田中晶子 (脚本家)
プロフィール
編集1960年生まれ。東京都府中市出身[1]。兄が二人いる[1]。桐朋女子高等学校卒業[1]、和光大学人間関係学科中退[1]。
本人曰く、高校生時代は8ミリ映画製作とハンドボールに明け暮れた毎日だったが、具体的に脚本家になりたいと思い始めたのもこの頃だったという[1]。
1979年、高校3年生のとき、シナリオ「人形嫌い」を執筆し、第29回新人映画シナリオコンクールに応募し入選[1](入選作は1982年に映画化)。1980年公開の映画『鉄騎兵、跳んだ』で脚本家デビュー[1]。
1981年、田中康夫のベストセラー小説「なんとなく、クリスタル」の映画脚本を執筆。1982年、藤田敏八監督の「ダイアモンドは傷つかない」の脚本で予備校教師(山﨑努)と予備校生(田中美佐子)の交際をリアルに描き注目を浴びる。
1983年、赤川次郎原作の「おやすみ、テディ・ペア」でテレビドラマにも進出し、活動の中心をテレビドラマに移し現在に至る。
主な作品
編集映画
編集- 「鉄騎兵、跳んだ」(1980年)
- 「なんとなく、クリスタル」(1981年)
- 「マノン」(1981年)
- 「ダイアモンドは傷つかない」(1982年)
- 「人形嫌い」(1982年)
- 「セカンド・ラブ」(1983年)
- 「アリオン」(1986年、長編アニメ)
- 「サイドカーに犬」(2007年)
- 「行きがけの空」(2024年)
連続テレビドラマ
編集- 「林真理子の星に願いを」(1984年、TBS、林真理子原作)
- 「愛の風、吹く」(1985年、TBS)
- 「花嵐の森ふかく」(1988年、日本テレビ、高樹のぶ子原作)
- 「女たちの聖戦(ジハード)」(1997年、NHK、篠田節子原作)
- 「天涯の花」(1999年、NHK、宮尾登美子原作)
- 「一弦の琴」(2000年、NHK、宮尾登美子原作)
- 「あなたに似た誰か」(2013年、NHK、藤原新也原作)[2]
単発テレビドラマ
編集- 「おやすみ、テディ・ベア」(1983年、TBS、赤川次郎原作)
- 「現代夫婦事情2 たそがれなんて恐くない!」(1984年、関西テレビ)
- 「愛を売る娘たち」(1984年、読売テレビ)
- 「現代夫婦事情3 つれあいアンバランス」(1984年、関西テレビ)
- 「モデルハウス」(1985年、NHK)
- 「再春」(1986年、関西テレビ、松本清張原作)
- 「別れの予感」(1987年、関西テレビ)
- 「ころす・の・よ」(1988年、フジテレビ)
- 「さよなら雪遵」(1988年、NHK、吉田知子原作)
- 「年下の男」(1988年、関西テレビ、松本清張原作)
- 「持ち逃げ 私の愛・連れてって」(1989年、関西テレビ、三好徹原作)
- 「ファッション好きやねん」(1989年、日本テレビ、小篠綾子原作)
- 「真夜中の外人墓地」(1989年、関西テレビ、斎藤栄原作)
- 「オモチャを抱いた大人たち」(1989年、テレビ朝日)
- 「李君の明日」(1990年、NHK、元秀一原作)
- 「亭主交換家族」(1990年、TBS、嵐山光三郎原作)
- 「トワイライトはいつも雨降り」(1990年、関西テレビ、野村正樹原作)
- 「私はやっていない」(1992年、読売テレビ)
- 「埋没社員」(1992年、関西テレビ、森村誠一原作)
- 「愛を知らない女たち」(1992年、読売テレビ)
- 「愛する人にきらめく死を」(1993年、関西テレビ、山崎洋子原作)
- 「タクシードライバー咲坂都」(1996年、TBS)
- 「ぜいたくな家族」(1996年、NHK)
- 「タクシードライバー咲坂都2」(1996年、TBS)
- 「化粧の裏側」(1997年、TBS、川内康範原作)
- 「薄化粧の男」(1998年、フジテレビ、松本清張原作)
- 「学校の挑戦」(1998年、朝日放送)
- 「日輪の翼」(1999年、NHK、中上健次原作)
- 「わるいやつら」(2001年、BSジャパン、松本清張原作)
- 「至上の恋」(2001年、NHK)
- 「黒い画集〜紐」(2005年、BSジャパン、松本清張原作)
- 「太宰治物語」(2005年、TBS)
- 「塗られた本」(2007年、TBS、松本清張原作)
- 「誤算」(2008年、BSジャパン、松下麻理緒原作)
- 「火と汐」(2009年、TBS、松本清張原作)
- 「喧騒の街、静かな海」(2016年、NHK)