大津港駅

茨城県北茨城市大津町北町にある東日本旅客鉄道の駅

大津港駅(おおつこうえき)は、茨城県北茨城市大津町北町(きたちょう)にある東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線である[1]

大津港駅[* 1]
駅舎(2023年2月)
おおつこう
Ōtsukō
磯原 (7.1 km)
(4.5 km) 勿来
地図
所在地 茨城県北茨城市大津町北町250
北緯36度50分47.59秒 東経140度46分41.48秒 / 北緯36.8465528度 東経140.7781889度 / 36.8465528; 140.7781889座標: 北緯36度50分47.59秒 東経140度46分41.48秒 / 北緯36.8465528度 東経140.7781889度 / 36.8465528; 140.7781889
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 常磐線
キロ程 178.7 km(日暮里起点)
電報略号 オコ←ヲコ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
666人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1897年明治30年)2月25日[2]
備考 業務委託駅[3]
  1. ^ 1950年に関本駅から改称。
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概要

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当駅は北茨城市北部に位置し、茨城県最北端および最東端に位置する駅であり、常磐線は取手駅から当駅までが茨城県に属する[注釈 1]

五浦海岸[4]六角堂[5]茨城県天心記念五浦美術館[6]等、市内の主な観光名所は当駅が最寄駅である。

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅になっている[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。木造駅舎を有する。

JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託する業務委託駅である[3]自動券売機・簡易Suica改札機が設置されている。

駅舎は、2013年(平成25年)3月19日にリニューアル工事が完成した。六角堂をイメージしたデザインで、木製格子を設置した重厚感のあるものとなっている。待合室は木目調にして安らげる空間を意図している[10]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1・2 常磐線 上り 日立水戸上野方面
2・3 下り いわき原ノ町仙台方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 2番線は待避線である。上りのみ特急の通過待ちがある。下りの待避も可能であるが、定期列車では行っていない。
  • 国鉄時代から当駅止まりの下り列車があり、2007年平成19年)3月17日までは2本あったが、このうち1本が翌18日ダイヤ改正(常磐線普通列車グリーン車営業開始)により高萩止まりに変更され、水戸始発の1本のみが南中郷駅 - 当駅間への最終列車として運転されている。当駅到着後は高萩駅まで回送され、高萩駅隣接の留置線で夜間外泊する。

利用状況

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JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員666人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 1,755 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 1,707 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 1,629 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 1,573 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 1,501 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 1,464 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 1,382 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 1,318 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 1,223 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 1,159 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 1,063 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 993 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 1,014 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 1,044 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 1,022 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 1,001 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 936 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 926 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 913 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 839 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 708 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 687 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 678 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 666 [利用客数 1]

駅周辺

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駅前(2012年1月)

バス路線

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隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
常磐線
磯原駅 - 大津港駅 - 勿来駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 関東最北端の豊原駅の緯度は常磐線ではいわき駅とほぼ同じとなる。

出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 42号 水戸駅・常陸太田駅・高萩駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月9日、23頁。 
  2. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、432頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年11月24日閲覧
  4. ^ 五浦海岸-北茨城市観光協会公式ホームページ
  5. ^ 六角堂-北茨城市観光協会公式ホームページ
  6. ^ 茨城県天心記念五浦美術館-北茨城市観光協会公式ホームページ
  7. ^ a b 中川浩一 『茨城県鉄道発達史(上)』 筑波書林〈ふるさと文庫〉、1980年、付表xii。
  8. ^ 「日本国有鉄道公示第89号」『官報』1950年5月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200524150337/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf2020年5月25日閲覧 
  10. ^ a b 交通新聞2013年3月29日
  11. ^ 駅の情報(大津港駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2018年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月20日閲覧。

利用状況

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  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月6日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月12日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月24日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月6日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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