木下秀雄
木下 秀雄(きのした ひでお、1931年7月17日 - 2014年3月8日[4])は、日本の男性俳優、声優。東京府(現:東京都)出身[2]。
きのした ひでお 木下 秀雄 | |
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本名 | 木下 秀雄[1] |
生年月日 | 1931年7月17日 |
没年月日 | 2014年3月8日(82歳没) |
出身地 | 日本・東京府(現:東京都)[2] |
身長 | 170 cm[2] |
職業 | 俳優、声優 |
ジャンル | テレビドラマ、映画、舞台、アニメ、吹き替え |
活動期間 | 1953年 - 2014年 |
著名な家族 | 木下ユミ(妻)[3]、木下美穂里(娘)[3] |
来歴
編集明治大学卒業[2]。1953年、東京放送劇団[2]入団。第5期生同期には、里見京子、黒柳徹子がいる。テレビ勃興時代から活動をはじめ、晩年までCMや舞台に出演。
以前はKプロダクション[5]、プロダクション・タンクに所属していた[2]。
NPO法人の日本ネイリスト協会で副理事長も務めた[4]。妻は株式会社ユミ・クリエイションの木下ユミ(木下由美)で、娘はネイリストの木下美穂里[3]。
2014年3月8日死去[4]。82歳没。
出演
編集テレビドラマ
編集- 中学生日記
- 子供の時間 ドラマ 燃えるキリシタン城(1954年)
- 事件記者(1958年、NHK) - 鳥貝刑事 役
- 偉人伝・この光は消えず からくり儀右衛門(1960年、NHK) - 語り
- 次郎物語(1964年、NHK) - 語り
- 開化探偵帳(1968年) - 難波竹丸 役
- ワンダーくんの初夢宇宙旅行(1969年) - ナレーター
- オレとシャム猫(1969年、TBS)
- 鬼平犯科帳 第39話「猿(ましら)の銀次郎」(1970年) - 番頭 役
- おらんだ左近事件帖 第25話「江戸城罷り通る」(1972年)
- 大河ドラマ(NHK)
- 忠臣蔵 年末時代劇スペシャル(1985年)
- 明日はだいじょうぶ(1996年、フジテレビ)
- たっくんのオモチャ箱(1997年 - 2000年、NHK) - トノサマダーの声
- 新・半七捕物帳 第14話「絵馬」(1997年、NHK)
- 上杉鷹山-二百年前の行政改革-(1998年、NHK)
- デジドラ・ワンシーン(1998年、テレビ東京)
- お前の諭吉が泣いている(2001年、テレビ朝日)
- 新宿鮫シリーズ 氷舞(2002年、NHKBS2)
- あんどーなつ(2008年、TBS) - 方言指導
映画
編集吹き替え
編集洋画
編集- 犯人は誰だ - ラッフルズ(デヴィッド・ニーヴン)
- 石の花(1963年) - ダニーラ(ウェ・ドルージニコフ)
- 四重奏(1963年) - ダーク・ボガード
- 超音ジェット機(1963年) - フィリップ(ジョン・ジャスティン)
- 白鳥(1969年) - アルバート王子(アレック・ギネス)
- 二重の鍵(1970年) - ラズロ(ジャン=ポール・ベルモンド)
- 大海戦史(1970年) - ジョン・ポール(ロバート・スタック)
- 最後の航海・豪華客船SOS!!(1970年) - クリッフ・ヘンダスン(ロバート・スタック)※TBS版
- 大運河(1970年) - エリック・フオン・ベルゲン(O・E・ハッセ)
- 駅馬車(1970年)(マイク・コナーズ)※TBS版
- ロード・ジム(1971年) - ジム(ピーター・オトゥール)
- 裏街(1971年) - ウォルター・サクセル
- 荒野の1ドル銀貨(1971年) - ゲーリー・オハラ(ジュリアーノ・ジェンマ)
- 夕陽の用心棒(1971年) - リンゴー(モンゴメリー・ウッド)※フジテレビ版
- 嵐ヶ丘(1971年) - エドガー(デヴィッド・ニーヴン)※NHK版
- 男ひとたび立てば(1972年) - エベン(ドン・ストロード)
- 地上最大のショウ(1973年) - 道化師バトンズ(ジェームズ・ステュアート)※TBS版
- バイキングの逆襲(1973年) - ビヤルニ(ゴードン・ミッチェル)
- さすらいの旅路(1973年) - マードストン(ジェームズ・ドナルド)
- 特攻大戦線(1977年) - カサディ(アントニオ・ピオバネリ)※フジテレビ版
- 2001年宇宙の旅(1981年)
- フラミンゴ・ロード(1981年)
- ナバロンの要塞(1986年) - ロイ・フランクリン少佐(アンソニー・クエイル)※TBS版
- 交渉人(1999年) - アル・トラヴィス署長(ジョン・スペンサー)
- ウォーターボーイ(1999年) - 教授(ロバート・ココル)
海外ドラマ
編集- ルクレール兄弟の旅(1959年 - 1960年) - アンドレ(ミシェル・テロ)
- 宇宙探検(1959年 - 1960年)
- 陽気なネルソン(1960年 - 1962年) - デーヴ・ネルソン
- ひとすじの道 「跳躍王リチャーズ」(1961年) - ボブ・リチャーズ本人
- ルート66(1962年) - トッド・スタイルス(マーティン・ミルナー)
- OKセブン作戦 #2「チンパンジーはどこ?」(1971年) - 牧師
- 刑事スタスキー&ハッチ(1977年) - ガーナー弁護士(ウィリアム・ボガート)
- 大草原の小さな家 第140・141話 - ハーブ(ジェームズ・クロムウェル)
- 頑固じいさん孫3人 第35話「負けてたまるか」(1989年) - ウォール判事
- そりゃないぜ!? フレイジャー(1994年)
- ブルック・シールズのハロー!スーザン(1996年)
- ハイテク武装車バイパー 第2シーズン 第12話「ドラッグレース」(1996年) - ストラウム博士
- 夢みる小犬ウィッシュボーン(1999年) - ベタリッジ
- スピン・シティ 第5話「ライバル」(2000年) - ガーフィールド前市長(トム・レイシー)
- シャーロック・ホームズ バスカヴィル家の犬(2001年) - バリモア(アーサー・ホールデン)
- ジョニー・イングリッシュ(2003年)
- ザ・ホワイトハウス2 第15話「リア王の娘」(2003年)
- ザ・ホワイトハウス3 第8話「抑圧される女性たち」(2004年) - バーニー(ブルース・カービー)
海外アニメ
編集人形劇
編集- 家なき子(1955年、NHK) - ボップ
- じんざえもんと5人のともだち(1972・1973年)
- 新八犬伝(1973年 - 1975年、NHK) - 犬村角太郎
- 真田十勇士(1975年 - 1977年、NHK) - 真田幸村、由利鎌之助
- たけくらべ(1976年、NHK)
- こどもにんぎょう劇場「霊芝草」(放送年不明、NHK教育)
劇場アニメ
編集- 西遊記(1960年、東映動画) - 猪八戒
- アラビアンナイト・シンドバッドの冒険(1962年) - シンドバッド
- おとぎの世界旅行(1962年)
- わんぱく王子の大蛇退治(1963年) - ツクヨミ[要出典]
- わんわん忠臣蔵(1963年) - ロック[6]
テレビアニメ
編集- 遊星少年パピイ(1965年) - ナレーター
- アニメンタリー 決断(1971年) - 小沢治三郎、猪口敏平、山田定義、塚原二四三、三川軍一、アーレイ・バーク、ウィリアム・ハルゼー、チェスター・ニミッツ、マーク・ミッチャー、ハイン・テルプールテン、ラバウル基地参謀、政府閣僚、反乱軍将校[要出典]
- 科学忍者隊ガッチャマン(1972年) - ナレーター[7]
- 樫の木モック(1972年) - 将軍
- 新造人間キャシャーン(1974年)
- 母をたずねて三千里(1976年) - ラモン・メキーネス
特撮
編集- 忍者部隊月光(1964年)
テレビ番組
編集- ディズニーランド(1958年)
ラジオドラマ
編集- 江戸川乱歩ドラマシリーズ(連続ラジオ小説、日本放送協会) - 波越警部
- NHK-FM 青春アドベンチャー シリーズ
- カムイの剣(1984年) - キャプテンキッド
- ホック氏の異郷の冒険(1986年)
- 浅草ロック殺人事件(1988年)
- にごりえ殺人事件(1987年)
- ドールズ〜闇から来た少女(1988年) - 結城恒一郎
- 帝都誘拐団(1990年) - 前沢天風
- 海賊モア船長の遍歴(1999年) - クリフォード船長
- R2ラジオ劇場
- 流れる水のように(1956年)
- 嫉妬そして僕(1960年)
- 緑のコタン(1962年、NHK) - トランネ
- 春告鳥(1963年、R1放送劇)
ドラマCD
編集- オーディオ・ドラマCD ヴァーチャルサウンドムービー 沈黙の艦隊(1993年)
CM
編集舞台
編集- 朗読の窓「ある浅草の風景」 第1回公演(2001年)
その他
編集- 環境・識字教育ビデオアニメーション ミナの村と森
- メークアップ&ネイル アトリエ 60thアニバーサリー「木下ユミ60年の軌跡」(2010年) - 語り
脚注
編集- ^ 『声優事典』(第二版)キネマ旬報社、1996年、97頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ a b c d e f “木下秀雄”. プロダクション・タンク. 2010年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月16日閲覧。
- ^ a b c “■ 第14回 木下 美穂里 ・・・・・・・・・・・ vol.32”. フジワライズム. 2023年2月16日閲覧。
- ^ a b c 木下美穂里 (2014年3月11日). “木下秀雄理事長 永眠”. 木下美穂里オフィシャルブログ. 2014年3月12日閲覧。
- ^ a b 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、79頁。
- ^ “わんわん忠臣蔵”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2023年2月14日閲覧。
- ^ “作品データベース 科学忍者隊ガッチャマン”. タツノコプロ. 2022年12月8日閲覧。
外部リンク
編集- プロダクション・タンクによる公式プロフィール - ウェイバックマシン(2010年9月7日アーカイブ分)
- 木下秀雄 - KINENOTE
- 木下秀雄 - オリコン
- 木下秀雄 - MOVIE WALKER PRESS
- 木下秀雄 - 映画.com
- 木下秀雄 - allcinema
- 木下秀雄 - 日本映画データベース