松本渚
日本の漫画家
松本 渚(まつもと なぎさ、生年月日非公開 - )は日本の漫画家。兵庫県出身[1]。京都精華大学マンガ学部ストーリーマンガコース卒[2]。
松本 渚 | |
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生誕 | 日本 兵庫県 |
職業 | 漫画家 |
ジャンル |
将棋漫画 グルメ漫画 |
代表作 |
『盤上の詰みと罰』 『将棋めし』 |
経歴と作風
編集2011年夏、講談社『月刊アフタヌーン』のアフタヌーン四季賞において準入選[3]。
2012年6月、小学館第70回新人コミック大賞において『盤上の星に雨は降る』が青年部門佳作受賞。[4]
2014年から月刊青年漫画雑誌『コミックハイ!』(双葉社)にて『盤上の詰みと罰』を連載。同誌が2015年6月号で休刊となったため、3話分を単行本用に加筆し急きょ完結[5]。
2016年7月から漫画雑誌『月刊コミックフラッパー』(KADOKAWA)で『将棋めし』を連載[6]。
2017年1月23日、『将棋めし』第1巻が発売[7]。異色将棋グルメ漫画として紹介[8]。
2021年4月27日発売の『グランドジャンプむちゃ』5月号(集英社)に久部緑郎原作による読み切り『文豪ガストロノミー』が掲載[9]。
2021年7月27日、文春オンラインにて『盤記者!』が連載開始[10]。
人物
編集一貫して将棋関連の漫画を書くように自身も将棋愛好家であり、振り飛車党。将棋との出会いは「教室で毎日将棋やってる2人組がいて、友達になるためにルールを覚えたのが最初」と応えている。
自身の作品に関連して、将棋の対局と食事にまつわるトークイベント[11]や講演会[12]への出演、ウェブ媒体への記事執筆[13]も手がけている。
2024年7月21日、自らの公式X(旧Twitter)にて結婚したことを発表。同年3月31日に入籍し、発表日である7月21日に結婚式を挙行したことを明かした[14][15]。結婚相手については不明。
作品リスト
編集漫画作品
編集- 盤上の詰みと罰(双葉社・アクション・コミックス、全2巻)‐ 棋譜監修・戸辺誠[16]
- 盤上の詰みと罰 未収録本(2015年11月15日、出る杭は打たれても出る、全1巻)‐ コミックハイ掲載分のうち単行本未収録作を同人誌として制作
- 将棋めし(KADOKAWA・MFコミックス フラッパーシリーズ、全6巻)‐ 棋譜監修・広瀬章人[17]
- 盤記者!(文藝春秋・文春オンライン、2021年7月27日 - 連載中、全3巻(電子書籍のみ))- 棋譜監修・深浦康市
- 文豪ナツメは料理人が嫌い(KADOKAWA・COMIC Hu、2022年7月19日 - 2023年11月19日、全3巻) - 原作・久部緑郎
イラスト
編集- 関東若手棋士集団「東竜門」公式キャラクター「りゅうもんくん」(キャラクターデザイン:井道千尋)[18]
- ラビット番長「ギンノベースボール」(2017年2月15日 ‐ 19日、シアターグリーン BOXinBOX THEATER)‐ ポスターイラスト
- ラビット番長「カチナシ!」(2018年3月1日 ‐ 5日、シアターグリーン BASE THEATER)‐ フライヤーイラスト
- ラビット番長「コマギレ」(2019年2月28日 ‐ 3月4日、シアターグリーン BASE THEATER)‐ フライヤーイラスト
- 井保三兎(ラビット番長)「サントインワンダーランド」(2019年8月8日 ‐ 11日、萬劇場)‐ フライヤーイラスト
- 将棋アプリ「将棋ウォーズ」‐ 特典アバター[19]
出演
編集ウェブテレビ
編集- 将棋棋士がつくる将棋めし(2018年9月1日、ニコニコ生放送)[20] ‐ 審査員
脚注
編集- ^ “新人コミック大賞 発表”. 小学館 (2015年7月29日). 2017年2月17日閲覧。
- ^ “ストーリーマンガコース卒業生 松本 渚さんの著書 『盤上の詰みと罰』1巻が出版”. 京都精華大学 (2014年11月10日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ 講談社『月刊アフタヌーン』2011年9月号(2011年7月25日発売)にて授賞発表。
- ^ 単行本『将棋めし』3巻巻末に所収。また小学館のウェブサイトでも全編公開されている。“小学館新人コミック大賞第70回 青年部門佳作『盤上の星に雨は降る』・松本渚”. 2019年6月21日閲覧。
- ^ “コミックハイ!最終号発売、約10年の歴史に幕。「はかない学園」などが完結”. コミックナタリー (2015年5月22日). 2017年2月17日閲覧。
- ^ “新人コミック大賞 発表”. ダ・ヴィンチニュース (2016年10月2日). 2017年2月17日閲覧。
- ^ “勝負の行方はメシ次第!?棋士が対局中に取る食事を描く「将棋めし」1巻”. コミックナタリー (2017年1月23日). 2017年2月17日閲覧。
- ^ “今グルメ漫画が熱い! 「江戸×食事」「イケメン×食事」「将棋×食事」 話題のグルメ漫画4選”. レタスクラブニュース (2017年1月31日). 2017年2月17日閲覧。
- ^ “誰よりも薬物を憎む男を描く、小幡文生の刑事ドラマ「シャブ刑事」”. コミックナタリー (2021年4月27日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “「今日からキミは将棋担当だ」「ええー!?」“超にわか”記者がタイトル戦の会場に向かうと…”. 文春オンライン (2021年7月27日). 2021年7月28日閲覧。
- ^ “「将棋めし」松本渚が広瀬章人八段&高見泰地叡王とトーク、サイン会や大盤解説も”. コミックナタリー (2018年6月26日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “毎日メディアカフェ:棋士と漫画家が「将棋めし」語る 千代田で講演会 /東京”. 毎日新聞 (2019年4月26日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “『将棋めし』作者が選ぶ 2018年の勝負を左右した「将棋めし」ベスト3”. 文春オンライン (2019年2月10日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “【ご報告】2024年3月31日に入籍し、本日7月21日に結婚式を無事挙げることができました。これからも活動名は「松本渚」で活動していきます。よろしくお願いします!” (2024年7月21日). 2024年7月22日閲覧。
- ^ “漫画家・松本渚氏 3月31日に結婚していたことを報告 実写化された「将棋めし」の作者”. スポニチ 2024年7月22日閲覧。
- ^ “記憶リセットされる元女流棋士の将棋もの、最終巻に3話分の描き下ろし”. コミックナタリー (2015年11月10日). 2017年2月17日閲覧。
- ^ “将棋×めし描く松本渚、小路啓之「10歳かあさん」フラッパーで新連載2本”. コミックナタリー (2016年7月5日). 2017年2月17日閲覧。
- ^ “松本 渚@1/23 将棋めし@matsumon23”. twitter (2014年6月11日). 2017年2月17日閲覧。
- ^ “将棋ウォーズ - 第6回将棋ウォーズ玉将戦ランキング”. 2019年6月21日閲覧。
- ^ “将棋棋士がつくる将棋めし - 2018/09/01(土) 17:00開始”. ニコニコ生放送. 2019年6月23日閲覧。
外部リンク
編集- 松本渚 (@matsumon23) - X(旧Twitter)