御着駅

兵庫県姫路市国野町御着にある西日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅

御着駅(ごちゃくえき)は、兵庫県姫路市御国野町御着にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線である[1]。駅番号はJR-A83。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。

御着駅
駅舎
ごちゃく
Gochaku
JR-A82 ひめじ別所 (2.1 km)
(2.4 km) 東姫路 JR-A84
地図
所在地 兵庫県姫路市御国野町御着292[1]
北緯34度49分0.99秒 東経134度44分8.12秒 / 北緯34.8169417度 東経134.7355889度 / 34.8169417; 134.7355889 (御着駅)座標: 北緯34度49分0.99秒 東経134度44分8.12秒 / 北緯34.8169417度 東経134.7355889度 / 34.8169417; 134.7355889 (御着駅)
駅番号 JR-A83
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 山陽本線JR神戸線
キロ程 50.5 km(神戸起点)
大阪から83.6 km
電報略号 コチ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面3線[1]*
乗車人員
-統計年度-
2,548人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1900年明治33年)4月18日[1][2]
備考 直営駅[1]
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ホーム

歴史

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駅構造

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単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅になっている[1]。駅舎は単式の1番ホーム側にあり、島式の2・3番ホームへはエレベーターを併設した跨線橋で連絡している。上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばであり、2番のりばは上下線共用の待避線(中線)で有効長は597 m、1,300t貨物列車に対応している[10]。また、1番線の北側には短い留置線がある。

停車場で直営駅であるが駅長は配置されておらず、姫路駅が当駅を管理している。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及びその相互利用対象ICカードが利用できる。

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
1   JR神戸線 上り 三ノ宮大阪方面[11]  
2 上り
下り
三ノ宮・大阪方面[11]
姫路相生方面[11]
朝ラッシュ時間帯は上りが、
夕ラッシュ時間帯は下りが発着
3 下り 姫路・相生方面[11]  
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
  • 東姫路駅開業による普通列車の所要時間延伸によるダイヤの影響を少なくするため、2016年に2番のりばの有効長が529 m(1,100t貨物列車対応)から597 m(1.300t貨物列車対応)に延伸されている[12]
  • 2016年3月26日のダイヤ改正から、2番のりばは平日朝夕ラッシュ時における新快速特急列車の通過待ちに使われている。朝ラッシュ時間帯は三ノ宮・大阪方面の普通(6:17〜7:49発の全列車)、夕ラッシュ時間帯は姫路・播州赤穂方面の普通(19:06〜20:23発の全列車)が2番のりばから発着する[13]。これは東姫路駅開業に伴って加古川 - 姫路間で普通が新快速から逃げきれなくなったためである。また、貨物列車も定期的に入線する[14]。なお、ダイヤが乱れた時などで折返し列車が停車することもある。姫路駅の播但線姫新線ホームが地平だった頃は、朝ラッシュ時に播但線で運用された221系の網干総合車両所への折り返しにも使われていた。
  • 駅西側には、姫路新幹線保線区への引込み線が存在し、交換用の線路の運搬に使用される。2番のりばには、レール輸送用の列車が停車している場合があり、JR貨物による車扱貨物取り扱い駅となった2016年のダイヤ改正では[15]北九州貨物ターミナル駅からの高速貨物列車の停車が設定されている[16]。保線区の一部は在来線・新幹線両方の線路に対応した三線軌条となっている。

ダイヤ

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日中時間帯(11〜15時台)は1時間に2本(約30分間隔)が停車する。朝夕時間帯は本数が多くなる。

三ノ宮・大阪方面の上りは、一部を除いて加古川駅で新快速に乗り換えできる。列車種別は大半が西明石駅から快速であるが、22・23時台には西明石行きの普通列車が設定されている。

下り列車は、大半が姫路行きもしくは網干行きであるが、毎日夜間には上郡行き、平日朝及び毎日夜間には赤穂線直通の播州赤穂行きが少ないながら設定されている。

かつての接続路線

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姫路市白浜町付近に設置された陸軍砲兵工廠姫路白浜製造所までの専用線(白濱鉄道)が敷設されていた。

第二次世界大戦後、大蔵省所管となっていた当路線を運輸省に移管の上、貨物用路線として復活することが国会で請願されていた[17][18]

利用状況

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2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員2,548人である[19]

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである[19]

年度 1日平均
乗車人員
2000年 3,248
2001年 3,185
2002年 3,106
2003年 3,133
2004年 3,116
2005年 2,836
2006年 2,767
2007年 2,768
2008年 2,696
2009年 2,601
2010年 2,585
2011年 2,601
2012年 2,610
2013年 2,744
2014年 2,716
2015年 2,748
2016年 2,756
2017年 2,827
2018年 2,892
2019年 2,900
2020年 2,430
2021年 2,451
2022年 2,548

駅周辺

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2015年(平成27年)3月に改定した「姫路市都市計画マスタープラン」[20]において、当駅周辺は「主核」たる姫路駅に対する、姫路市東部地区における「地域核」として位置づけられている。

バス路線

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最寄りのバス停は国道2号沿いにある「御着駅前」停留所である。

停留所名[21] 運行事業者 路線名・系統・行先
御着駅前 神姫バス

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
  JR神戸線(山陽本線)
新快速
通過
普通(西明石から快速
ひめじ別所駅 (JR-A82) - 御着駅 (JR-A83) - 東姫路駅 (JR-A84)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、55頁。ISBN 9784343006028全国書誌番号:22012275 
  2. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、219頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「停車場設置」『官報』1900年4月20日国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 「列車接近をメロディーで JR神戸線塚本-姫路間」『交通新聞』交通新聞社、1997年3月11日、3面。
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-119-8 
  6. ^ a b 稲熊祐介 2017, p. 107.
  7. ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年3月11日https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/03/page_6933.html 
  8. ^ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバーを導入します!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2016年7月20日https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/07/page_8973.html 
  9. ^ 『JR時刻表』2022年9月号、索引地図
  10. ^ 稲熊祐介 2017, p. 106.
  11. ^ a b c d 御着駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年2月2日閲覧。
  12. ^ 稲熊祐介 2017, pp. 106–107.
  13. ^ 『JTB小さな時刻表 季刊冬号2021』 JTB、2011年、"東海道・山陽線のページ"より
  14. ^ 「付録(ダイヤグラム)」『JR貨物時刻表 : 平成23年3月ダイヤ改正 : 創立60周年記念号』貨物鉄道協会、2011年。全国書誌番号:21915458 
  15. ^ 『JR貨物時刻表 : 平成28年3月ダイヤ改正』貨物鉄道協会、2016年、55頁。全国書誌番号:22714385 
  16. ^ 『JR貨物時刻表 : 平成28年3月ダイヤ改正』貨物鉄道協会、2016年、85頁。全国書誌番号:22714385 
  17. ^ 第3回国会 衆議院 運輸委員会 第7号 昭和23年11月17日PDF) - 国会会議録検索システム
  18. ^ 第3回国会 衆議院 運輸委員会 第15号 昭和23年11月30日PDF) - 国会会議録検索システム
  19. ^ a b 兵庫県統計書
  20. ^ 姫路市都市計画マスタープランの公表”. 姫路市 (2015年6月24日). 2023年9月6日閲覧。
  21. ^ 姫路北部 運行系統図 神姫バス” (PDF). 神姫バス. 2024年4月21日閲覧。

参考文献

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  • 稲熊祐介(JR西日本大阪工事事務所神戸工事所)他1名「東姫路駅設置に伴う御着駅構内改良工事」『建設技術』第30巻、西日本旅客鉄道建設工事部、2017年、106-109頁。 

関連項目

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外部リンク

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