おはようさん
1975年後期のNHK連続テレビ小説第16作
『おはようさん』は、1975年(昭和50年)10月6日から1976年(昭和51年)4月3日まで放送されたNHK連続テレビ小説第16作。NHK大阪放送局制作第2作。
おはようさん | |
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ジャンル | ドラマ |
原作 | 田辺聖子「甘い関係」 |
脚本 | 松田暢子 |
演出 | 藤田道郎 |
出演者 |
秋野暢子 中田喜子 三田和代 ほか |
ナレーター | 秋野暢子 |
音楽 | 奥村貢 |
オープニング | 「四季」より 春・第一楽章 |
時代設定 | 現代 |
製作 | |
制作 | NHK大阪 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1975年10月6日 - 1976年4月3日 |
放送時間 | 月曜 - 土曜 8:15 - 8:30 |
放送枠 | 連続テレビ小説 |
放送分 | 15分 |
回数 | 150[1] |
番組年表 | |
前作 | 水色の時 |
次作 | 雲のじゅうたん |
特徴
編集原作は田辺聖子の小説「甘い関係」[2]。ヒロインは地元大阪出身の秋野暢子が務めた。大阪を舞台に、あるOLの日常を描いた作品。義姉役の中田喜子も元々大阪弁のキャラクターであったが、練習するも上達しなかったため「あなたは標準語でいきましょう」と言われて共通語の役となったと2014年11月25日放送の『スタジオパークからこんにちは』で証言した。
本番組の時代設定は、前番組の『水色の時』に続いて現代(1975年前後)である[3]。
またオープニングには、アントニオ・ヴィヴァルディの『四季』の春の第1楽章をポップス調に編曲したものが使われた。これも従来の路線と比して新機軸であった。
撮影方法は「ドラマの原点に戻る」をコンセプトに1本分15分をカメラを止めずに最初から最後まで、場面の順番どおりに撮影する方法がとられている。つまり場面移動も俳優がセット上で着替える、撮影中に別セットでは朝食を夕食に換える、効果音、音楽も同時録音するなど、不手際があると最初から全部撮影し直すことになった。放送期間が半年体制となって初のNHK大阪放送局制作となる。ゆえに、大阪府が初めて舞台になった朝ドラ作品となった[4]。
映像の現存状況
編集2008年時点でNHKに第1話、第18話、第54話と最終話が現存されている[1]。
放送ライブラリーでは第1回が公開[6]。
キャスト
編集- 殿村鮎子/語り
- 演 - 秋野暢子
- 殿村彩子
- 演 - 中田喜子
- 異母姉
- 殿村一作
- 演 - 西山嘉孝
- 鮎子の父
- 殿村つゆ子
- 演 - 正司歌江
- 継母
- 殿村茂
- 演 - 東山敬司
- 弟
- 松尾美紀
- 演 - 三田和代
- 友人
- 町田勘助
- 演 - 大村崑
- 管理人
- 町田カツ子
- 演 - 松村康世
- 町田の妻
- 桐生一茂
- 演 - 山城新伍
- 彩子の婚約者
- 子持ちの中年男[2]。
- 大野貫一
- 演 - 田渕岩夫
- 社長・あかり
- 演 - 藤村志保
- ファッションデザイナー
- 演 - 浜村淳
- 木下了雲
- 演 - 宮谷春毅
- 近所の主婦
- 演 - 山口真代
- その他
- 演 - 頭師孝雄、大竹修造、末広真樹子
他
スタッフ
編集脚注
編集- ^ a b 2015年春の特集 こんな番組探しています! - NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト
- ^ a b 「「おはようさん」と「甘い関係」について〈連載・女の漢方薬〉 / 田辺聖子」『婦人生活』第30巻第6号、婦人生活社、1976年5月1日、206 - 209頁、NDLJP:2324554/89。
- ^ “舞台年表”. 朝ドラ100. NHK. 2023年7月9日閲覧。
- ^ 「ご当地マップ」を参照。
- ^ “NHK 連続テレビ小説と視聴者 −“朝ドラ”はどう見られているか −” (PDF). メディア研究部. NHK放送文化研究所. p. 152 (2020年1月30日). 2024年8月12日閲覧。(「付表1 NHK 連続テレビ小説【作品一覧表】」の152頁の16)
- ^ a b c d e f g h i 放送ライブラリー program番号:177833
外部リンク
編集- 連続テレビ小説 おはようさん - NHK放送史
- 連続テレビ小説「おはようさん」 - NHKドラマ - ウェイバックマシン(2024年2月28日アーカイブ分)
- 第16作「おはようさん」 - NHK朝ドラ100
NHK 連続テレビ小説 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
水色の時
(1975年度上半期) |
おはようさん
(1975年度下半期) |
雲のじゅうたん
(1976年度上半期) |