名谷駅
名谷駅(みょうだにえき)は、兵庫県神戸市須磨区中落合にある神戸市営地下鉄西神・山手線の駅である[1]。駅番号はS12。線路名称上は当駅を境に新長田駅方が西神線、西神中央駅方が西神延伸線となっており、建設に際しての補助金面での違いがある。
名谷駅 | |
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駅舎 | |
みょうだに Myōdani (須磨パティオ前) | |
◄S11 妙法寺 (1.6 km) (1.8 km) 総合運動公園 S13► | |
所在地 | 神戸市須磨区中落合2[1] |
駅番号 | S12 |
所属事業者 | 神戸市交通局(神戸市営地下鉄) |
所属路線 |
西神・山手線 (西神線・西神延伸線)* |
キロ程 |
0.0 km(名谷起点) 谷上から20.8 km |
駅構造 | 地上駅[1](掘割式) |
ホーム | 島式 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
22,528人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1977年(昭和52年)3月13日[2] |
備考 | 直営駅 |
* 正式な線路名称 妙法寺方:西神線 総合運動公園方:西神延伸線 |
駅イメージテーマは「春」であり、それに合わせて開業時に駅舎の西側の壁面には「春の風」と名付けられ壁画が設置された(2023年撤去)。
歴史
編集駅構造
編集神戸市営地下鉄は1977年(昭和52年)に当駅より新長田駅まで開業したため、当駅に0キロポストが設置されている。西神・山手線は、第二次世界大戦中の国家総動員法による、放射線道路建築予定地を利用し建設された。名谷駅は、「スッポコ谷(行き止まりの谷)の名谷」といわれた、石灰岩の草深い谷に建設された。
地上1階にコンコース、改札があり、地下1階にプラットホームがある地上掘割式駅である[1]。ホームは2面4線で、1・4番線が本線である[1]。かつて快速が運転されていたころにはこの駅で緩急接続が行われており、1・4番線に快速が、2・3番線に普通が停車していた。
2023年春には、駅舎リニューアル工事、北館新設工事が完了する予定である。
のりば
編集ホーム | 路線 | 行先 | |
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1 | 西神・山手線 | ■三宮・新神戸・谷上方面[4] | 主に西神中央方面からの列車 |
2 | 主に当駅始発列車 | ||
3 | □学園都市・西神中央方面[4] | 主に当駅始発列車 | |
4 | 主に新神戸方面からの列車 |
- 付記事項
- 基本的に外側2線を新神戸方面 - 西神中央方面の電車が使用し、内側2線を当駅始発および当駅止まりの電車が使用するが、深夜時間帯に新神戸方面からの当駅止まりの列車が4番線到着後そのまま夜間滞泊となり、それ以降の新神戸方面からの西神中央行き電車が3番線を使用する場合もある。
- 当駅に隣接して(乗務員区所の)名谷乗務区があるため、一部列車は当駅で乗務員交代が行われる。
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券売機
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運賃表
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改札口
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精算機
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コンコース
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1・2番線ホーム
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3・4番線ホーム
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名谷駅ビル
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旧駅舎
ダイヤ
編集東西行とも朝ラッシュ3分間隔、日中7分30秒間隔、夕ラッシュ5 - 7分間隔
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谷上方面平日時刻表
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谷上方面土日時刻表
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西神中央方面平日時刻表
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西神中央方面土日時刻表
利用状況
編集2022年度の1日平均乗車人員は22,528人である[5]。西神・山手線の駅では三宮駅に次ぐ第2位であり、乗換駅がない単独駅では県内第1位。須磨区内の鉄道駅では最も利用客が多い。
駅近辺は大丸百貨店やダイエーを核店舗とする商業施設須磨パティオが併設されている[6]。また、当駅を発着するバス路線も多く、朝夕のラッシュ時は混雑する。
近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおり。2002年度以降は減少傾向にあり、2012年度には第3位の西神中央駅との差が341人まで縮まった。その後、2013年度には名谷駅が微増したのに対し、西神中央駅が微減となり、差は1,504人に広がった。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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1995年(平成 | 7年)36,036 |
1996年(平成 | 8年)35,954 |
1997年(平成 | 9年)33,948 |
1998年(平成10年) | 31,560 |
1999年(平成11年) | 30,895 |
2000年(平成12年) | 30,285 |
2001年(平成13年) | 33,072 |
2002年(平成14年) | 34,002 |
2003年(平成15年) | 32,956 |
2004年(平成16年) | 31,630 |
2005年(平成17年) | 31,214 |
2006年(平成18年) | 30,819 |
2007年(平成19年) | 30,278 |
2008年(平成20年) | 29,552 |
2009年(平成21年) | 27,936 |
2010年(平成22年) | 27,588 |
2011年(平成23年) | 26,916 |
2012年(平成24年) | 26,700 |
2013年(平成25年) | 27,246 |
2014年(平成26年) | 27,175 |
2015年(平成27年) | 27,055 |
2016年(平成28年) | 26,675 |
2017年(平成29年) | 26,388 |
2018年(平成30年) | 26,088 |
2019年(令和元年) | 25,407 |
2020年(令和 | 2年)20,421 |
2021年(令和 | 3年)21,622 |
2022年(令和 | 4年)22,528 |
駅周辺施設
編集須磨ニュータウンの中心地であり、駅には大型ショッピングセンターが隣接する。線路面の海抜は約98m。なお、駅周辺の地名は落合(おちあい)であり、本来の名谷地区は福田川を数km下った垂水区北部の垂水JCT付近を含む垂水区名谷町である。
現在、駅周辺では再開発事業が盛んに行われている。
- 神戸市 証明書自動交付機コーナー
- 須磨パティオ[6]
- 名谷センタービル
- 三井住友銀行 北須磨支店・神戸学園都市支店(1階)(旧太陽神戸銀行→太陽神戸三井銀行→さくら銀行)
- みなと銀行 須磨ニュータウン支店(1階)(旧兵庫銀行→みどり銀行)
- 須磨区役所北須磨支所(4・5階)
- 兵庫県須磨警察署名谷中央交番
- 神戸市消防局須磨消防署北須磨出張所
- 神戸地方法務局須磨出張所
- 須磨北郵便局(ゆうちょ銀行須磨店併設)
- OMこうべ名谷駅西臨時駐車場
- NMF 神戸名谷ビル(旧名谷“K”Lineビル)
- マルハチ名谷駅前店(旧阪急ニッショーストア名谷店→阪急オアシス名谷店)
- コジマ×ビックカメラ名谷店
- LUCCA名谷
- ヤナセ名谷支店
- 株式会社ベルコ 名谷シティホール
須磨ニュータウン内 -- 徒歩10分から20分
- 神戸医療センター(旧・国立神戸病院)
- 神戸大学名谷キャンパス(医学部保健学科・大学院保健学研究科)
- 兵庫県立北須磨高等学校
- 兵庫県立須磨東高等学校
- 兵庫県立須磨友が丘高等学校
- 神戸市立須磨翔風高等学校
- 神戸市立青陽須磨支援学校
- 神戸市環境局落合クリーンセンター
- 落合中央公園
- 神戸市立北須磨文化センター
- 名谷車両基地[注釈 1]
- 近畿労働金庫北須磨出張所(えがおサロン)(店番649)
バス路線
編集駅前にはバスターミナルがあり[2]、垂水区方面を山陽バスが、北須磨ニュータウン内を神戸市営バスが、伊川谷方面を神姫バスが担当する。 バス乗り場は、東からみるとL字形になっている。最も改札から遠い乗り場が(1)で、(8)まで続いている。降り場は(8)乗り場の北側とその降り場の東側にある。
乗り場 | 系統 | 経由 | 行先 | 会社 | 備考 |
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1 | 15 | 北須磨高校前・滑・松風台 | 青山台 | ●市営
●山陽 |
共同運行 |
神戸医療センター下・滑・松風台 | ●山陽 | ||||
特15 | 北須磨高校前・中山(旧道) | ||||
S15 | 北須磨高校前・神和台・名谷小学校前(新道) | ||||
2 | 5 | 学が丘・掖済会病院前・上高丸団地 | 垂水駅 | ||
12 | 中山・滑・野田通 | 垂水東口 | |||
13 | つつじが丘・滑 | ||||
14 | 中山・学が丘 | 舞子高校前・学園都市駅 | |||
3 | 79 | 落合団地前・若草町 | 東白川台団地 | ●市営 | |
東白川台 | |||||
120 | 落合団地前 | しあわせの村 | |||
ひよどり台 | 深夜1本のみ | ||||
4 | 76 | 神戸医療センター前・名谷公園前 | 【循環】名谷駅 | 始発 - 14時代 | |
名谷公園前・神戸医療センター前 | 15時代 - 最終 | ||||
5 | 73 | 北須磨団地 | 妙法寺駅前 | ||
友が丘 | |||||
74 | 柏台 | ||||
6 | 77 | 須磨東高校・白川台一丁目 | 【循環】名谷駅 | ||
83 | 城が谷公園 | ||||
千原公園・城が谷公園 | |||||
7 | 14 | 白川台・伊川谷駅・伊川谷小学校前 | 明石駅南口 | ●神姫 | 2022年4月のダイヤ改正より |
70 | 白川台 | ●市営 | |||
8 | 78 | 友が丘中学校前 | 【循環】名谷駅 | ||
南落合四丁目 | |||||
84 | 須磨東高校・清水台 | 若草町 |
特記事項
編集- 自動体外式除細動器(AED)が1台設置されている。
隣の駅
編集- ()内は駅番号を示す。
脚注
編集注釈
編集- ^ 開業以来、2・3番線から直進して出入庫する構造となっている。当駅から学園都市駅まで延伸された際、西行線と車庫線の平面交差を避けるため、当駅と総合運動公園駅の間は西行線のみ高架化されている。かつてはこの区間が日本の地下鉄でもっとも標高が高い地点(海抜107m)だった。
出典
編集- ^ a b c d e f 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、232頁。ISBN 9784343006745。
- ^ a b c 『特集 神戸市営地下鉄開業』 市民のグラフこうべ No.56(昭和52年3月号) (神戸市広報課) (1977年3月)
- ^ 『特集 新聞に見る神戸100年(下)』 市民のグラフこうべ No.199(平成1年5月号) (神戸市広報課) (1989年5月)
- ^ a b “神戸市営地下鉄|名谷”. 神戸市交通局. 2022年10月9日閲覧。
- ^ 神戸市交通局 事業概要:地下鉄駅別乗車人員(1日平均) (PDF) 2022年1月5日閲覧
- ^ a b 『特集 空から見た神戸』 市民のグラフこうべ No.92(昭和55年5月号) (神戸市広報課) (1980年5月)
関連項目
編集外部リンク
編集- 名谷駅 - 神戸市交通局