大津港駅
茨城県北茨城市大津町北町にある東日本旅客鉄道の駅
大津港駅(おおつこうえき)は、茨城県北茨城市大津町北町(きたちょう)にある東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である[1]。
大津港駅[* 1] | |
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駅舎(2023年2月) | |
おおつこう Ōtsukō | |
◄磯原 (7.1 km) (4.5 km) 勿来► | |
所在地 | 茨城県北茨城市大津町北町250 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■常磐線 |
キロ程 | 178.7 km(日暮里起点) |
電報略号 | オコ←ヲコ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
666人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)2月25日[2] |
備考 | 業務委託駅[3] |
概要
編集当駅は北茨城市北部に位置し、茨城県最北端および最東端に位置する駅であり、常磐線は取手駅から当駅までが茨城県に属する[注釈 1]。
歴史
編集- 1897年(明治30年)2月25日:日本鉄道の関本駅(せきもとえき)として開業[7]。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化され、官設鉄道の所属となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により常磐線の所属となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
- 1950年(昭和25年)5月10日:大津港駅に改称[7][8]。
- 1976年(昭和51年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 2009年(平成21年)3月14日:東京近郊区間拡大に伴い、ICカード「Suica」の利用が可能となる[9]。
- 2013年(平成25年)3月19日:駅舎リニューアル工事竣工[10]。
- 2015年(平成27年)3月14日:ダイヤ改正に伴い、特急列車はすべて通過となり、普通列車のみの停車となる。
- 2018年(平成30年)10月31日:みどりの窓口の営業を終了[11]。
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅になっている[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。木造駅舎を有する。
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託する業務委託駅である[3]。自動券売機・簡易Suica改札機が設置されている。
駅舎は、2013年(平成25年)3月19日にリニューアル工事が完成した。六角堂をイメージしたデザインで、木製格子を設置した重厚感のあるものとなっている。待合室は木目調にして安らげる空間を意図している[10]。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■常磐線 | 上り | 日立・水戸・上野方面 |
2・3 | 下り | いわき・原ノ町・仙台方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 2番線は待避線である。上りのみ特急の通過待ちがある。下りの待避も可能であるが、定期列車では行っていない。
- 国鉄時代から当駅止まりの下り列車があり、2007年(平成19年)3月17日までは2本あったが、このうち1本が翌18日のダイヤ改正(常磐線普通列車グリーン車営業開始)により高萩止まりに変更され、水戸始発の1本のみが南中郷駅 - 当駅間への最終列車として運転されている。当駅到着後は高萩駅まで回送され、高萩駅隣接の留置線で夜間外泊する。
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改札口(2022年2月)
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ホーム(2022年2月)
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リニューアル前の駅舎(2012年1月)
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リニューアル前の改札口(2012年1月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は666人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,755 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,707 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,629 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,573 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,501 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,464 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,382 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,318 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,223 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,159 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,063 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 993 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,014 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,044 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,022 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,001 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 936 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 926 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 913 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 839 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)708 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)687 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)678 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)666 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集- 五浦海岸
- 国道6号
- 大津郵便局
- 茨城県天心記念五浦美術館
- 六角堂
- 茨城県信用組合大津支店
- 北茨城市北部市民サービスセンター
バス路線
編集隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 42号 水戸駅・常陸太田駅・高萩駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月9日、23頁。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、432頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年11月24日閲覧
- ^ 五浦海岸-北茨城市観光協会公式ホームページ
- ^ 六角堂-北茨城市観光協会公式ホームページ
- ^ 茨城県天心記念五浦美術館-北茨城市観光協会公式ホームページ
- ^ a b 中川浩一 『茨城県鉄道発達史(上)』 筑波書林〈ふるさと文庫〉、1980年、付表xii。
- ^ 「日本国有鉄道公示第89号」『官報』1950年5月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブ 。2020年5月25日閲覧。
- ^ a b 交通新聞2013年3月29日
- ^ “駅の情報(大津港駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2018年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月20日閲覧。
利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月10日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(大津港駅):JR東日本