小平駅
小平駅(こだいらえき)は、東京都小平市美園町一丁目にある、西武鉄道の駅である。駅番号はSS19。
小平駅 | |
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南口(2020年6月7日) | |
こだいら Kodaira | |
所在地 | 東京都小平市美園町一丁目34-1 |
駅番号 | SS19 |
所属事業者 | 西武鉄道 |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
[西武 1]34,510人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月16日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■新宿線 |
キロ程 | 22.6 km(西武新宿起点) |
◄SS18 花小金井 (2.7 km) (2.0 km) 久米川 SS20► | |
所属路線 | ■拝島線 |
キロ程 | 0.0 km(小平起点) |
(1.1 km) 萩山 SS30► |
新宿線と拝島線が乗り入れている。拝島線は当駅が起点であるが、拝島線からは新宿線西武新宿駅方面へ直通する列車が多数運行されている。
以前は隣の萩山駅で拝島線と交差する多摩湖線西武遊園地(現・多摩湖)駅方面からの列車の大多数も、拝島線を経由して当駅まで乗り入れていた。2013年3月16日のダイヤ改正により当駅からの多摩湖線直通列車は大幅に削減されたが、車内放送での乗り換え案内はされている。(詳細は後述)
年表
編集- 1927年(昭和2年)4月16日 - 開業。
- 1928年(昭和3年)11月2日 - 当駅のすぐ西側に多摩湖鉄道小平駅開業。
- 1929年(昭和4年)4月頃 - 多摩湖鉄道小平駅が本小平駅(もとこだいら)に改称[1]。
- 1949年(昭和24年)11月15日 - 本小平駅を統合。
- 1967年(昭和42年)11月7日 - 小平-萩山間複線運転開始[2]。
- 1968年(昭和43年)2月11日 - 橋上駅舎使用開始[2]。
- 1972年(昭和47年)1月1日 - 手小荷物取扱廃止[2]。
- 1993年(平成5年)7月30日 - 自動改札機使用開始。
- 1998年(平成10年)3月17日 - 駅舎階段横エレベーター使用開始、きっぷうりばを全面改修・改装。
駅構造
編集島式ホーム2面4線の地上駅で、橋上駅舎を有する。西武新宿側の上下線間に8両編成まで対応する引き上げ線があり、所沢・拝島側で新宿線下りと拝島線上りの線路は平面交差している。その北側には拝島線上り線から下り線への片渡り線もあり、主に早朝や深夜に設定される当駅発着の10両編成の列車がここを通過して1番ホームへ直接進入する。2011年現在のダイヤでは、下り本川越方面と拝島方面は主に当駅で接続する。上り本線と拝島線からの列車は当駅または田無駅で接続する。
2006年(平成18年)12月、下り線ホームに待合室が設置された。
各ホームと改札内コンコースとの間は、階段のほかエレベーター・エスカレーターにより連絡している。このほか、南口・北口地上部と改札階を
連絡するエレベーターも設置されている。
トイレは改札内コンコース部に立地し、多機能トイレを併設する。
のりば
編集ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 拝島線 | - | 萩山・拝島・多摩湖方面 | |
2 | 新宿線 | 下り | 所沢・本川越方面 | |
3 | 上り | 高田馬場・西武新宿方面 | 拝島線方面からの列車 | |
4 | 本川越方面からの列車 |
- 奇数番線に拝島線方面に出入りする列車が、偶数番線に新宿線本川越方面へ出入りする列車が発着し、当駅で終日所沢・本川越方面の電車と拝島方面の電車が相互接続を行う。なお、拝島線からの当駅止まりの列車は原則3番線に到着し回送となる[注釈 1]。
- 2013年3月16日実施のダイヤ改正で、多摩湖線のワンマン運転区間が拡大し、当駅に発着する多摩湖線の列車は平日・土休日ダイヤ共に折り返しが西武新宿発着の列車のみに限られる。このため、上記の列車以外で当駅から八坂・多摩湖方面へ向かう場合は、1駅先の萩山駅で乗り換えが必要になる。
- 下りの「拝島ライナー」は当駅から先の拝島方面が乗車券のみで利用可能となり、全てのドアが開く。
利用状況
編集近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 |
---|---|---|
1997年(平成 | 9年)35,582 | |
1998年(平成10年) | 35,213 | −1.0% |
1999年(平成11年) | 35,178 | −0.1% |
2000年(平成12年) | 35,171 | −0.0% |
2001年(平成13年) | 35,371 | 0.6% |
2002年(平成14年) | 35,417 | 0.1% |
2003年(平成15年) | 36,305 | 2.5% |
2004年(平成16年) | 36,261 | −0.1% |
2005年(平成17年) | 36,032 | −0.6% |
2006年(平成18年) | 35,973 | −0.2% |
2007年(平成19年) | 37,308 | 3.7% |
2008年(平成20年) | 38,128 | 2.2% |
2009年(平成21年) | 37,879 | −0.7% |
2010年(平成22年) | 37,344 | −1.4% |
2011年(平成23年) | 36,533 | −2.2% |
2012年(平成24年) | 37,164 | 1.7% |
2013年(平成25年) | 37,951 | 2.1% |
2014年(平成26年) | 37,839 | −0.3% |
2015年(平成27年) | 38,405 | 1.5% |
2016年(平成28年) | 38,898 | 1.3% |
2017年(平成29年) | 39,461 | 1.4% |
2018年(平成30年) | 39,464 | 0.0% |
2019年(令和元年) | 38,780 | −1.7% |
2020年(令和 | 2年)[西武 2]28,336 | −26.9% |
2021年(令和 | 3年)[西武 3]30,576 | 7.9% |
2022年(令和 | 4年)[西武 4]33,184 | 8.5% |
2023年(令和 | 5年)[西武 1]34,510 | 4.0% |
近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 新宿線 | 拝島線 | 出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)14,378 | 2,852 | [東京都統計 1] |
1993年(平成 | 5年)14,142 | 2,926 | [東京都統計 2] |
1994年(平成 | 6年)14,400 | 3,027 | [東京都統計 3] |
1995年(平成 | 7年)14,642 | 3,085 | [東京都統計 4] |
1996年(平成 | 8年)14,551 | 3,164 | [東京都統計 5] |
1997年(平成 | 9年)14,414 | 3,345 | [東京都統計 6] |
1998年(平成10年) | 14,132 | 3,405 | [東京都統計 7] |
1999年(平成11年) | 14,115 | 3,413 | [東京都統計 8] |
2000年(平成12年) | 14,058 | 3,458 | [東京都統計 9] |
2001年(平成13年) | 14,195 | 3,370 | [東京都統計 10] |
2002年(平成14年) | 14,208 | 3,364 | [東京都統計 11] |
2003年(平成15年) | 14,470 | 3,626 | [東京都統計 12] |
2004年(平成16年) | 14,444 | 3,671 | [東京都統計 13] |
2005年(平成17年) | 14,255 | 3,756 | [東京都統計 14] |
2006年(平成18年) | 14,238 | 3,707 | [東京都統計 15] |
2007年(平成19年) | 14,601 | 4,049 | [東京都統計 16] |
2008年(平成20年) | 14,827 | 4,258 | [東京都統計 17] |
2009年(平成21年) | 14,707 | 4,263 | [東京都統計 18] |
2010年(平成22年) | 14,370 | 4,373 | [東京都統計 19] |
2011年(平成23年) | 14,057 | 4,287 | [東京都統計 20] |
2012年(平成24年) | 14,271 | 4,378 | [東京都統計 21] |
2013年(平成25年) | 14,666 | 4,405 | [東京都統計 22] |
2014年(平成26年) | 14,633 | 4,378 | [東京都統計 23] |
2015年(平成27年) | 14,869 | 4,418 | [東京都統計 24] |
2016年(平成28年) | 15,055 | 4,471 | [東京都統計 25] |
2017年(平成29年) | 15,249 | 4,559 | [東京都統計 26] |
2018年(平成30年) | 15,277 | 4,532 | [東京都統計 27] |
2019年(令和元年) | 14,995 | 4,467 | [東京都統計 28] |
駅周辺
編集小平市の代表駅であるが、当駅は市域の北西端に位置し、100mほど西側に東村山市との市境がある。主に南口側に商業施設が多く立地する。市役所など官公庁施設の多くは1.2km離れた多摩湖線青梅街道駅周辺に集積している。
東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の新小平駅へは、青梅街道駅から徒歩で約10分、または小平駅南口から運行している路線バスで行くことができる[注釈 2]。
南口
編集- ルネこだいら(小平市民文化会館)
- 小平市立仲町公民館
- 小平市立仲町図書館
- 小平市美園地域センター
- 小平駅前郵便局
- 東京都立小平高等学校
- 東京都住宅供給公社小平窓口センター
- 西友小平店
- 東京都道230号小平停車場小川新田線
- 多摩湖自転車歩行者道 - 駅付近 200 m 程度はロータリーに取り込まれているため分断されている。
北口
編集駅北口周辺は道幅が狭いうえに、病院・工場・霊園があることから通勤・受診・見舞い・墓参による人通りが多い。そのため、駅北口ロータリーの設置が計画され、さらにそこから東京街道と交差し、東京都道5号新宿青梅線新青梅街道の柳窪交差点付近まで道路を敷設する「小平都市計画道路3・4・19号小平駅久留米線」が小平市の第三次事業計画による優先整備路線に選定されている[3]。
- 都立小平霊園 - 1948年に完成。駅北西300m。駅から霊園正門までの沿道には石材店が軒を連ねる。毎年春秋のお彼岸の中日を中心に多くの乗降客があり、特急「小江戸号」の臨時停車が行われる[4]。
- 小平市立大沼公民館・小平市立大沼図書館
- 小平市大沼地域センター
- 多摩済生病院
- 東京都道227号小平停車場野中新田線(東京街道)
- 山崎製パン武蔵野工場
- GAS MUSEUM がす資料館
- 角上魚類 小平店
バス路線
編集駅南口ロータリーに小平駅南口(西武バス、銀河鉄道)、小平駅前(都営バス)停留所があり、以下の路線が乗り入れている。
- 寺61:学園東町・一橋学園駅経由 国分寺駅北入口行
- 寺62:松が丘住宅入口経由・一橋学園駅経由 国分寺駅北入口行(平日日中のみ)
- 武17:昭和病院・花小金井駅南口経由武蔵小金井駅行 ※本数少・ダイヤ注意
- 武20:学園東町・日立国際電気経由 武蔵小金井駅行
- 入庫:新小平駅経由 小平営業所行 ※ダイヤ注意
- 梅70:青梅車庫行・大和操車所前行 ※ 本数少・ダイヤ注意
- 銀河鉄道小平国分寺線:小平団地西・中央大学付属高校中学校経由 国分寺駅北口行
- にじバス:小平駅西通り→仲町公民館→一橋学園駅→津田公民館・図書館方面循環
このほか、駅から700メートル南側の青梅街道上に小平駅入口停留所も存在する。
コミュニティタクシー
編集駅北口・小平駅前郵便局奥に、小平市コミュニティタクシー『ぶるべー号』の「小平駅入口」という名の乗降場を設けている。なお、古くから駅南口・青梅街道付近に存在している路線・コミュニティバス「小平駅入口」バス停とは「同一名称の、全く異なる地点の公共交通機関の乗降場」であるので、注意が必要である[5]。
- 小平市コミュニティタクシー「ぶるべー号」:大沼ルート 昭和病院、他方面
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 市史編さんこぼれ話No.10 多摩湖線 本小平駅のなりたち/東京都小平市
- ^ a b c 『写真で見る西武鉄道100年』ネコ・パブリッシング、2013年、236頁
- ^ “小平3・4・19号線 事業概要及び測量説明会を開催しました”. 小平市 (2017年12月1日). 2021年3月2日閲覧。
- ^ “特急レッドアロー号の一部が小平駅に臨時停車します” (PDF). 西武鉄道 (2019年2月20日). 2021年3月2日閲覧。
“特急レッドアロー号の一部が小平駅に臨時停車します” (PDF). 西武鉄道 (2018年8月21日). 2021年3月2日閲覧。
“特急レッドアロー号の一部が小平駅に臨時停車します” (PDF). 西武鉄道 (2018年2月14日). 2018年6月12日閲覧。
“特急レッドアロー号の一部が小平駅に臨時停車します” (PDF). 西武鉄道 (2017年8月22日). 2018年6月12日閲覧。
“特急レッドアロー号の一部が小平駅に臨時停車します” (PDF). 西武鉄道 (2017年2月17日). 2021年3月2日閲覧。
“特急レッドアロー号の一部が小平駅に臨時停車します” (PDF). 西武鉄道 (2016年2月18日). 2021年3月2日閲覧。
“特急レッドアロー号の一部が小平駅に臨時停車します” (PDF). 西武鉄道 (2015年8月18日). 2021年3月2日閲覧。
“西武、新宿線特急『小江戸』が小平駅に臨時停車”. response.jp (2014年9月3日). 2021年3月2日閲覧。 - ^ “ぶるべー号大沼ルート「小平駅入口」への道案内”. 小平市 (2014年9月1日). 2017年6月1日閲覧。
- 私鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- 西武鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c “駅別乗降人員(2023年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2024年6月21日閲覧。
- ^ 駅別乗降人員(2020年度1日平均) - ウェイバックマシン(2021年9月23日アーカイブ分)、2022年8月20日閲覧
- ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均) - ウェイバックマシン(2022年7月8日アーカイブ分)、2022年8月20日閲覧
- ^ “駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2023年7月30日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 小平駅(駅情報) - 西武鉄道