六郷橋駅

かつて日本の神奈川県川崎市川崎区にあった京浜急行電鉄の駅

六郷橋駅(ろくごうばしえき)は、かつて神奈川県川崎市川崎区京浜急行電鉄大師線京急川崎駅 - 港町駅間に存在した

六郷橋駅
六郷橋駅跡
京急川崎駅寄りから眺める。(2011年7月24日)
ろくごうばし
京浜川崎 (0.8 km)
(0.7 km) 港町*
所在地 神奈川県川崎市(現:川崎市川崎区
北緯35度32分8.9秒 東経139度42分27.5秒 / 北緯35.535806度 東経139.707639度 / 35.535806; 139.707639座標: 北緯35度32分8.9秒 東経139度42分27.5秒 / 北緯35.535806度 東経139.707639度 / 35.535806; 139.707639
所属事業者 京浜急行電鉄
所属路線 大師線
キロ程 0.8 km(京浜川崎起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1899年(明治32年)1月21日**
廃止年月日 1949年(昭和24年)6月1日***
備考 *現在の位置とは異なる
**1926年(大正15年)12月24日移転
***1945年(昭和20年)9月1日より休止
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地理

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1926年からの駅は、国道15号六郷橋の川崎側の辺りにあった。現在は、六郷橋への歩行者および自転車用階段に並行する堤防への通路の下辺りにある。また、付近にある電柱には川崎宿の史跡の一つとして大師電気鉄道六郷橋停留所跡という説明があるが、実際に確認できるのは1899年に大師電気鉄道によって開業された六郷橋駅ではなく、京浜電気鉄道になってから1926年に移設された六郷橋駅の跡である。

駅構造

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堤防側の下り線
(2011年7月24日)

相対式の2面2線の、ともにほぼ同じ長さのコンクリートでできた短いホームの様なものが確認できる。しかし、堤防の護岸工事などによって、周囲は当時のものがほとんど確認できない。付近の道は、堤防側の道にやや高い防護柵があって、線路側に入れないようになっている。防護柵の内側には、多摩川の堤防の方から入るための非常用の階段や、ホームから線路内へ続く小さな階段が取り付けられている。 

歴史

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  • 1899年明治32年)1月21日 - 大師電気鉄道の川崎駅(初代)として開業。
  • 1902年(明治35年)9月1日 - 六郷橋駅に改称。
  • 1926年大正15年)12月25日 - 京浜国道(現・国道15号)の改築に伴い、大師線の経路が変更となり新線上に移転。
  • 1945年昭和20年)9月1日 - 付近での戦災の被害が激しいため、休止となる[1]
  • 1949年(昭和24年)6月1日 - 休止期間中に支障がなく、付近復旧の見込みもないため、廃止となる[1]

隣の駅

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京浜急行電鉄
大師線
京急川崎駅 - 六郷橋駅 - 港町駅

脚注

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  1. ^ a b 国立公文書館所蔵文書「鉄道免許・東京急行電鉄・昭和19~24年」請求番号平12運輸02111100 「運輸営業一部廃止認可申請書」「理由書」「京浜急行電鉄大森山谷、出村、六郷橋及びキリン駅廃止について」

外部リンク

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