仲田幸子
仲田 幸子(なかだ さちこ、1933年10月10日 - )は、日本の舞台役者。沖縄喜劇の女王と称される[1]。
なかださちこ 仲田幸子 | |
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本名 | 仲田 幸子 |
生年月日 | 1933年10月10日(91歳) |
出生地 | 日本・沖縄県 |
国籍 | 日本 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台・映画・ラジオ |
活動期間 | 1947年 - |
配偶者 | 仲田龍太郎 |
著名な家族 | 仲田まさえ(孫) |
事務所 | 劇団でいご座 |
主な作品 | |
舞台 『床屋のふくちゃん』 『新聞少年』 『荷車の唄』 映画 『なんくるないさぁ 劇場版』 |
略歴・人物
編集1933年、沖縄県生まれ[1]。幼少期、祖母と一緒に見に行った芝居に魅了され、芝居の勉強を始める[1]。その後、太平洋戦争の激化によって芝居の勉強は中断[1]。戦後、芝居への情熱が再燃し、1947年の15歳の時に「南月舞劇団」に入団[1][2]。劇団の座長より「喜劇が向いている」との指摘があり、喜劇女優となる原点となった[1]。のちに、劇団の役者・脚本家の仲田龍太郎と結婚、両名で劇団(「仲田龍太郎一行」→1956年「劇団でいご座」[2])を立ち上げた[1]。
劇団でいご座
編集座長を務め[1]、昭和40年代には大盛況の人気を博した[3]。また、海外公演も行った[2]。2019年、劇団でいご座の敬老の日公演をもって、同劇団での活動を引退[2]。
仲田幸子芸能館
編集1982年に那覇市久茂地で開店し、2008年に那覇市松山に移転。新型コロナの影響前まで365日、台風時も休まず営業した。娘の明美や孫の仲田まさえ、芸能館のメンバーと毎日3回の民謡ショーを行った。2020年5月31日 約40年の歴史に終止符を打って閉店[4]。
仲田幸子の店
編集2020年7月 那覇市久米に「仲田幸子の店」を開店[5]。 毎日店に顔を出し客を笑わせ続けている。
出演
編集- FNSスーパースペシャルテレビ夢列島‘88(1988.7.16 - 17、フジテレビ)※沖縄中継。山本晋也、林家こぶ平、嘉陽安男と出演。
映画「なんくるないさぁ 劇場版~生きてるかぎり死なないさぁ~」
編集2020年3月に初めての主演劇映画「なんくるないさぁ 劇場版 ~生きてるかぎり死なないさぁ~」[6][7](監督:野田孝則)を撮影、2021年1月より那覇桜坂劇場にて封切。
出演:仲田幸子 仲田まさえ 東風平高根 松田るか アイモコ 志ぃさー(藤木勇人)
友情出演:ゴリ(ガレッジセール) 具志堅用高 大城バネサ
特別出演:瀬名波孝子
監督・脚本・編集:野田孝則
撮影:栢野直樹(J.S.C)
照明:上田雅晴
録音:横澤匡広
美術:畠山和久
音楽:東風平高根
企画・製作総指揮:村岡克彦
共同脚本:高橋徹郎
プロデューサー:桑原啓子
制作プロダクション:沖縄ピクチャーズ
製作:沖縄ピクチャーズ/cobo
(あらすじ)[8]
受賞・受章歴
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h “沖縄喜劇の女王・仲田幸子がすごい | 沖縄海の家”. 沖縄海の家 (2017年9月15日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ a b c d “でいご座、最後も泣き笑い 敬老の日公演で歴史に幕 「喜劇の女王」仲田幸子さん熱演”. 琉球新報DIGITAL. 琉球新報社 (2019年9月17日). 2021年3月8日閲覧。
- ^ “オバアは喜劇の女王~仲田幸子 沖縄芝居に生きる~”. 映画ナビ. リベラ. 2021年3月8日閲覧。
- ^ “「サチコー節」いつまでも 仲田幸子芸能館、カメラがとらえた最終日 笑いと涙でファン惜しむ | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス”. 沖縄タイムス (2020年6月5日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “その名も「仲田幸子の店」 沖縄の喜劇の女王が那覇市に新拠点オープン | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス”. 沖縄タイムス (2020年7月16日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “映画「なんくるないさぁ 劇場版」公式サイト”. 沖縄ピクチャーズ. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “「なんくるないさぁ」御年87歳!芸歴73年 沖縄喜劇の女王が映画に登場 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス”. 沖縄タイムス (2021年1月19日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ shimo. “なんくるないさぁ 劇場版 生きてるかぎり死なないさぁ | 桜坂劇場”. 桜坂劇場. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “XII 栄典(文化関係)”. 沖縄県. p. 1(155). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “令和2年度那覇市政功労者表彰式” (pdf). 那覇市. p. 2 (2020年10月23日). 2021年3月6日閲覧。