千早駅

福岡県福岡市東区にある九州旅客鉄道・西日本鉄道の駅

千早駅(ちはやえき)・西鉄千早駅(にしてつちはやえき)は、福岡県福岡市東区千早四丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)・西日本鉄道(西鉄)の

千早駅・西鉄千早駅
西口(2008年1月)
ちはや
Chihaya
にしてつちはや
Nishitetsu-Chihaya
地図右から千早駅・西鉄千早駅
所在地 福岡市東区千早四丁目
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州・駅詳細
西日本鉄道(西鉄・駅詳細
テンプレートを表示

両社の駅舎はほぼ一体化している。本項では両駅について記す。

利用可能な鉄道路線

編集

歴史

編集

駅名の由来は開業時の地名(千早)であるが、「千早」の由来は定かでない。なお、「千」は博多湾を指し、「この近辺から博多湾の潮の流れが速く(早く)なる」という意味合いから付いた地名と言われる。

JR九州

編集

西日本鉄道

編集

駅構造

編集

JR九州

編集

JR 千早駅
ちはや
Chihaya
JA04 香椎 (1.2 km)
(4.0 km) 箱崎 JA02[* 1]
所在地 福岡市東区千早四丁目93番1号
北緯33度38分56.70秒 東経130度26分25.86秒 / 北緯33.6490833度 東経130.4405167度 / 33.6490833; 130.4405167 (JR九州 千早駅)
駅番号 JA  03 
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 鹿児島本線
キロ程 71.0 km(門司港起点)
電報略号 チア
駅構造 高架駅[5]
ホーム 2面4線[5]
乗車人員
-統計年度-
13,559人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 2003年平成15年)7月7日[1]
備考 直営駅
みどりの窓口
  福岡市内
  1. ^ この間に千早操車場有り。
テンプレートを表示

島式ホーム2面4線を有する高架駅[5]。国鉄香椎操車場跡地を再開発する香椎副都心土地区画整理事業の一環として開業した[6][7]営業キロでは門司港から71kmであるが、駅構内の本線上には72kmポストが設置されている。開業当初から快速の停車駅となっている[7]。駅番号はJA03

JR九州の直営で、みどりの窓口および自動改札機が設置されている。

車内アナウンスでは、西鉄貝塚線への乗り換えは案内していない。

のりば

編集
のりば 路線 方向 行先
1・2   鹿児島本線 上り 黒崎小倉方面
3・4 下り 博多久留米方面
  • 自動放送導入駅。自動放送は、通常の放送では省略される「0(れい)分」をアナウンスする。

配線図

編集
 

なお、貨物引上線の博多・福岡貨物ターミナル方面は千早操車場(旧香椎操車場)に続く。

西日本鉄道

編集

西鉄千早駅[* 1]
にしてつちはや
Nishitetsu-Chihaya
NK02 名島 (1.1 km)
(0.5 km) 香椎宮前 NK04
所在地 福岡市東区千早四丁目93番1号
駅番号 NK  03 
所属事業者 西日本鉄道
所属路線 貝塚線
キロ程 2.5 km(貝塚起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
6,469人/日
-2023年-
開業年月日 1951年昭和26年)6月15日
  1. ^ 2004年に名香野駅から改称。
テンプレートを表示

島式ホーム1面2線を有する高架駅自動改札機エスカレータエレベーター設置。ホームは3両分の長さであるが、6両対応延伸が容易な構造となっている。駅番号はNK03

のりば

編集
のりば 路線 方向 行先
1 貝塚線 下り 香椎和白新宮方面
2 上り 貝塚方面

駅名標には「千早」とのみ記されていたが、駅ナンバリング導入により、「西鉄千早」と表記されたものに取り替えられた。西日本鉄道が2007年(平成19年)3月18日より販売している駅名キーホルダーでも同様。案内放送も「西鉄千早、千早」とアナウンスされる。

利用状況

編集
  • JR九州 - 2023年度の1日平均乗車人員13,559人であり、JR九州の駅としては第8位である[8][9]国鉄分割民営化による同社発足後に開業した新駅では最多。
  • 西日本鉄道 - 2023年度の1日平均乗降人員6,469人である[10]

各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[11]

年度 JR九州[12] 西日本鉄道[13]
1日平均
乗車人員
1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1996年

1,260 2,699
1997年 1,170 2,499
1998年 1,104 2,364
1999年 1,011 2,109
2000年 978 2,049
2001年 923 1,941
2002年 929 1,866
2003年 836 1,669
2004年 1,071 2,144
2005年 1,315 2,633
2006年 5,863 1,507 3,011
2007年 6,580 1,527 3,056
2008年 7,079 1,655 3,309
2009年 7,739 1,671 3,343
2010年 8,483 1,729 3,461
2011年 9,276 1,806 3,611
2012年 9,930 2,110 4,220
2013年 10,466 2,312 4,627
2014年 10,797 2,444 4,946
2015年 11,375 2,680 5,365
2016年 11,923 2,866 5,737
2017年 12,331[14] 3,027 6,056
2018年 12,608[15] 3,088 6,178
2019年 12,865[16] 3,148 6,296
2020年 10,452[17] 4,920
2021年 11,603[8] 5,492
2022年 12,762 6,055
2023年 13,559 6,469[10]

駅周辺

編集

駅周辺は、大型マンションの建設ラッシュである。福岡市の新たな東の副都心と位置付けられ、旧来の東の副都心であり繁華街を形成している香椎までは徒歩圏内である。

(※鹿児島本線千早 - 香椎の駅間距離は1.2km)

東口

編集
 
東口駅前

以下の施設は、JRの場合当駅が最寄駅だが、西鉄においては名島駅が最寄駅となる。

西口

編集
 
西口駅前

以下の各施設は、JRの場合当駅が最寄駅だが、西鉄においては香椎宮前駅が最寄駅となる。

以下の施設は、JRの場合当駅が最寄駅だが、西鉄においては名島駅が最寄駅となる。

バス路線

編集

西口に西日本鉄道「千早駅前」停留所があり、以下の路線が利用できる(路線は2023年3月25日現在)。

隣の駅

編集
九州旅客鉄道(JR九州)
  鹿児島本線
快速・区間快速
香椎駅 (JA04) - 千早駅 (JA03) - 吉塚駅 (JA01)
普通
香椎駅 (JA04) - 千早駅 (JA03) - (千早操車場) - 箱崎駅 (JA02)
西日本鉄道
貝塚線
名島駅(NK02) - 西鉄千早駅(NK03) - 香椎宮前駅(NK04)

脚注

編集
  1. ^ a b 『RAIL FAN』第50巻第9号、鉄道友の会、2003年9月1日、19頁。 
  2. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日) 
  3. ^ a b 「モハユニ」『RAIL FAN』第51巻第10号、鉄道友の会、2004年10月号、25頁。 
  4. ^ 西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
  5. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 08号 博多駅・伊万里駅・西戸崎駅ほか81駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月30日、21頁。 
  6. ^ 香椎副都心土地区画整理事業” (PDF). 都市再生機構 九州支社. p. 3. 2015年8月23日閲覧。
  7. ^ a b 「博多シティを要に色彩の電車群が行き交う 福岡都市圏のJR」『鉄道ジャーナル』第588巻、鉄道ジャーナル社、2015年8月、65頁。 
  8. ^ a b 駅別乗車人員上位300駅(2021年度)”. 九州旅客鉄道株式会社. 2023年7月3日閲覧。
  9. ^ 駅別乗車人員 | 交通・営業データ | 企業情報 | 企業・IR・採用 | JR九州”. 2023年11月26日閲覧。
  10. ^ a b 駅別乗降人員(2023年度)”. 西日本鉄道株式会社. 2024年6月6日閲覧。
  11. ^ 2020年版 福岡市統計書”. 2021年9月2日閲覧。
  12. ^ 福岡県統計年鑑 (運輸・通信) 九州旅客鉄道駅別乗車人員
  13. ^ 福岡市統計書 (運輸・通信) 私鉄各駅乗降人員
  14. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年7月26日閲覧。
  15. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年8月5日閲覧。
  16. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月22日閲覧。
  17. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月2日閲覧。
  18. ^ 家電住まいる館YAMADA福岡香椎店

関連項目

編集

外部リンク

編集