大物駅
兵庫県尼崎市にある阪神電気鉄道の駅
大物駅(だいもつえき)は、兵庫県尼崎市大物町二丁目にある、阪神電気鉄道の駅[1]。駅番号はHS 08。
大物駅 | |
---|---|
出入口 | |
だいもつ Daimotsu | |
所在地 | 兵庫県尼崎市大物町二丁目1-1 |
駅番号 | HS08 |
所属事業者 | 阪神電気鉄道 |
駅構造 | 高架駅[1] |
ホーム | 3面4線[1] |
乗降人員 -統計年次- |
7,208人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)4月12日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 本線 |
キロ程 | 8.0 km(大阪梅田起点) |
◄HS 07 杭瀬 (1.2 km) (0.9 km) 尼崎 HS 09► | |
所属路線 | 阪神なんば線 |
キロ程 | 0.9 km(尼崎起点) |
◄HS 49 出来島 (1.4 km) (0.9 km) 尼崎 HS 09► |
利用可能な鉄道路線
編集歴史
編集- 1905年(明治38年)4月12日:阪神本線の開業と同時に開業[1]。
- 1924年(大正13年)1月20日:伝法線(現在の阪神なんば線)開業[1]。
- 1964年(昭和39年)5月20日:伝法線が西大阪線に改称[1]。
- 1977年(昭和52年)7月3日:西大阪線が単線で高架化[2]。
- 1978年(昭和53年)3月26日:西大阪線が複線高架になる。
- 2003年(平成15年)7月26日:尼崎駅改良工事に伴い西大阪線の尼崎駅 - 当駅間が単線となる[3]。
- 2008年(平成20年)12月20日:尼崎駅改良工事進捗に伴い西大阪線の尼崎駅 - 当駅間が複線に復帰。
- 2009年(平成21年)3月20日:西大阪線が阪神なんば線に改称[4]。
- 2012年(平成24年)3月20日:平日日中における同線直通快速急行の停車を取りやめ[5]。
- 2014年(平成26年)4月1日:駅番号導入[6][7]。
駅構造
編集島式ホームの外側に相対式ホームを持つ3面4線の高架駅である[1]。阪神なんば線は、尼崎側に尼崎車庫への分岐点があるため、停留所ではないのに対して、本線は分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1か所のみ。本線ホームはややカーブしている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■本線 | 上り | 野田・大阪(梅田)方面 |
2 | 下り | 尼崎・神戸(三宮)・明石・姫路方面 | |
3 | ■阪神なんば線 | 上り | 西九条・ドーム前・難波・奈良方面 |
4 | 下り | 尼崎・神戸(三宮)・明石・姫路方面 |
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運賃表
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改札口
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1番線ホーム
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2・3番線ホーム
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4番線ホーム
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券売機画面
- 付記事項
- 1・2番線は本線、3・4番線は阪神なんば線のホームとなっている。2・3番線は島式ホームとなっており、梅田方面からの列車から難波・奈良方面行きへは対面乗り換えが可能。
- ホーム有効長は1番線が100メートルで、現状では阪神車両の4両編成が停車する。2 - 4番線は130メートルで、阪神の19 m 級車両および近畿日本鉄道の21 m 級車両のいずれも6両編成が停車可能である。
- 尼崎駅改良工事に伴う同駅までの西大阪線(現・阪神なんば線)一時単線化により、上り線のみを使用した期間(2003年7月26日 - 2004年3月26日、2008年2月2日 - 同年12月19日)は、西大阪線の上下列車はいずれも3番線に着発していたため、ホームには誤乗防止のためLED式の行先表示器が設置されていた[8][9]。
- 駅がカーブしていて、線路にカントが付いており、電車とホームの隙間もかなり広い箇所がある。
- どの番線からも、日中は毎時6本の電車が発車する。下り方面は2・4番線の双方から発車するが、2番線発の列車は大部分が武庫川方面に直通する一方、4番線発は全て尼崎止まりである。阪神なんば線は普通電車の他に準急・区間準急の設定もあるが、全列車鶴橋以西各駅に停車する。
↑ 阪神なんば線:大阪難波方面 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
← 本線:梅田方面 |
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→ 三宮・元町方面 |
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凡例 出典:[10] 右上は尼崎車庫への連絡線 |
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本線時刻表
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なんば線時刻表
利用状況
編集2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は8,571人である。
各年次の1日平均乗車・乗降人員数は下表の通り。
年次 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
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2001年 | 10,009 | 5,007 | [11] |
2002年 | 9,919 | 4,947 | [11] |
2003年 | 9,790 | 4,932 | [11] |
2004年 | 9,444 | 4,728 | [11] |
2005年 | 9,516 | 4,521 | [11] |
2006年 | 8,641 | 4,341 | [12] |
2007年 | 8,731 | 4,377 | [13] |
2008年 | 8,427 | 4,225 | [14] |
2009年 | 8,557 | 4,260 | [15] |
2010年 | 8,648 | 4,348 | [16] |
2011年 | 8,623 | 4,337 | [17] |
2012年 | 9,269 | 4,611 | [18] |
2013年 | 9,690 | 4,838 | [19] |
2014年 | 9,731 | 4,856 | [20] |
2015年 | 9,715 | 4,849 | [21] |
2016年 | 7,908 | 3,949 | [22] |
2017年 | 7,643 | 3,814 | [23] |
2018年 | 7,960 | 3,986 | [24] |
2019年 | 8,571 | 4,302 | [25] |
2020年 | 7,208 | 3,598 |
駅周辺
編集- 交通
- 公共施設等
- 大物公園 - D51形蒸気機関車が静態保存されている。
- 尼崎だいもつ病院 - 旧建物・兵庫県立尼崎病院。
- ゼロカーボンベースボールパーク - 尼崎市小田南公園軟式野球場がある小田南公園を再整備した運動施設群。旧尼崎紡績尼崎工場の跡地で[26]、阪神タイガースの二軍新本拠地である日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎のほか、球団寮・室内練習場などが整備される[27][28]。
- 尼崎市立産業郷土会館
- 尼崎市東部第二浄化センター
- 教育機関
- 関西保育福祉専門学校
- 慈愛保育園
- からたち幼稚園
- 法人等
- 大物主神社[1]
- 西教寺
- 日鉄鋼板(旧・大同鋼板) - 西日本製造所尼崎地区
- ユニチカ記念館[1] - 1900年に、ニチボー(大日本紡績)の前身である尼崎紡績の本社事務所として建てられた洋館式の建物。駅の南、国道43号そばに位置。
- タカオカチョコレート - 駅南にあるチョコレート工場。
- 阪神電気鉄道 大物変電所
- 店舗等
バス路線
編集最寄停留所は、東大物町1丁目または阪神大物となる。以下の路線が乗り入れ、阪神バス(尼崎市内線[注 1])により運行されている。
- 北行
- ■51番 - JR尼崎 (南) 行(社協会館経由。東大物町1丁目にのみ停車)
- ■52番 - JR尼崎 (南) 行(社協会館経由)
- ■AD1番 - 武庫営業所 行(県立尼崎高校前、阪神尼崎 (北)、昭和通8丁目、市役所、JR立花 (上)、裁判所、北雁替公園前、阪急武庫之荘 (南)、守部公園、西武庫公園経由)
- ■AD2番 - 阪急塚口 行(阪神尼崎 (北)、東難波町3丁目、尼崎総合医療センター、尾浜西口経由。阪神大物にのみ停車)
- ■AD3番 - 阪急園田 (北) 行(社協会館、JR尼崎 (南)、小田南生涯学習プラザ前、小園、額田経由)
- 南行
- ■51番 - 阪神杭瀬 行(小田南公園経由。東大物町1丁目にのみ停車)
- ■52番 - コスモ工業団地前 方面行 循環
- ■52番 - コスモ工業団地前 止
- ■■■AD1・AD2・AD3番 - 尼崎ドライブスクール前 行(コスモ工業団地前経由。AD2番は阪神大物にのみ停車)
駅名について
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、51頁。ISBN 9784343006745。
- ^ 「西大阪線大物駅付近の上下単線高架化」『交通新聞』交通協力会、1977年7月5日、1面。
- ^ 『阪神電鉄 尼崎駅付近の改良工事に7月1日着手 7月26日から西大阪線のダイヤを一部変更』(プレスリリース)阪神電気鉄道/神戸高速鉄道、2003年6月30日。オリジナルの2018年6月21日時点におけるアーカイブ 。2021年1月29日閲覧。
- ^ 『3月20日(金・祝)、阪神なんば線の開通に伴い、阪神線と近鉄線との間で、相互直通運転を開始します 〜三宮〜近鉄奈良間が、快速急行で最速76分!〜』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道/近畿日本鉄道、2009年1月16日。オリジナルの2021年1月29日時点におけるアーカイブ 。2021年1月29日閲覧。
- ^ 『3月20日(火・祝)全線のダイヤ改正を実施!』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、2012年1月20日。オリジナルの2021年1月29日時点におけるアーカイブ 。2021年1月29日閲覧。
- ^ 『阪神「三宮」を「神戸三宮」に駅名変更、駅ナンバリングを導入し、すべてのお客さまに分かりやすい駅を目指します』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、2013年4月30日。オリジナルの2020年10月15日時点におけるアーカイブ 。2021年1月29日閲覧。
- ^ “アラカルト]3月20日=兵庫 ◆駅ナンバリング、神鉄が導入”. 読売新聞(大阪朝刊) (読売新聞大阪本社): p. 32. (2014年3月20日)
- ^ “西大阪線 大物-尼崎 単線運行へ”. まにあっく・阪神(阪神電気鉄道) (2003年8月). 2009年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月23日閲覧。
- ^ “西大阪線 大物-尼崎 単線運行へ”. まにあっく・阪神(阪神電気鉄道) (2008年2月). 2009年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月23日閲覧。
- ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年、19頁。ISBN 978-4-06-270017-7。
- ^ a b c d e 尼崎市統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成19年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成20年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成21年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成22年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成23年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成24年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成25年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成26年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成27年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成28年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成29年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(平成30年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(令和元年) (PDF)
- ^ 尼崎市統計書(令和2年) (PDF)
- ^ 大日本紡績尼崎工場の跡 - 尼崎市ホームページ
- ^ “阪神2軍本拠が鳴尾浜から尼崎市に移転 利便性も向上、25年2月供用開始”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年5月15日) 2021年5月15日閲覧。
- ^ “【阪神】2軍施設移転で阪神が尼崎市と基本協定を締結”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年5月21日) 2021年5月21日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 大物駅(路線図・駅情報) - 阪神電気鉄道