ゴリ (お笑い芸人)

日本のお笑いタレント、俳優、映画監督 (1972-)

ゴリ1972年〈昭和47年〉5月22日 - )は、日本お笑いタレント俳優映画監督。お笑いコンビ・ガレッジセールボケ担当。本名は照屋 年之(てるや としゆき)。身長173 cm体重73 kg

ゴリ
本名 照屋 年之(てるや としゆき)
生年月日 (1972-05-22) 1972年5月22日(52歳)
出身地 沖縄県那覇市
血液型 A型
身長 173 cm[1]
言語 日本語
方言 共通語沖縄方言
最終学歴 日本大学藝術学部映画学科演技コース中退
出身 渋谷公園通り劇場
コンビ名 ガレッジセール
相方 川田広樹
芸風 コントボケ
事務所 吉本興業
活動時期 1995年 -
同期 ダイノジ[2]
タカアンドトシ
おぎやはぎ[3]
など
現在の代表番組 ゴリ夢中
作品 映画(監督作品)
『刑事ボギー』
『ボギー☆ザ・ヒーロー』
南の島のフリムン
洗骨
他の活動 俳優映画監督
配偶者 既婚(2002年
親族 照屋林賢おじ
照屋林蔚(親戚)
知花くらら再従妹
公式サイト プロフィール
受賞歴
日本映画監督協会新人賞
2019年洗骨
テンプレートを表示

沖縄県那覇市出身。吉本興業所属。那覇市立松城中学校沖縄県立首里高等学校卒業、日本大学藝術学部映画学科演技コース中退。

略歴

編集

沖縄県那覇市にて本土復帰の1週間後に生まれた。兄が二人いる。小学校に上がるときに大阪の親戚に預けられ[4][5][6]大阪市立苗代小学校に通い[7]、5年生の二学期に沖縄に戻った[8]。高校卒業後、2浪目の時に上京。日本大学藝術学部に合格[9][10]

1995年川田広樹とガレッジセールを結成。同期はダイノジ[2]おぎやはぎ[3]等がいる。当初は本名で活動していたが、事務所の1年先輩であるロンドンブーツ1号2号の番組をきっかけに芸名を「ゴリ」とした。自身のYouTubeチャンネルにて、マッコイ斉藤が芸名の名付け親だと語っている。

笑っていいとも!』のレギュラーに抜擢され、持ちギャグである「エンジョイプレイ」が好評を博し大ブレイク。現在では冠番組を持つ。2002年に結婚、翌年に子どもが生まれる。相方の川田は2003年に結婚。2009年公開の長編映画南の島のフリムン』にて、自身初となる監督脚本を担当。「沖縄国際映画祭」に出品された。映画・ドラマなどへ幅広く出演する個性派俳優でもある。また、夏川りみの楽曲『ウンジュの原点(ふるさと)』(ウンジュ=沖縄方言で「あなた」の意味)では作詞を担うなど、活動の幅を広げている。2018年に全国公開された映画『洗骨』では、本名である「照屋年之」名義で監督を務めた[11]。同年開催の「第40回モスクワ国際映画祭」にてアウト・オブ・コンペティション部門に出品された[12]。また、映画監督が選ぶ日本映画監督協会新人賞(2019年度)を受賞。現役のお笑い芸人としては北野武以来となる[13][注 1][注 2]

人物

編集

家族・親戚

編集

エピソード

編集
  • 2007年4月15日放送の『メントレG』出演時、「人生の転機に影響を与えられた人」の中で芸能界入りのきっかけは、大学受験を目指し、上京して勉強していた時に当時同じ下宿に住んでいた羽村(現在NHK職員)に「将来何になりたくて勉強してんの?」と聞かれ、その時とっさに出てきた「俺、役者になりたい」の言葉からと答えている[9][10]
  • 上京後、しばらくは方言ネタを封印していたが[5]、近年はコンビネタとして出身地や方言に言及するようになった。主なものとして、本土の人間が理解できないことを逆手に取り支離滅裂なフレーズを発言する(例:ざんぬいゆ・よーがりー・ひーがりー=ジュゴンがガリガリに痩せています)。
  • 映画『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』におけるニューハーフ役での出演時、役作りのため腕毛をすべて脱毛した。
  • 笑っていいとも!特大号』での企画「勝負カラオケベスト9」(2006年12月27日、2007年12月26日、2008年12月24日)にフルエントリーした。
    • 2006年は93点で1位となり、9位で68点だった中居正広に勝利した。
    • 2007年は92点を獲得、88点で2位となった香取慎吾に勝利し2連覇を果たす。
    • 2008年も93点と高得点を叩き出した。草彅剛(5位・88点)・DAIGO(4位・91点)・里田まい(6位・85点)に勝利したが、96点の青木さやかが1位となり惜しくも3連覇を逃す。
  • 2001年3月31日放送の『オールスター感謝祭'01春 超豪華!クイズ決定版』にて21世紀最初の予選落ちとなった[注 3]

出演

編集

テレビバラエティ

編集

レギュラー

準レギュラー

特番

  • テキトー男3人旅(2011年1月4日・2012年1月4日、中京テレビ)
  • おまかセルフィ〜島ぜんぶでお~きな自撮り〜(2015年4月6日、フジテレビ)- MC
  • 離島にポツンッ!ラストファミリー物語(2021年1月29日、NHK BSプレミアム)
    • 離島で発見!ラストファミリー物語(2021年8月14日・11月13日、NHK BSプレミアム)

ドキュメンタリー

編集
  • ドキュメント20min.フラッシュ暗算〜沖縄との不思議な関係〜(2009年9月10日、NHK総合) ※ナレーション
  • 日曜ビッグバラエティ「夏休みの自由研究 はじめての“小さな大冒険”」(2010年8月22日、テレビ東京)※ナレーション
  • ワイルドライフスペシャル「野生動物の家族 愛と絆の物語」(2013年1月1日、BSプレミアム)※司会
  • BS1スペシャル 戦場の真心(ちむぐくる) 〜沖縄を救った日系人〜(2015年8月10日、NHK BS1)※ナビゲーター
  • ワイルドライフ 第103・115・119回 (2012年8月13日・2013年1月1日・2月11日、BSプレミアム) - 進行

ラジオ

編集

テレビドラマ

編集

映画

編集

アニメ映画

編集

WEBアニメ

編集

日本語吹替

編集

受賞歴

編集

作品

編集

映画

編集

書籍

編集
  • 小説「海ヤカラ」(2022年4月28日、ポプラ社刊)※照屋年之名義

新聞連載

編集
  • 2007年3月 - 8月読売新聞金曜夕刊にて「ゴリの僕がアナタになれたなら」というコラムともいえるコメントコーナーを連載。

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ ただし北野武は奨励賞である。また2013年度受賞者の市井昌秀は元お笑い芸人で髭男爵のメンバーだった。
  2. ^ 同賞のシンポジウムでゴリは選考委員5人の内、締切ギリギリまで選出に手を挙げなかった最後の1人がゲスト出演した中村義洋だった事を、出席直前(同日)に中村と行われたトークイベント中に知ったと明かしている。中村は最終的には選出に同意しているが、理由は映画監督として新人では無い事を挙げている[14]
  3. ^ Period1の最初の問題で予選落ち。

出典

編集
  1. ^ https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=016
  2. ^ a b 貴子, 饒波 (2018年12月10日). “芸人だけど音楽フェスに一番呼ばれるDJ!? ダイノジを大解剖してみました”. 琉球新報デジタル. 2024年4月3日閲覧。
  3. ^ a b 【1ページ目】おぎやはぎ矢作兼 生放送でスピードワゴン小沢一敬の名を出し大慌て「小沢健二の方よ」”. 東スポWEB (2024年3月1日). 2024年4月3日閲覧。
  4. ^ “要旨”. Rethinkフォーラム. https://www.rethink-pjt.jp/forum/assets/pdf/221111/rethink_okinawa.pdf 2024年8月1日閲覧。 
  5. ^ a b “お笑い芸人・ゴリ「沖縄が僕らを救ってくれた」 沖縄の言葉を話すのが恥ずかしかった過去も”. AERA 2022年5月16日号. https://dot.asahi.com/articles/-/40445?page=1 2024年8月1日閲覧。 
  6. ^ “それでも親子 お笑いタレント ゴリさん 家支えた頼れる母ちゃん”. 日本経済新聞. (2014年9月2日). https://www.nikkei.com/article/DGKDZO76445020R00C14A9NNMP00/ 2024年8月1日閲覧。 
  7. ^ Teruyatoshiyukiのツイート(1316299311395729409)
  8. ^ “沖縄復帰50周年記念~これまでの歩みと今~ 沖縄を代表するお笑い芸人ガレッジセールと振り返る沖縄のカルチャー”. 内閣府. https://www8.cao.go.jp/okinawa/8/2023/okinawahukki50/content/culture01.html 2024年8月1日閲覧。 
  9. ^ a b “ガレッジセール ゴリさんインタビュー”. 求人おきなわ. https://kyujinokinawa.co.jp/wp-content/uploads/pdf/interview.pdf 2024年8月1日閲覧。 
  10. ^ a b “【映像制作の現場から】ガレッジセール ゴリの長編監督デビュー作品 『南の島のフリムン』 制作インタビュー”. Inter BEE Online. (2009年9月27日). https://www.inter-bee.com/ja/magazine/archive/detaildc91.html?magazine_id=313 2024年8月1日閲覧。 
  11. ^ “ゴリ監督の映画「洗骨」全国公開決定、死者の骨を洗う風習がテーマ”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2018年2月27日). https://natalie.mu/owarai/news/271283 2018年4月13日閲覧。 
  12. ^ “「ガレッジセール」ゴリが監督務めた映画「洗骨」モスクワ国際映画祭に出品決定!”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2018年4月12日). https://eiga.com/news/20180412/14/ 2018年4月13日閲覧。 
  13. ^ 芸人ゴリ、「洗骨」監督で新人賞 日本映画監督協会:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年11月13日閲覧。
  14. ^ 日本映画監督協会第60回新人賞上映記念シンポジウム”. YouTube. 2020年11月20日閲覧。
  15. ^ “賞レース至上主義のお笑い界、一時テレビを離れたゴリが見た過去と現在「今は可視化された気がする」”. ORICON NEWS. (2022年5月24日). https://www.oricon.co.jp/special/59162/ 2024年3月19日閲覧。 
  16. ^ お笑い芸人の知られざる血縁関係”. リアルライブ. フェイツ (2014年8月13日). 2014年8月18日閲覧。
  17. ^ “田中みな実 MXで昼帯番組メーンMC「なるべく謝罪が少ないように」”. スポニチアネックス. (2016年9月9日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/09/09/kiji/K20160909013324170.html 2016年9月9日閲覧。 
  18. ^ Cheeky's Evening”. BSよしもと (2022年10月). 2022年10月16日閲覧。
  19. ^ “長濱ねる、NHK番組でレギュラーMC決定「一緒にお楽しみください」”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2022年3月10日). https://mdpr.jp/news/detail/3048690 2022年5月25日閲覧。 
  20. ^ 特集ドラマ『大岡越前スペシャル~大波乱!宿命の白洲~』放送日&ゲスト出演者決定!”. NHK. 日本放送協会 (2023年12月1日). 2023年12月30日閲覧。
  21. ^ “ゴリが実在の高校野球監督演じる「沖縄を変えた男」京都で上映、舞台挨拶も”. お笑いナタリー. (2016年10月11日). https://natalie.mu/owarai/news/204978 2016年10月11日閲覧。 
  22. ^ "服部樹咲、復帰50周年の沖縄が舞台のショートフィルムに主演 よみうりランドで5・5世界初披露". ORICON NEWS. oricon ME. 15 April 2022. 2022年4月15日閲覧
  23. ^ 河童のクゥと夏休み”. メディア芸術データベース. 2016年9月20日閲覧。
  24. ^ YouTube短編アニメ お米戦隊マイマイマイ』2022年8月18日(木)よる8時18分配信開始』(プレスリリース)合同会社avenir、2022年8月5日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000103778.html2023年1月12日閲覧 
  25. ^ スパイアニマル・Gフォース”. Disney Blu-ray&Digital. 2024年3月9日閲覧。
  26. ^ 日本語吹き替えキャスト発表!”. 映画『ジャックと天空の巨人』公式サイト. 2013年2月19日閲覧。
  27. ^ 岩の塊のようなビジュアルを持つ個性的なキャラクター“ザ・シング”役の日本語吹き替え版声優がガレッジセールのゴリさんに決定!”. 映画『ファンタスティック・フォー』オフィシャルサイト. 2015年9月14日閲覧。
  28. ^ “監督協会新人賞にガレッジセール・ゴリ”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2020年3月25日). https://www.sanspo.com/article/20200325-ATEF5CR4LZOQFPADCPNXTVLK4U/ 2020年3月25日閲覧。 
  29. ^ “満島ひかり、照屋監督を絶賛「青空のような演出、すごい!」”. Lmaga.jp. (2021年7月21日). https://www.lmaga.jp/news/2021/07/300963/ 2021年7月22日閲覧。 
  30. ^ 照屋年之監督も思わず「恐るべし…」沖縄舞台の満島ひかり主演『演じる女』舞台挨拶”. よしもとラフ&ピースニュースマガジン. 吉本興業グループ (2020年11月16日). 2020年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月10日閲覧。
  31. ^ “ゴリこと照屋年之監督×満島ひかり主演映画『演じる女』が沖縄国際映画祭で上映!”. MOVIE WALKER PRESS. (2021年4月17日). https://moviewalker.jp/news/article/1029148/ 2021年4月25日閲覧。 

関連項目

編集

外部リンク

編集