズ(ABCテレビ)[2]
- 大岡越前 第5部[2] 第9話「大奥の陰謀」(1978年4月3日 TBSテレビ) - 呼込み
- 宇宙からのメッセージ・銀河大戦(1978年 テレビ朝日) - トントの声
- ゆるしません!(1980年 関西テレビ)[2]
- 先生お・み・ご・と!(1982年 関西テレビ)[2] - 田川先生
- 怪人二十面相と少年探偵団(1983年 関西テレビ)
- 銭形平次(1984年 フジテレビ)[2]
- 新・部長刑事 アーバンポリス24([いつ?]ABCテレビ)[2]
- 土曜ワイド劇場(テレビ朝日系列)
- 京都のテミス女裁判官 1(2003年5月17日)[3]
- 京都のテミス女裁判官 2(2004年5月8日)[3]
- 刑事犬養隼人 切り裂きジャックの告白(2015年4月18日)[3] - ゲストコメンテーター坂下章彦(セリフなし)
その他のテレビ番組
編集ラジオ番組
編集- 上方演芸会(NHKラジオ第1)
- ラジオでキャッチ(BSSラジオ) - 「田渕岩夫の日清食品です こんにちは奥さん」コーナー
- 田渕岩夫の健康一番(月曜18:00~18:30 不明 - 2011年3月30日 KBS京都ラジオ)[2] - アシスタント:小島布水呼
- 田渕岩夫の6時です!(火曜18:00 - 21:00 2009年10月5日 - 2011年4月26日 KBS京都ラジオ)[2] - アシスタント:和泉夏子
- 田渕岩夫の思い出ほっこり…(KBS京都ラジオ) - アシスタント:渡辺景子(わたなべえいこ)
CM
編集映画
編集いずれも「田淵岩夫[4]」名義
ディスコグラフィー
編集- もう一度京都 / ヒートウェイブ京都サンガ(ビクター 1994年)[5] - 赤瀬美保とデュエット。
- 初発CDはビクター内のSPEEDSTAR RECORDSレーベルからの発売で、演歌としては異例だった。カセットテープ(PRTS-1241)と再発売CD(PRDS-1241)はビクターに変更されている。
- もう一度京都パートII / もう二度と京都(ビクター 1998年)[5] - 祇園美年子とデュエット。コンパクトカセット(VISS-30019)、8cmCD(VIDS-30019)
- 京想曲 / もう二度と京都(ビクター 1998年)[5] - 橘有香とデュエット。コンパクトカセット(PRTS-1326)、8cmCD(PRDS-1326)
『田渕岩夫の得ダネ!てれび』の1コーナー「小判ザクザクうちでの小槌」では、かつて残念賞としてこのCD(またはカセットテープ)がプレゼントされていた。
脚注
編集参考文献
編集- 相羽秋夫『現代上方演芸人名鑑』(少年社、1980年)
外部リンク
編集- プロフィール - 和光プロダクション
- 田渕岩夫 - オリコン
- 田渕岩夫のいわおこし - Ameba Blog