村田 昴(むらた すばる、1996年10月19日 - )は、日本プロボクサー和歌山県紀の川市出身[1]帝拳ボクシングジム所属。現WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者。

村田 昴
基本情報
階級 スーパーバンタム級
身長 170cm
リーチ 173cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1996-10-19) 1996年10月19日(28歳)
出身地 和歌山県紀の川市
プロボクシング戦績
総試合数 8
勝ち 8
KO勝ち 8
敗け 0
引き分け 0
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来歴

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最初は空手をやっていたが、小学5年生から真正ボクシングジムでボクシングを始めた[2]貴志川高校で高校3冠を達成。日本大学卒業後[3][4]自衛隊体育学校に進んだ。

アマチュア時代

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2014年4月、ブルガリアソフィアで行われた世界ユース選手権のライトフライ級(49kg)に出場し、準々決勝で敗れるが、ボックスオフで勝ちユースオリンピックへの出場権を獲得した[5]

2014年8月、南京ユースオリンピックのライトフライ級(49kg)で銅メダルを獲得[6][7]

2018年全日本選手権(バンタム級)を優勝して、優秀選手賞を受賞した[8][9]

2019年9月11日、ロシアエカテリンブルクで行われた世界選手権のフェザー級(57kg)に出場し、1回戦で中国の選手に敗れた[10]

2019年11月23日、東京オリンピック国内最終選考会を兼ねた全日本選手権のフェザー級(57kg)に出場し、準決勝で堤駿斗に敗れ、五輪出場を逃した[11]

プロ

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2020年6月、帝拳ジムからプロデビューすることが発表された[12]

2021年6月26日、アメリカラスベガスのヴァージンホテルズ・ラスベガスでケヴェン・モンロイを相手にデビュー戦を行い、2回1分42秒TKO勝ちを収めた[13]長谷川穂積に憧れ[14]、デビュー戦の入場曲は長谷川が使用していたエンヤの『Once You had Gold』を使用した[15]

2023年7月28日、ラスベガスのパームス・カジノ・リゾートでファン・センテノと対戦予定だったが、センテノが前日計量で規定体重を約600グラムオーバーし再計量を行なわずギブアップ。このため試合当日正午に130ポンド(約59.9キロ)以下という条件をクリアして試合が行われ、3回終了時にセンテノが棄権をしたため村田がTKO勝ちを収めた[16]

2024年3月2日、後楽園ホールでフィリピンスーパーバンタム級王者のアレックス・サンティシマ・ジュニアと対戦し、7回1分45秒KO勝ちを収めた[17]

2024年7月6日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級15位のブライアン・ジェームス・ワイルド(フィリピン)と対戦し、6回1分49秒TKO勝ちを収めた[18]

2024年10月5日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座決定戦としてWBOアジアパシフィック同級2位ならびに同じく無敗記録を持つ山﨑海斗と対戦。3回に右フックで山崎からダウンを奪い、7回に山崎の右フックがカウンターとなりダウンを奪い返されるも、9回に左ストレート、右フックで山崎からダウンを奪い返し、山崎のダメージが深刻と判断したことからレフェリーストップで9回2分46秒TKO勝ちを収め、8勝8KOという高記録をマークしたと同時にプロ初の王座獲得を果たした[19]

戦績

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  • アマチュア - 80戦68勝12敗
  • プロ - 8戦8勝(8KO)無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2021年6月26日 2R 1:42 TKO ケヴェン・モンロイ   アメリカ合衆国 プロデビュー戦
2 2022年6月13日 4R TKO ジョン・マーク・ティフ   フィリピン
3 2022年10月1日 2R 2:45 KO マルビロ・アバリェ   フィリピン
4 2023年3月25日 1R 1:47 TKO ホセ・ネグレテ   アメリカ合衆国
5 2023年7月28日 3R TKO フアン・センテノ   ニカラグア
6 2024年3月2日 7R 1:45 KO アレックス・サンティシマ・ジュニア   フィリピン
7 2024年7月6日 6R 1:49 TKO ブライアン・ジェームス・ワイルド   フィリピン
8 2024年10月5日 9R 2:46 TKO 山﨑海斗(六島)   日本 WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座決定戦
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獲得タイトル

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アマチュア
プロ

脚注

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  1. ^ ボクシング世界戦に挑む 貴志川高の村田君 わかやま新報 2014年4月7日
  2. ^ 村田昴は全てを持ってる男…ボクシング東京五輪代表候補は長谷川氏をボッコボコに? デイリースポーツ 2019年6月14日
  3. ^ 第71回全日本大学ボクシング王座決定戦 日大が芦屋大を破り4連覇 産経ニュース 2017年12月11日
  4. ^ 平成30年 第71回関東大学リーグ戦(対 東洋大学)について(報告) 日本大学ボクシング部ブログ 2018年7月15日
  5. ^ アマ ユース世界選手権で保坂と鈴木が銅獲得”. ボクシングニュース (2014年4月25日). 2023年4月9日閲覧。
  6. ^ 鈴木稔弘が銀、村田昴は銅獲得 南京のユース五輪 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月27日
  7. ^ ボクシング村田が銅 南京ユース五輪、女子やり投げ森も3位 日本経済新聞 2014年8月25日
  8. ^ 最優秀にミドル級の森脇唯人 アマ全日本選手権 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年11月18日
  9. ^ 本学科の学生が全日本ボクシング選手権大会で優勝しました! 日本大学文理学部体育学科 2019年1月17日
  10. ^ ボクシング村田昴1回戦で敗れる”. 共同通信 (2019年9月11日). 2023年4月9日閲覧。
  11. ^ 五輪出場のキップかけ、あす全日本選手権決勝 注目の57キロ級は堤駿斗と藤田健児が激突”. ボクシングニュース (2019年11月23日). 2023年4月9日閲覧。
  12. ^ 全日本王者の藤田健児&村田昴がプロ入り発表 アマ出身ホープ4選手 帝拳から世界目指す Boxing News(ボクシングニュース) 2020年6月6日
  13. ^ ホープ村田昴 ラスベガスデビュー戦TKO勝ち 前ミドル級王者ブラントは完敗 Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月27日
  14. ^ 村田昴は全てを持ってる男…ボクシング東京五輪代表候補は長谷川氏をボッコボコに?”. デイリースポーツ (2019年6月14日). 2019年11月21日閲覧。
  15. ^ ボクシング アマ4冠・村田昴 デビュー戦2回TKO 師と仰ぐ長谷川穂積氏の入場曲で登場”. デイリースポーツ (2021年6月27日). 2021年6月30日閲覧。
  16. ^ ボクシングのホープ・村田昴がフアン・センテノに3回終了TKO勝ち”. スポーツ報知 (2023年7月29日). 2023年12月22日閲覧。
  17. ^ ホープ高見亨介が快勝 敗れた43歳の元王者、堀川謙一は引退 村田昴は無傷の6連続KOマーク Boxing News(ボクシングニュース) 2024年3月2日
  18. ^ L・フライ級元3冠王者 岩田翔吉が世界再挑戦に前進 村田昴7連続KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2024年7月6日
  19. ^ 村田昴がプロ初の王座に 山崎海斗とダウン応酬、9回TKOで激闘制す Boxing News(ボクシングニュース) 2024年10月5日

関連項目

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外部リンク

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