大森駅 (東京都)

東京都大田区大森北にある東日本旅客鉄道の駅

大森駅(おおもりえき)は、東京都大田区大森北一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東海道本線である。駅番号JK 18

大森駅
東口(2016年6月)
おおもり
Ōmori
JK 19 大井町 (2.2 km)
(3.0 km) 蒲田 JK 17
地図
所在地 東京都大田区大森北一丁目6-16
北緯35度35分18.4秒 東経139度43分40.5秒 / 北緯35.588444度 東経139.727917度 / 35.588444; 139.727917 (大森駅 (東京都))座標: 北緯35度35分18.4秒 東経139度43分40.5秒 / 北緯35.588444度 東経139.727917度 / 35.588444; 139.727917 (大森駅 (東京都))
駅番号 JK18
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 京浜東北線
(線路名称上は東海道本線
キロ程 11.4 km(東京起点)
大宮から41.7 km
電報略号 オモ←ヲモ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
78,233人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1876年明治9年)6月12日
備考
  1. ^ 北口改札に導入[1]
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大森駅[* 1]
おおもり
(0.7 km) 大森海岸
所属事業者 京浜電気鉄道
所属路線 大森支線
キロ程 0.0 km(大森起点)
廃止年月日 1937年昭和12年)3月8日
  1. ^ 開業時の駅名は大森停車場前
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西口(2008年9月)
北口東側(2011年1月)

当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、列車線を走る東海道線列車は停車せず、旅客案内では「東海道(本)線」とは案内されていない。また、JRの特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。

歴史

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当駅は、新橋 - 横浜間開業の4年後に開業した非常に歴史の古い駅である。元々は線路の保守点検を行う工夫の詰所であったが、それが不要になり駅舎に転用された。京浜間の電車運行開始後は客車列車通過が増え、昭和初期に停車が無くなって電車専用の駅となった。その後も列車線ホームは長い間残っていたが、駅改築に伴って1984年(昭和59年)までに解体された。その名残りで、列車線上り線路と下り線路の間隔が少々広く、広告ボードが設置されている。

年表

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。多機能券売機[1]指定席券売機[1]自動改札機が設置されている。また、北口改札にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、朝夕の一部時間帯を除いて、遠隔対応のため改札係員は不在となる[1]

ホーム中央にある「日本考古学発祥の地」と刻された石の標柱は、1877年にエドワード・S・モース大森貝塚を発見したことを記念するもの。柱の上に載るのは、その時発掘された土器の一つを再現したブロンズ像である[10]。元は高さ12.5センチメートルだが、2倍に拡大してある[11]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1   京浜東北線 南行 蒲田川崎横浜大船方面
2 北行 品川東京上野大宮方面

(出典:JR東日本:駅構内図

改札口(出口)

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中央口改札
ホーム中央付近から階段を上ると東口及び西口に通ずる。現駅舎が完成する以前は東西自由通路が無く、駅本屋のある東側を東口、西側を山王口といい、別々に改札口が設けられていた。現在も西口を山王口と通称する場合もある。
北口改札
ホーム東京方の階段を上る。西側は駅ビル「ララ」、東側は連絡通路である「大森駅歩道橋」を介して駅外にアクセスすることが出来る。開設当初は西側(山王方面)にしか出られなかったため山王北口と称しており、その後も通称する場合もある(バスの車内放送等)。また、西側の出口は山王口と呼ばれる。なお、東側の出口部分は品川区南大井となっている。

トイレは中央口改札内にあり、多機能トイレも設置されている。エスカレーターは中央改札口行のみで、上りは横並びに2人、下りは横並びに1人のみと、異なる。メーカーは日立。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員78,233人である[JR 1]。JR東日本の駅では荻窪駅に次いで第49位。京浜東北線および日本の単独駅の中では最も利用者が多い。

1989年度(平成元年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1989年(平成元年) 85,084 [* 1]
1990年(平成02年) 87,279 [* 2]
1991年(平成03年) 91,345 [* 3]
1992年(平成04年) 93,068 [* 4]
1993年(平成05年) 94,159 [* 5]
1994年(平成06年) 93,159 [* 6]
1995年(平成07年) 92,153 [* 7]
1996年(平成08年) 91,893 [* 8]
1997年(平成09年) 92,416 [* 9]
1998年(平成10年) 91,332 [* 10]
1999年(平成11年) [JR 2]90,444 [* 11]
2000年(平成12年) [JR 3]90,159 [* 12]
2001年(平成13年) [JR 4]90,149 [* 13]
2002年(平成14年) [JR 5]90,413 [* 14]
2003年(平成15年) [JR 6]90,426 [* 15]
2004年(平成16年) [JR 7]89,656 [* 16]
2005年(平成17年) [JR 8]88,049 [* 17]
2006年(平成18年) [JR 9]89,323 [* 18]
2007年(平成19年) [JR 10]92,022 [* 19]
2008年(平成20年) [JR 11]93,057 [* 20]
2009年(平成21年) [JR 12]92,427 [* 21]
2010年(平成22年) [JR 13]91,601 [* 22]
2011年(平成23年) [JR 14]90,946 [* 23]
2012年(平成24年) [JR 15]91,774 [* 24]
2013年(平成25年) [JR 16]92,962 [* 25]
2014年(平成26年) [JR 17]93,095 [* 26]
2015年(平成27年) [JR 18]94,949 [* 27]
2016年(平成28年) [JR 19]95,189 [* 28]
2017年(平成29年) [JR 20]96,181 [* 29]
2018年(平成30年) [JR 21]96,972 [* 30]
2019年(令和元年) [JR 22]96,314 [* 31]
2020年(令和02年) [JR 23]69,857
2021年(令和03年) [JR 24]68,751
2022年(令和04年) [JR 25]72,568
2023年(令和05年) [JR 1]78,233

駅周辺

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東海道線を挟んで東側は宿場町が発展した街である。

駅ビル

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  • アトレ大森、アトレ大森2
  • 東急ストア大森店
  • JR東日本ホテルメッツ 大森(旧大森東急REIホテル
  • RaRa - 大森駅初の駅ビル。1978年に旧駅ビルから全面新築した際、RaRaの名称で開業。

西側

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地形の高低差が大きく、また駅前のロータリー等は無い。線路に平行する池上通り沿いに商店街が形成されている。

東側

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アトレ大森前を中心に駅前ロータリーが整備されており、ロータリー南側は繁華街、北側はオフィス街が広がっている。ロータリーには合資会社高田商会製造の鐵道院時代の鉄柱が保存されている[12]

京浜急行電鉄本線大森海岸駅とは東へ500m程離れている。

かつて存在した施設

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西側
東側

バス路線

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東口バス乗り場(2010年12月)

当駅東口発着のバスは京浜急行バスが、西口と山王口発着は東急バスが、北口発着は品川区コミュニティバス(しなバス)が担当している。このほか、東京都交通局都営バス1984年(昭和59年)2月15日まで杉並営業所(現・杉並支所)が山王口に乗り入れ、品川営業所1970年(昭和45年)12月27日まで東口に、1977年(昭和52年)12月16日まで西口にそれぞれ乗り入れていた。

のりば 運行事業者 系統・行先
大森駅東口
1 京浜急行バス 森50蒲田駅東口
2 森26森56森ヶ崎東京労災病院
3
4
5
6
7
8
9
大森駅西口
1 東急バス
2 森05洗足池
3 森06:上池上循環外回り
4
5 森08:馬込銀座循環
9 森01森02森04森05:大森操車所
11
12 森07:上池上循環内回り
大森駅山王口
7 東急バス 森91新代田駅
8 森07:上池上循環内回り
森91大森操車所
大森駅北口
1 東急バス しなバス西大井駅[14][15][注釈 2]

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
  京浜東北線
快速・各駅停車
大井町駅 (JK 19) - 大森駅 (JK 18) - 蒲田駅 (JK 17)

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 第一集4番に大森駅が歌われている。「梅に名を得し 大森を 過ぐれば早も 川崎の 大師河原はほど近し 急げや電気の道すぐに」
  2. ^ このバス停は品川区にある。

出典

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  1. ^ a b c d e f 駅の情報(大森駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月2日閲覧。
  2. ^ 「大森駅 山王口北本屋」『交通新聞』交通協力会、1959年12月8日、2面。
  3. ^ 「「プリモ」がオープン 大森駅ビル 駅周辺開発の核に」『交通新聞』交通協力会、1984年9月15日、1面。
  4. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '92年版』ジェー・アール・アール、1992年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-113-9 
  5. ^ アトレ大森2 2007年7月3日(火)Renewal Open!』(PDF)(プレスリリース)アトレ、2007年6月6日。オリジナルの2020年5月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200519153742/https://company.atre.co.jp/company/news/pict/45_20070815omori2.pdf2020年5月20日閲覧 
  6. ^ アトレ大森 2008年10月9日(木)Renewal Open!』(PDF)(プレスリリース)アトレ、2008年9月10日。オリジナルの2020年5月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200519153941/https://company.atre.co.jp/company/news/pict/60_20080910omori.pdf2020年5月20日閲覧 
  7. ^ より安全な駅ホーム・踏切の実現に向けた取組みについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2019年4月3日。オリジナルの2019年4月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190406170648/https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190402.pdf2019年8月17日閲覧 
  8. ^ 駅の情報(大森駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2021年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月2日閲覧。
  9. ^ 「2021年度営業関係施策(その1)」について提案を受ける!!” (PDF). JTSU-E 東京地本 (2021年6月9日). 2021年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
  10. ^ 加藤緑『日本考古学の原点 大森貝塚』、90頁。
  11. ^ 加藤緑『日本考古学の原点 大森貝塚』、23頁。
  12. ^ 大田区ホームページ:鐵道院鉄柱”. 2024年6月9日閲覧。
  13. ^ 大森八景園 写真の中の明治・大正 - 国立国会図書館所蔵写真帳から -”. 国立国会図書館 (1979年). 2012年6月15日閲覧。
  14. ^ コミュニティバス(令和4年10月1日よりダイヤを改正しました)品川区 2022年11月2日閲覧
  15. ^ 大森駅北口 のりば地図東急バス 2022年11月2日閲覧
広報資料・プレスリリースなど一次資料
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  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。

利用状況

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JR東日本の1999年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

参考文献

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  • 加藤緑『日本考古学の原点 大森貝塚』、新泉社、2006年。

関連項目

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外部リンク

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