沖ゆき子
沖 ゆき子(おき ゆきこ、1921年10月10日 - 1997年1月18日[1])は、元宝塚歌劇団男役(元月組組長)の書道家である。東京都出身。 中村高等女学校出身[1]。宝塚歌劇団時代の愛称はオッちゃん、チョンロ。
来歴・人物
編集1935年、25期生として、宝塚歌劇団に入団。初舞台公演演目は『ゴンドリア』である。宝塚入団時の成績は104人中37位[2]。
1953年に月組組長に就任し、 1962年に退任。その後専科に異動。
1981年に宝塚歌劇団を退団。 退団後は書道家に転身した[1]。
1997年1月18日に死去。
2014年、古巣・宝塚歌劇団が100周年記念として創設された「宝塚歌劇の殿堂」最初の100人のひとりとして殿堂入りを果たした[3][4]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
編集- 『ダル・レークの恋』- ハリラム 役(1959年7月)
- 『アルルの女』- バルタザル 役(1967年10月)
- 『テ・キエロ』‐ ゴンザロ 役(1969年4月 - 5月)
- 『僕は君』- ペドロ 役(1970年8月)
- 『ジプシー伯爵』- カルル公爵 役(1970年12月)
- 『我が愛は山の彼方に』‐ 李将軍 役(1971年8月 - 9月)
- 『虞美人』‐項梁 役(1974年3月 - 4月)
- 『ベルサイユのばら』- ジャルジェ将軍 役(1974年9月、1975年7月)
- 『星影の人』- 近藤勇 役(1976年7月)
- 『バレンシアの熱い花』- ルカノール公爵 役(1976年11月)
- 『風と共に去りぬ』- エルシング夫人(1977年、月組・星組)
- 『誰がために鐘は鳴る』- パブロ 役(1978年5月)
- 『アンタレスの星』- ダングラール男爵 役(1979年9月 - 11月)
- 『いのちある限り』- 松嶋帯刀 役(1978年9月 - 10月、宝塚バウホール公演)
- 『去りゆきし君がために』- エミリオ 役(1980年2月 - 3月)
- 『花小袖』- 禅竹春信 役(1980年5月)
- 『彷徨のレクイエム』- ジュリアール 役(1981年5月)
参考資料[5]
脚注
編集- ^ a b c “沖 ゆき子とは - コトバンク”. コトバンク. DIGITALIO. 2022年6月26日閲覧。 “出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)”
- ^ 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、26頁。ISBN 978-4-484-14601-0。
- ^ 村上久美子 (2014年1月11日). “宝塚が八千草薫ら殿堂100人を発表”. 日刊スポーツ 2022年6月26日閲覧。
- ^ 『宝塚歌劇 華麗なる100年』朝日新聞出版、2014年3月30日、134頁。ISBN 978-4-02-331289-0。
- ^ 『歌劇』1981年8月号、宝塚歌劇団、1981年8月1日、124-125頁。