新田塚駅
福井県福井市にあるえちぜん鉄道の駅
新田塚駅(にったづかえき)は、福井県福井市新田塚二丁目にある、えちぜん鉄道三国芦原線の駅である。駅番号はE30。
新田塚駅 | |
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駅舎(2021年2月) | |
にったづか Nittazuka | |
◄E29 八ツ島 (0.7 km) (1.0 km) 中角 E31► | |
所在地 | 福井県福井市新田塚二丁目110-1 |
駅番号 | ○E30 |
所属事業者 | えちぜん鉄道 |
所属路線 | ■三国芦原線 |
キロ程 |
4.9km(福井口起点) 福井から6.4 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
550人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)12月30日[1] |
備考 | 一部時間帯に駅係員を配置 |
歴史
編集- 1928年(昭和3年)12月30日:三国芦原電鉄の福井口 - 芦原(現・あわら湯のまち駅)間開業に伴い[2][3]、駅開設[1][4]。
- 1942年(昭和17年)8月1日:三国芦原電鉄が京福電気鉄道(京福)と合併[5]。同社の三国芦原線の駅となる[3]。
- 1967年(昭和42年)4月7日:貨物取扱を廃止[6]。
- 1975年(昭和50年)6月1日:駅業務を委託化[6]。
- 2001年(平成13年)6月24日:京福越前本線で列車正面衝突事故が発生(京福電気鉄道越前本線列車衝突事故)[7]。これに伴う全線運行休止により休業[6][8]。
- 2003年(平成15年)
- 2016年(平成28年)3月27日:福井鉄道福武線との直通運転を開始[9][10][11]。同時に低床ホームを新設[9][11]。
駅構造
編集前述の福井鉄道との直通運転開始までは島式ホーム1面2線[12]を有する地上駅であったが[1]、低床車両専用の単式ホームが挟み込む形の3面2線の構造に変更した[13]。出札窓口・改札口からホームへは構内踏切を渡る。駅係員は全日ではなく、一部時間帯に配置されている(平日は6:50 - 20:25、土曜休日は6:50 - 19:55、いずれも2021年時点)[14]。
2016年の福井鉄道への直通運転開始と低床車両導入のため[9][10]、既存のホームを挟み込むような形で新たに低床車両用ホームが設けられた[9][11][13][15]。そのため、3面2線の配線となる。
のりば | 路線 | ホーム | 行先 |
---|---|---|---|
下り | ■三国芦原線 | 低床ホーム | 鷲塚針原方面 |
高床ホーム | みくに方面 (あわら湯のまち・三国港方面) | ||
上り | ふくい方面 (福井方面) | ||
低床ホーム | 田原町・(福武線直通)たけふ新方面 |
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高床ホームより撮影。左側が低床ホーム。
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駅構外より撮影。左側が高床ホーム、右側が低床ホーム。
利用状況
編集1日の平均乗降人員は以下のとおりである[16]。
乗降人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 475 |
2012年 | 457 |
2013年 | 478 |
2014年 | 475 |
2015年 | 444 |
2016年 | 489 |
2017年 | 517 |
2018年 | 550 |
駅周辺
編集福井市街地のほぼ北西端に位置し、駅本屋のある西側は閑静な住宅地の先に田園風景が広がっている。東側には民間総合診療所、および関連の建物が連なっている。
駅名や地名は、駅から南東400mに位置する燈明寺畷新田義貞戦歿伝説地に由来するが[1]、戦歿伝説地へは八ツ島駅からの方が近い。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 川島 2010, p. 83.
- ^ 京福 2003, p. 141.
- ^ a b 朝日 2011, p. 8.
- ^ a b c 寺田 2013, p. 247.
- ^ 京福 2003, p. 29.
- ^ a b c 京福 2003, p. 143.
- ^ 京福 2003, p. 34.
- ^ a b c 朝日 2011, p. 9.
- ^ a b c d “平成28年ダイヤ改正について” (PDF). えちぜん鉄道 (2016年2月26日). 2016年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月18日閲覧。
- ^ a b “新型車両愛称は「キーボ」に決定! えち鉄、福鉄相互乗り入れ”. 産経ニュース. (2016年2月27日) 2021年10月18日閲覧。
- ^ 川島 2010, p. 30.
- ^ a b “廃線危機から再生、「フェニックス田原町ライン」はなぜ成功したか?”. ITmediaビジネスONLiNE (2016年8月19日). 2021年3月2日閲覧。
- ^ 施設情報 - えちぜん鉄道
- ^ “高床も低床も対応、ホーム工夫確認 富山の市民団体、えち鉄など視察”. 福井新聞ONLINE. (2020年8月2日). オリジナルの2020年11月1日時点におけるアーカイブ。 2021年3月2日閲覧。
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2021年3月10日閲覧
参考文献
編集- 『京福電気鉄道 越前線写真帖 88年回顧録』京福電気鉄道、2003年1月31日。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
編集外部リンク
編集- 新田塚駅 - えちぜん鉄道
- 電車えちぜん鉄道:新田塚 - 福井鉄道