吉田 重延(よしだ しげのぶ、1909年2月14日 - 1989年8月7日)は、日本の政治家。元自由民主党衆議院議員1980年勲二等旭日重光章受章。岳父は中野猛雄[1]

来歴

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熊本県天草郡栖本村(現・天草市)の農家に生まれる。東京帝国大学農学部農学実科(実科は1935年に東京高等農林学校として独立、現・東京農工大学)を卒業後は帰郷し農作業に従事する。その後熊本県職員、栖本村長を経て、1953年第26回衆議院議員総選挙に旧熊本2区にて自由党公認で立候補し初当選する。以後連続7回当選。

自民党では宏池会に所属する。自治政務次官、衆院大蔵委員長等を歴任。1972年にはリベリアウィリアム・R・トルバート新大統領の就任式典に政府特使として派遣された。また全国離島振興対策審議会長も務め、経済企画庁の「離島振興課」新設に一役買った。

1989年8月7日、心不全のため逝去。享年80。

脚注

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  1. ^ 坂田大『熊本人間山脈』坂田情報社、1961年、18頁。
議会
先代
山中貞則
  衆議院大蔵委員長
1964年 - 1966年
次代
三池信
先代
斎藤邦吉
  衆議院公職選挙法改正に関する調査特別委員長 次代
岡崎英城