歩兵第6連隊
歩兵第6連隊(ほへいだい6れんたい、歩兵第六聯隊)は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。
歩兵第6連隊 | |
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宜昌作戦で湖北省・白河を渡渉する歩兵第6連隊の将兵 | |
創設 | 1874年3月20日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 歩兵 |
所在地 | 名古屋 |
編成地 | 名古屋 |
通称号/略称 | 幸3702 |
補充担任 | 名古屋連隊区 |
上級単位 | 名古屋鎮台 - 第3師団 |
最終位置 | 安徽省 蕪湖 |
戦歴 | 西南 - 日清 - 日露 - シベリア出兵 - 満州事変 - 日中 - 第二次世界大戦 |
沿革
編集- 12月18日 - 軍旗拝受
- 1877年(明治10年) - 西南戦争に従軍
- 1894年(明治27年)から日清戦争に従軍した。翌1895年(明治28年)7月20日に凱旋した[1]。
- 1897年(明治30年)10月 - 第3師団隷下となる
- 1904年(明治37年) - 日露戦争に従軍
- 1918年(大正7年)8月 - シベリア出兵、ネルチンスク方面に展開
- 1928年(昭和3年)5月 - 第三次山東出兵
- 1934年(昭和9年)4月 - 満州事変後に満州へ派遣
- 1937年(昭和12年)8月15日 - 動員下令、同月23日に上海呉淞に上陸、以後終戦まで中国各地を転戦
- 1938年(昭和13年)5月 - 徐州会戦
- 1942年(昭和17年)5月 - 浙贛作戦
- 1943年(昭和18年)2月 - 江北殲滅作戦
歴代連隊長
編集代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 |
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1 | 小倉信明 | 1874.5.23 - | 少佐(心得) |
2 | 厚東武直 | 1874.9.2 - | 少佐(心得) |
3 | 柳篤信 | 1874.11.20 - | 少佐(心得) |
4 | 佐久間左馬太 | 1875.4.14 - 1881.2.7 | 中佐、1878.11.大佐 |
5 | 林隼之輔 | 1881.3.10 - | 中佐 |
6 | 大迫尚敏 | 1883.6.29 - | 中佐 |
7 | 岡村静彦 | 1885.5.26 - | 中佐 |
8 | 田村寛一 | 1886.5.27 - | 中佐、1888.11.大佐 |
9 | 塚本勝嘉 | 1890.10.1 - | 中佐、1894.10.大佐 |
10 | 高井敬義 | 1896.6.6 - | |
11 | 安東貞美 | 1897.9.28 - | |
12 | 南部辰丙 | 1898.10.1 - | 中佐、1899.2.大佐 |
13 | 越野季五郎 | 1904.7.10 - | 中佐 |
14 | 高島友武 | 1905.5.2 - | 中佐 |
15 | 谷岡端 | 1906.1.27 - 1906.6.28 | |
16 | 渡敬行 | 1906.6.28 - 1906.12.20 | |
17 | 竹内武 | 1906.12.20 - 1910.11.30 | 中佐 |
18 | 梨本宮守正王 | 1910.12.1 - 1913.8.31 | |
19 | 宇垣一成 | 1913.8.31 - 1915.1.25 | |
20 | 庄田達次郎 | 1915.1.25 - 1916.8.18 | |
21 | 向西兵庫 | 1916.8.18 - 1917.8.6 | |
22 | 林田一郎 | 1917.8.6 - 1918.7.24[2] | |
23 | 川村尚武 | 1918.7.24 - | |
24 | 前川譲吉 | 1918.8.19 - | |
25 | 相良広一 | 1921.7.20 - | |
26 | 渋谷伊之彦 | 1924.2.4 - | |
27 | 岡村寧次 | 1927.7.26 - | |
28 | 工藤義雄 | 1928.8.10 - | |
29 | 矢野機 | 1931.3.11 - | |
30 | 河辺正三 | 1932.4.11 - | |
31 | 斎藤弥平太 | 1933.8.1 - | |
32 | 井上政吉 | 1935.3.15 - 1936.3.28[3] | |
33 | 倉永辰治 | 1936.3.28 - 1937.8.29 | 戦死 |
34 | 川並密 | 1937.9.4 - | |
35 | 川俣雄人 | 1939.3.9 - | |
36 | 重信吉固 | 1940.8.1 - 1942.8.1[4] | |
37 | 中畑護一 | 1942.8.1 - 1943.11.25 | 戦死 |
末 | 松山良政 | 1943.11.29 - |
脚注
編集- ^ 大本営『復員及解散報告綴』明治自28年5月 至29年3月、「電報7.2 参月722 - 1 留守第3師団長事務取扱 歩兵第6連隊・工兵第3大隊以上凱旋」 アジア歴史資料センター Ref.C06062001400 。
- ^ 『官報』第1794号、大正7年7月25日。
- ^ 『官報』第2770号、昭和11年3月30日。
- ^ 外山 1981, 380頁.
参考文献
編集- 『官報』。
- 大本営『復員及解散報告綴』明治自28年5月 至29年3月(1894年5月から1895年3月まで)。アジア歴史資料センターで閲覧。
- 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』(新人物往来社、1990年)
- 原 剛『明治期国土防衛史』(錦正社、2002年)
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。