琴似駅 (札幌市営地下鉄)
琴似駅(ことにえき)は、北海道札幌市西区琴似1条4丁目にある、札幌市営地下鉄東西線の駅。駅番号はT03。
琴似駅 | |
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琴似駅1番出口(2009年9月) | |
ことに Kotoni | |
◄T02 発寒南 (1.3 km) (0.9 km) 二十四軒 T04► | |
所在地 | 札幌市西区琴似1条4丁目 |
駅番号 | ○T03 |
所属事業者 | 札幌市交通局 |
所属路線 | 札幌市営地下鉄東西線 |
キロ程 | 2.8 km(宮の沢起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
11,140人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1976年(昭和51年)6月10日 |
概要
編集1976年(昭和51年)6月10日に、地下鉄東西線の西側の起点・終点として開業したが、1999年(平成11年)2月25日に当駅 - 宮の沢駅間が延伸開業したため、現在は途中駅となっている。建設開始時の仮駅名は「琴似本通」だった[1]。
北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の琴似駅とは約800m離れており、地下鉄とJRを乗り継ぐ場合はやや時間を要する。さっぽろ駅(JR札幌駅に隣接)や新さっぽろ駅(JR新札幌駅に隣接)では、JR駅との混同を避ける目的で駅名を平仮名表記にしているが、当駅はJR琴似駅とは離れた位置にあり、混同しづらいことから区別を付けず、JR駅と同じ漢字表記となっている[2]。
歴史
編集駅構造
編集地下1階にコンコース、地下2階に1面2線の島式ホームをもつ地下駅である。新さっぽろ側に分岐器があり、非常時の折り返しに対応している(宮の沢駅の延伸開業まではこの分岐器を用いて折り返し運転を行っていた)。
コンコース内の改札は3か所に分かれている[7]。ホームと改札を結ぶエレベーターは中央改札に、地上へのエレベーターはバスターミナル内と東改札口の6番出口に設置されている[7]。バスターミナルの真下にあたる地下2階には、プラットホーム・線路とは別に多目的ホール「パトス」があり、ライブ等の会場として使用されている[3][7][8]。「パトス」は元々機械室を設置するスペースとして建設されたものだが、その設置予定が当時当面なくなったことから転用されたものである[3]。
のりば
編集ホーム | 路線 | 行先 |
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1 | 東西線 | 大通・新さっぽろ方面 |
2 | 宮の沢方面 |
-
ターミナルプラザことにパトス
-
西改札口
-
ホーム
-
駅名標
利用状況
編集札幌市交通局によると、2020年(令和2年)度の一日平均乗車人員は11,140人であった。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
出典 |
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1995年(平成 | 7年)22,132 | [9] |
1996年(平成 | 8年)21,239 | [9] |
1997年(平成 | 9年)20,456 | [9] |
1998年(平成10年) | 18,190[注 1] | [9] |
1999年(平成11年) | 14,039 | [9] |
2000年(平成12年) | 13,875 | [9] |
2001年(平成13年) | 13,684 | [9] |
2002年(平成14年) | 13,504 | [9] |
2003年(平成15年) | 13,068 | [9] |
2004年(平成16年) | 12,786 | [9] |
2005年(平成17年) | 12,696 | [9] |
2006年(平成18年) | 12,820 | [9] |
2007年(平成19年) | 12,448 | [9] |
2008年(平成20年) | 12,347 | [9] |
2009年(平成21年) | 12,078 | [10] |
2010年(平成22年) | 12,282 | [10] |
2011年(平成23年) | 12,401 | [10] |
2012年(平成24年) | 12,570 | |
2013年(平成25年) | 12,922 | [11] |
2014年(平成26年) | 13,323 | [11] |
2015年(平成27年) | 13,470 | [11] |
2016年(平成28年) | 13,991 | [11] |
2017年(平成29年) | 14,290 | [11] |
2018年(平成30年) | 14,379 | [12] |
2019年(令和元年) | 14,225 | [12] |
2020年(令和 | 2年)11,140 | [13] |
なお、琴似 - 宮の沢駅延伸開業以前は一日平均で2万人を超えていたが、近年は1万2000人強で安定している。
駅周辺
編集駅周辺、特にJR函館本線 琴似駅までの間の通り(琴似本通)は商店街として賑わいをみせている。
バス路線
編集1〜4番のりばは1976年(昭和51年)6月10日に供用開始した「琴似バスターミナル」。2021年(令和3年)12月の平日1日あたり、スクールバス等の非公示便を除く発着便数は、バスターミナル・路上停留所を合わせて451便(感染症流行による一時運休便を含む)[14]。
2022年(令和4年)4月1日現在。4番のりばのみ北海道中央バス(新川営業所)、その他はジェイ・アール北海道バス(琴29は札樽線、その他は琴似営業所)。路線詳細は営業所記事・路線記事を参照[15][16]。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 琴29 琴似西野線:宮の沢駅前(宮の沢バスターミナル)
- 琴43 西野中洲橋線:中洲橋
- 31 北7条線:大通西4丁目
- 3番のりば
- 4番のりば
- 西48・西49 新川発寒線:新川営業所
- 路上停留所
- 琴29・琴41・琴42・琴43:JR琴似駅
- 琴40・琴46:琴似営業所前
このほか、北5条手稲通沿いに「西区役所前」停留所があり、札樽線のJR札幌駅方面、手稲区方面、小樽市方面(北海道中央バス札樽線を含む)の発着がある[18][19]。
その他
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 年度途中に発寒南駅・宮の沢駅が延伸開業したため、その2駅の開業後(2月25日)からの35日間は乗車人員が減少している。
出典
編集- ^ 北海道新聞 1976年1月5日 夕刊1面
- ^ 乗りものニュース編集部 (2018年11月16日). “なんば、あびこ、なかもず… 駅名なぜひらがな表記?(2)”. 乗りものニュース. 2018年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月18日閲覧。
- ^ a b c “地下鉄駅から文化発信 札幌市交 琴似駅に多目的ホール”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1993年4月1日)
- ^ 『鉄道ジャーナル』第33巻第5号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、90頁。
- ^ ホームドアの設置状況>札幌市東西線国土交通省 2016年1月21日閲覧
- ^ 東西線琴似駅エレベーターの供用開始について札幌市交通局 2019年2月19日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “駅構内図琴似駅”. 札幌市交通局. 2020年10月25日閲覧。
- ^ “札幌市内の文化施設・アートスペース情報 ターミナルプラザことにパトス”. 札幌市芸術文化財団. 2020年10月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 地下鉄駅別乗車人員経年変化(1日平均)
- ^ a b c 地下鉄駅別1日平均乗車人員「年度別駅別人員の推移(一日平均)」
- ^ a b c d e 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
- ^ a b 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
- ^ 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
- ^ “札幌の都市交通データブック2021 後半” (PDF). 札幌市. pp. 68 - 73. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “地下鉄琴似駅 のりば地図”. 北海道中央バス. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “琴似バスターミナル詳細”. ジェイ・アール北海道バス. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “お盆について(手稲平和霊園)”. 札幌市. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “一般路線バス | 札幌市内”. ジェイ・アール北海道バス. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “西区役所前 のりば地図”. 北海道中央バス. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “地下鉄駅情報(東西線)”. 札幌市交通事業振興公社. 2016年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月23日閲覧。