南阿蘇水の生まれる里白水高原駅
熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある南阿蘇鉄道の駅
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅(みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげんえき)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字中松にある南阿蘇鉄道高森線の駅。かつては読み・表記ともに日本最長の駅名であった時期があり、しばしば「白水高原駅」と省略されて表記されている[2]。
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅 | |
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駅舎(2006年11月) | |
みなみあそみずのうまれるさと はくすいこうげん Minamiaso Mizu-no-Umareru-Sato Hakusui-Kōgen* | |
◄阿蘇下田城 (1.9 km) (1.4 km) 中松► | |
所在地 | 熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字中松 |
所属事業者 | 南阿蘇鉄道 |
所属路線 | ■高森線 |
キロ程 | 9.1 km(立野起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
32[1]人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1992年(平成4年)4月1日[2] |
備考 | 無人駅 |
* ホーム側の駅名標表記は白水高原(HAKUSUI-KŌUGEN)に省略 |
歴史
編集- 1992年(平成4年) 4月1日:開業[2]。当時、読み仮名が22文字・表記では14文字と、日本一長い駅名であった[3][注釈 1]。
- 2001年(平成13年)4月2日:一畑電気鉄道(現:一畑電車)北松江線古江駅がルイス・C・ティファニー庭園美術館前駅(読み仮名24文字、正式表記18文字)に改称され、日本一長い駅名の座を読み・表記ともに明け渡す[4]。
- 2007年(平成19年)5月21日:前述のルイス・C・ティファニー庭園美術館前駅が松江イングリッシュガーデン前駅(正式表記で14文字、読み仮名で16文字)に改称され、当駅は読み仮名で再び日本最長の駅名となる[4][注釈 2]。
- 2015年(平成27年)3月14日:富山地方鉄道富山軌道線呉羽線新富山停留場が富山トヨペット本社前(五福末広町)停留場(読み24文字・表記17文字 現:トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場)となり、当駅が読みでも日本最長の座から降りる(普通鉄道としては現在も最長)[6][7][注釈 3]。
- 2016年(平成28年)4月14日・4月16日:熊本地震によって路線の橋梁やトンネル躯体に損傷が発生し、当駅を含む区間で運転見合わせとなり営業を休止。
- 2023年(令和5年)7月15日:立野 - 中松間が復旧、全線にて運転を再開[10]。
駅構造
編集単式ホーム1面1線を有する地上駅。開業当初から無人駅である。十二角形の開放的なログハウス風待合所が置かれている。
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ホーム(2006年11月)
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駅名標(2018年5月、待合所内)
利用状況
編集1日乗降人員推移 [1] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 54 |
2012年 | 57 |
2013年 | 60 |
2014年 | 47 |
2015年 | 32 |
2016年 | 営業休止 |
2017年 | 営業休止 |
2018年 | 営業休止 |
2019年 | 営業休止 |
2020年 | 営業休止 |
2021年 | 営業休止 |
駅周辺
編集辺りは一面の田園地帯で、多数の湧水池がある。
- 国道325号 - バイパスと旧道(現・村道)があり2本併走している。 旧道は当駅から約200 mの距離にある。
- 寺坂水源 - 約300 m。
- 湧沢津水源 - 約700 m。
- 塩井社水源 - 約1.4 km。熊本地震の影響で一時水源が枯れていたが[11]、2018年に回復している[12]。
- 白川水源
バス路線
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 読み仮名では当時、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅(表記13文字で日本2位)と同率1位であった。
- ^ この時点で、表記では、2001年(平成13年)に開業したディズニーリゾートラインのリゾートゲートウェイ・ステーション駅及び東京ディズニーランド・ステーション駅(17文字)が最長となっている[5]。
- ^ その後、2020年(令和2年)3月20日に、京福電気鉄道北野線の等持院駅が等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅(読み26文字、表記17文字)に改称されたため、同日から日本一長い駅名の座を明け渡し[8]、さらに2021年(令和3年)1月1日に、富山地方鉄道の富山トヨペット本社前(五福末広町)停留場がトヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場(正式表記で26文字、読み仮名で32文字)に改称され、正式表記で日本一長い駅名となった[9]。なお、読み仮名では2023年(令和5年)4月27日に岡山電気軌道東山本線の西大寺町停留場が西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前停留場に改称され、こちらも同率1位である。
出典
編集- ^ a b 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2018年3月22日閲覧
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、747頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 浅井建爾『超雑学 読んだら話したくなる 日本の地名』日本実業出版社、2010年、p213頁。ISBN 978-4-534-04660-4。
- ^ a b いばらきもの知り博士 - 茨城県公式サイト
- ^ オオボケ駅にトトロ駅? 日本全国のユニークな「駅名」を集めてみた - エキサイトニュース、2011年10月18日
- ^ 青山郁子(2015年2月4日). “路面電車:来月、新駅乗り入れ 新幹線開業日から 運行本数を10本程度増便”. 毎日新聞(毎日新聞社)[要ページ番号]
- ^ 「富山地鉄 来月14日以降の市電ダイヤ発表」北日本新聞 2015年(平成27年)2月3日23面
- ^ 『学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社が連携・協力協定を締結 〜嵐電北野線「等持院」駅が「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅へ〜』(PDF)(プレスリリース)学校法人立命館/京福電気鉄道、2020年3月13日。オリジナルの2020年3月13日時点におけるアーカイブ 。2020年3月19日閲覧。
- ^ “停留場名の変更について | 富山地方鉄道株式会社”. web.archive.org (2020年12月30日). 2021年1月8日閲覧。
- ^ “7月15日ダイヤ改正(全線運転再開)について”. 南阿蘇鉄道 (2023年5月19日). 2023年6月10日閲覧。
- ^ 熊本地震の後、水源枯れる 「日本一長い駅名」由来の地 - 朝日新聞デジタル、2016年4月26日、同日閲覧。アーカイブトゥデイよりアーカイブ。
- ^ 南阿蘇ひなた文庫だより vol.006 熊本地震を経て蘇った「塩井社水源」のこと - コロカル、2018年10月8日、2021年2月12日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 南阿蘇水の生まれる里白水高原 - 南阿蘇鉄道