井上尚弥 対 ルイス・ネリ戦
井上尚弥 対 ルイス・ネリ戦(いのうえなおや たい ルイス・ネリせん)は、2024年5月6日、日本東京都文京区の東京ドームで開催されたプロボクシングの試合。WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥と、WBC世界スーパーバンタム級1位のルイス・ネリが行うタイトルマッチ。会場となる東京ドームでのプロボクシング興行は、1990年2月11日に行われたマイク・タイソン 対 ジェームス・ダグラス戦以来34年2ヶ月ぶりに実現し、同じく東京ドームで日本人のプロボクサーがメインイベントを務めるのは史上初であり前身の後楽園球場も含めると1960年8月29日のデビー・ムーア 対 高山一夫以来63年8か月ぶりとなった。また、国内ドーム球場では1999年8月29日に大阪ドームで行われたウィラポン・ナコンルアンプロモーション 対 辰吉丈一郎戦以来24年8か月ぶりであった。
開催日 | 2024年5月6日 | |
認定王座 | WBA・WBC・IBF・WBO・リングマガジン世界スーパーバンタム級タイトルマッチ WBC世界スーパーバンタム級ダイヤモンド王座決定戦 | |
開催地 | 日本・東京都文京区 | |
会場 | 東京ドーム | |
観衆 | 43,000人[1] | |
リングアナ | ジミー・レノン・ジュニア[2] | |
放送局 | Amazon Prime Video (日本のみ)[3] ESPN+ (アメリカ)[4] Sky Sports (イギリス)[5] | |
実況・解説 | Amazon[6][7]
鈴木健(実況) | |
主催 | ボブ・アラム(トップランク) オスカー・デ・ラ・ホーヤ(ゴールデンボーイ・プロモーションズ) フェルナンド・ベルトラン(サンフェル・プロモーションズ) ブレンダン・ギボンズ(ビバ・プロモーションズ) 本田明彦(帝拳プロモーション) 大橋秀行(大橋ボクシングジム) 井岡弘樹 (井岡ボクシングジム) 守安竜也 (倉敷守安ボクシングジム) | |
ウェブサイト | 2024 4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 井上尚弥 vs ルイス・ネリ | |
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井上尚弥 対 ルイス・ネリ | ||
Monster(怪物) | Pantera(豹) | |
比較データ | ||
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31歳 | 年齢 | 29歳 |
日本・神奈川県座間市 | 出身地 | メキシコ・バハ・カリフォルニア州ティフアナ |
26戦26勝(23KO)無敗 | 戦績 | 36戦35勝(27KO)1敗 |
165cm | 身長 | 165cm |
55.2kg | 体重 | 54.8kg |
171cm | リーチ | 169cm |
オーソドックス | 特徴 | サウスポー |
井上真吾 大橋秀行 |
指導者 | サミール・ロサーノ |
WBA世界スーパーバンタム級スーパー王者・WBC世界スーパーバンタム級王者・IBF世界スーパーバンタム級王者・WBO世界スーパーバンタム級王者・リングマガジン世界スーパーバンタム級王者 世界2階級4団体統一王者 世界4階級制覇王者 |
評価 | WBC世界スーパーバンタム級1位・WBO世界スーパーバンタム級2位・WBA世界スーパーバンタム級5位 元世界2階級制覇王者 |
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結果 | 井上の6回1分22秒TKO勝ち | |
主審 | マイケル・グリフィン(WBC)[9] | |
副審 | ベノイト・ロウジー(4団体(特にWBO・IBF・WBC)) ホセ・ロベルト・トーレス(WBA・IBF・WBO) アダム・ヘイト(IBF)[9] |
試合までの経緯
編集両者の世界戦及びネリの指名挑戦権獲得まで
編集2020年9月26日、コネチカット州のモヒガン・サン・カジノで、ネリがWBC世界スーパーバンタム級王座決定戦でWBC世界スーパーバンタム級6位のアーロン・アラメダと対戦し、12回3-0(115-113、116-111、118-110)の判定勝ちを収め王座獲得及び世界2階級制覇を達成した[10]。
2021年5月15日、カリフォルニア州カーソンの ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコートで、ネリがWBA世界スーパーバンタム級レギュラー王者ブランドン・フィゲロアと王座統一戦を行い、7回2分18秒KO負けとなりプロ初黒星を喫しWBA王座獲得とWBC王座は初防衛に失敗、王座から陥落した[11]。
2023年2月18日、カリフォルニア州ポモナのフォックス・シアター・ポモナで、ネリがWBCスーパーバンタム級3位のアザト・ホバニシャンとWBC世界同級挑戦者決定戦を行い、11回1分51秒TKO勝ちを収め、WBC王座を保持するスティーブン・フルトンへの挑戦権を獲得した[12]。この試合でネリは8万ドル(約1000万円)、ホバニシャンは12万5千ドル(約1600万円)のファイトマネーを稼いだ[13]。
2023年7月25日、有明アリーナで井上がWBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトンと対戦し、8回1分14秒TKO勝ちを収め2団体王座の獲得及び世界4階級制覇を達成した[14]。
2023年11月15日、WBCは井上とネリによる指名試合を命じた[15]。
2023年12月26日、有明アリーナで井上がWBA・IBF世界スーパーバンタム級統一王者マーロン・タパレスと対戦し、10回1分2秒KO勝ちを収め、WBC・WBO王座の初防衛及びWBA・IBFの2団体王座を獲得し、バンタム級に続き史上2人目となる2階級4団体王座統一に成功した[16]。
井上が勝者となった直後、ネリは「日本でお会いしましょう。メキシコVS日本」とつづり、優勝カップのスタップを4つ並べ、自身のSNSにて井上に向けて対戦表明を明らかにした[17]。また大橋ジムの関係者は、井上の次戦を「ゴールデンウイークあたりになる」と明言し、2024年5月上旬に東京ドームを仮予約していることが明らかになった[18]。
2024年1月8日、井上とネリが5月に東京で対戦することで合意したとアメリカのスポーツ専門局ESPNが報じたが、大橋ボクシングジムの大橋秀行会長は9日、東京都内で「交渉中」と話した[19]。
2024年2月26日、JBCは日本における活動停止処分となっていたネリに対し、ライセンス申請資格回復を認めることを発表した[20]。
対戦決定後の概要から試合まで
編集2024年3月6日、東京ドームホテルで記者会見が開かれ、2024年5月6日に東京ドームで井上とネリによるタイトルマッチが行われることが発表された[21]。またアンダーカードで、井上の弟でWBA世界バンタム級王者井上拓真とWBA世界バンタム1位石田匠のタイトルマッチ、WBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟とWBA世界フライ級3位桑原拓のタイトルマッチ、WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニーとWBO世界バンタム級10位武居由樹のタイトルマッチが行われ、国内の1つの興行で4つの世界戦が行われるのは史上初となった[22]。記者会見の冒頭の挨拶でネリは「再び日本の地を踏むことが出来て大変うれしく思います。また、皆さまには謝りたいと思っています。日本のボクシングコミッションの皆さま、ボクサーの皆さま、帝拳プロモーションの皆さまに謝罪を申し上げます。2度、皆さまを裏切ってしまいましたが、今回はきちんと節制し、調整をしています。偉大な、グレートな試合をみせたいと思います。チャンスをくださった井上選手、帝拳プロモーション本田会長、チームのみんな、ありがとうございます」と謝罪の言葉を並べた[23]。これについて、井上は後日「どういうモードで来るのか正直気になっていました。いろいろ想定していたけど、反省モードで来た!って。映像で見たら、自分の方がたち悪そうって。すごい行儀よく来たので戸惑いましたね」と回想した[24]。
2024年3月11日、大橋ボクシングジムの大橋秀行会長が、2024年5月6日に行われる4大世界戦の試合順を発表。第1試合がWBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟vsWBA世界フライ級3位桑原拓、第2試合がWBA世界バンタム級王者井上拓真vsWBA世界バンタム級1位石田匠、第3試合となるセミファイナルでWBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニーvsWBO世界バンタム級10位武居由樹、第4試合のメインカードで井上尚弥vsルイス・ネリとの試合順となった[25]。試合順について大橋秀行は、「兄弟で続いちゃうと、真吾トレーナーが大変だから」と兄弟での連戦を避け、父親の井上真吾トレーナーが万全の状態で2試合に臨めるようにしたことを明かした[26]。
2024年3月25日、井上が横浜市の大橋ジムで、WBA世界スーパーバンタム級11位ケビン・ゴンサレスを相手に8ラウンドのスパーリングを行った[27]。井上はジムを通じて、「一昨年のバトラー戦からラウンド数は多くしている。その延長線上として継続している。もともとの腰痛などの故障も少なくなったので長いラウンドをやっている。感覚的にペースをどちらがどう握っているかが分かりやすくなる。2人で8ラウンドを消化する時はスタミナと集中力を意識するのが目的。1人で8ラウンドを消化する時は、各ラウンドで相手とのバランス、組み立て方、同じように疲労をためた中での駆け引きを意識するのが目的になる」とコメント。3月17日からIBFフェザー級7位ジョナサン・ロペスも来日し交代でスパーリングパートナーを務めており、「2人ともネリには似ていない。ただタイプの違う2選手に対して、自分のボクシングの幅を広げていけば、絶対にネリに当てはめることができる」と語り、現時点の不安を問われると「ないですね。調子良く仕上がっています。万全と言える」と、決戦に自信を示した[28]。
2024年4月3日、ネリが自身のSNSに英語で「さぁ行こう」と綴り、熱心に自身の首や顎周りを強化する筋力トレーニングに励む練習動画を公開した[29]。
2024年4月6日、試合1ヶ月前となり井上がメディアに向けてショートインタビューを公開し、「今は凄く良い仕上がりです。ネリ選手が相手、東京ドームでやれること、それが自分の中でプラスに働いている」とコメントし、今後の調整は「追い込みながら1つ1つ確認しながら、ズレをなくしていくことが必要になる。体重調整も必要で、いろいろなことが入り交じっていく時期だから、自分としてもすごく楽しい時期になる。そのような感覚で1カ月間過ごしていきたい」と語った[30]。同日、大橋ボクシングジムの大橋秀行会長が自身のインスタグラムで、井上がWBCから義務付けられている1ヶ月前計量をパスしたことを報告した[31]。
2024年4月9日、ネリがアメリカ専門メディア「ボクシングシーン」のインタビューに応じ、井上について「彼の試合を見てきたが、過大評価されている。普通の平凡なファイターだ。少なくとも私にはそう見える。KOしに行く」と挑発ともとれる言葉を口にし、「私は典型的なメキシカンスタイル。前進してどんどんパンチを打っていく。12ラウンドまで行く準備はできている。でも、12ラウンドまで行かないことを願っています。早く終わってほしいね」と判定までもつれることも考慮しながら、早期決着への自信も見せた。そして、「みなさんはコンディションを整えた、強く、速く、そして賢く、ハードな打撃を繰り出すネリの姿が見られるだろう」と言葉を続け、井上については「私が見る限りスピードがあって、賢い。パワーもある。だが、パンチを打つときに隙ができる。そのときこそ私の出番だ」と警戒しながらも、井上のスーパーバンタム級での過去2戦については「タパレスはB級ファイターだ。私にとって彼はうまくなく、10ラウンドも続いて状況を困難にさせた。フルトンは井上のキャリアの中で最高の勝利だろうが、フルトンはそれほど多くのパンチを打たなかった。彼は怖がった」と分析。かつてJBCから活動停止処分を科されたことについても「全く気にしていない」とし、2月にJBCが資格回復を認めたことに「私が井上と戦うことでもうかるからじゃないか」と語り、自身への批判が渦巻く敵地で闘うことについて「私にとっては、何よりもその方が穏やかだ。私は王者ではないし、無敗ではない。勝っても負けても問題はない」とした上で「彼(井上)にはリスクがある…再戦条項はない。それは彼が自信過剰だからだ。彼は楽勝と思っているが、意外な出来事が起きることになる。彼がこの戦いを受け入れたのは間違いだろう。後悔するだろう」とコメントした[32][33]。またネリは自らの最終的な現役生活のプランを口にし、「すべてが計画通り進めば、ムロジョン・アフマダリエフとの試合が行われる可能性がある。それが私の最後の試合になるだろう。私なら引退する」と明かした[34]。
2024年4月10日、井上が横浜市内のジムで公開練習を行った。公開練習は試合10日ほど前が通例だが、今回は31歳の誕生日当日になった。公開練習ではシャドー2回、サンドバッグ2回をこなし、キレのある動きを披露。誕生日を祝われると「ありがとうございます。(心境は)変わらずですね。年は関係なくパフォーマンスは成長している。いいキャリアを積めていると改めて思います」とコメントし、「いつも通り順調です。スパーはまだ重ねていきます。いま87ラウンドくらい。100回は超えるかなと。計画通りです。ここからは感覚のずれを修正していく。減量にも入るので、しっかりと整えていくことが大事。何ラウンドかわからないけど、どのパンチでも倒せるように準備している。そうなるべく仕上げてます」とKO決着へ意欲。ネリの印象は「意外と攻撃に目が行きがちですが、打たれ強さもある。荒々しいボクシングの中で防御の細かいうまさもある。対峙した時の空間の使い方も上手いと思う」と表現した[35]。一方で、アメリカメディアのインタビューで大口を叩いたネリについては「そっちのネリが本物ですよね。この間のは何だったのか」と呆れ、ネリが井上、アフマダリエフに勝てば引退だと語っていたことについて問われると「それだったら志が低いですね」とコメントした[36][37]。また会見内で大橋ボクシングジムの大橋秀行会長は、体重超過など不測の事態に備え、メインイベントのリザーブカードを用意し元IBF世界スーパーバンタム級王者テレンス・ジョン・ドヘニーの参戦を発表。興行内でスーパーバンタム級8回戦でブリル・バヨゴスと対戦する準備を進め、万が一メインイベントに欠場者が出れば、もう片方の選手と対戦することとなった[38]。またこの日にネリがWBCから義務付けられている1ヶ月前計量を58.7kgでパスしたことも明らかになった[39]。
2024年4月11日、WBCはメインイベントの勝者にWBCダイヤモンド王座のベルトを贈呈することを発表した[40]。井上が勝利した場合、日本人プロボクサーとしては初のダイヤモンド王座獲得王者となる。同日、ネリはメキシコメディア『Izquierdazo』のインタビューで、「イノウエはパウンド・フォー・パウンドで、多くの人からNo.1と考えられている。(勝てば)最大の功績になる。俺は賢くなるつもりだ。打たなきゃいけない時に打って、逃げなければいけない時には逃げる。そして、ボクシングしないといけない時はボクシングするつもりだ。正直に言うと、日本で勝つにはどうすればいいかを考えている。日本だから(井上を)KOしなければ、試合を盗まれてしまうんだ。イノウエは慎重に試合へ臨むだろう。だからどんな試合になろうと全力を尽くすつもりだ。試合は衝撃的なものになるさ」と断言し、「俺はしっかりとボクシングをして、自分の素晴らしいスタイルを見せながら、いい試合をしたいと考えている。だが、この試合は血にまみれたもので、激しく、強く、暴力的なKOに値する展開になると思う。少なくとも俺はKOしに行く」とコメントした[41]。
2024年4月18日、大橋ジムは井上が招聘していたメキシコ人とのスパーリングを打ち上げたことを発表した[42]。翌日井上は自身のSNSにて、上述のネリのインタビューに対し「ネリが4年半前の片目で戦っていた試合を参考にしているのなら大きな間違いだな。。。」と投稿した[43]。
2024年4月19日、ネリがテキサス州エルパソで行われたWBCの試合14日前の体重チェックで、規定を下回る57.87kgでクリアしたことが明らかになった[44]。
2024年4月21日、ネリが羽田空港着の便で来日。試合2週間前の来日は「時差を取り、気候になれるため」とし、ウエートも問題なしを強調し、「私はパワフルだ。5ヶ月練習してきた」と好調をアピールした。空港に集まったメディアに対するインタビューにおいて、ネリは「尚弥はいいボクサー。スピードがあり、パワフルで才能がある。ただ、パウンド・フォー・パウンドランキングで1位だとは思わない」と語り、「プレスが彼を1位にランキングするならそれはうれしい。なぜなら私は1位の選手と対戦できるからだ。私は彼をリスペクトしているが、彼を恐れてはいない。彼をノックアウトする」とKO宣言した[45]。こうした発言に対して、井上はその日のうちに自身のSNSにて「そのくらいの意気込みがなきゃね。ワクワクしてきた、、、」と投稿した[46]。
2024年4月24日、帝拳ジムでネリがメディアの取材を受けた。ネリは井上について「グレートなボクサーだと思う」と敬意を忘れなかったが、「過大評価されていると思う。根拠の一つとしてタパレスと10ラウンドまで戦った」と語り、「とても厳しい試合になると思うが、それは私にとっても井上にとってもだ。ともに勝つ可能性があるが、私はメキシカン、すべてをリングで出し、リングで死ぬ覚悟がある」と必勝を宣言した。練習でネリはシャドーボクシングとミット打ちを1ラウンドずつ披露し、練習を視察した井上真吾トレーナーは「ワイルドな打ち方は想定内。リスペクトしながら自分の気持ちも伝えていた。普通ですよね」とコメントした[47]。
2024年4月29日、WBC規定の7日前計量が行われ、井上が57.0kg、ネリが56.6kgで両者とも上限が定められたリミットの3%以内でクリアしたことが両陣営より明かされた[48]。
2024年5月4日、横浜ベイシェラトンホテルで最終記者会見が開かれた。会見に臨んだ井上は「この試合はドームのメインイベントなので、エキサイティングな試合を見せたいし、その中で必ずKOにつなげて勝つ姿をみなんさんに見ていただきたい」とKO宣言し、ネリに関しては「事前に体重が仕上がっている話も聞いて安心していますが、あらためて見て、非常にいい状態に仕上がっていると思う。自分自身を引き締めるきょうの会見になりました」とコメントした。一方のネリは「メキシカンのボクサーとしての勇姿を見せる。死を覚悟して闘いに挑む。私は勝者になることを確信している。井上と闘うことはよく分かっている。必ずKOで勝つ」とこちらもKO宣言し、不安視されているウエートは「既にリミットに入っている」と明かした[49]。
2024年5月5日、東京ドームホテルで前日計量が行われ、井上が55.2kg、ネリが54.8kgで両者ともリミット55.3kgをクリアした。計量後は井上のみが取材に応じ、「いつも通りバッチリ。この時点で駆け引きは始まっている」と話し、試合が成立したことを問われると、「ネリも過去最高のファイトマネーでしょうから、しっかりやってくるでしょ」と計量合格は当然との見方を示した[50]。計量後のルールミーティングでは、ネリ自身が持参したメキシコ国旗のカラーをあしらったアメリカ製のグラント社製グローブを使用予定であったが、グローブチェックの際に、井上が使用する日本製のウイニング社のグローブが「見た目が小さい」という理由で、異例のグローブ変更を希望。試合を管轄するJBCは急遽、同様のグローブを用意。ネリはさらに色も黒を希望したが、これについてはJBCから保管してあった青を提供されることで事が収まった[51][52]。
2024年5月6日、東京ドームで行われたWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチにおいて、井上が6回1分22秒TKO勝ちを収め、WBC・WBO王座は2度目、WBA・IBF王座の初防衛及びWBCダイヤモンド王座の獲得に成功した[53]。
試合後
編集勝利後のインタビューで井上は「プレッシャーがあったんですけど、皆さんが声が僕の力になりました。本当にありがとうございました。倒した瞬間は最高の気持ちでしたけど」と語り、1回にプロ初ダウンを取られたことについては「1ラウンド目のサプライズ、たまにはいかがでしょうか?」と笑って話し、「ボクサーということでそういうシーンは燃え上がるところがある。非常にハイテンションで試合をしていました」と振り返った。ダウンを奪われた後に陣営との遣り取りを問われると、「覚えてないですよ。自分自身必死だったんで。ダウンした瞬間に落ち着いて対処することができた。普段のイメトレがこうして出たと思う。ダウンした瞬間のことなんて覚えてるわけないじゃないですか。勘弁してくださいよ」と笑った[54]。試合後の記者会見で井上は、「1ラウンド目にダウンを喫しましたが、最終的にKOで勝つことができたので、自分の中でひとつのいいキャリアを築けたと思う」と話し、「1ラウンド目ということで軌道が読めなかった。ダメージはさほどなかった」と振り返り、「2ラウンド目からポイントを計算していこうと。そこは冷静にできました」と立て直した経緯を説明し、2回にダウンを奪い返して「チャラにできた。気持ちをリセットできた」とも語り。「振り返るとプレッシャー、重圧があったと思う。入場したときに舞い上がっていたわけではないけど、ちょっと浮き足だっていたというか、そういう感じだったのかな」といつもと違っていたことも明かした[55]。
一方敗れたネリは試合後は大事を取って病院へ向かい、会見を欠席したが[56]、自身のSNSにて「私は元気です」と投稿し、「皆さんのサポートに感謝します。私たちはできる限りのことをしました」と試合後の心境を綴った[57]。
2024年5月7日、試合から一夜明け4団体全ての王座を防衛した井上が横浜市内のジムで記者会見を開いた。井上は「映像を見直して満足のいく内容というか、(初回のダウンで)陣営の方々はヒヤヒヤしたと思いますけど、ああいう試合は昨日来てくれた4万人のお客さん、すべての方が満足して帰っていただけたと思う」と納得の表情を見せ、「大橋ボクシングジム30周年という年に東京ドームでやれたのは、大橋ジムとしても井上尚弥としても集大成ではなく、今後のキャリアを加速させる一戦だと思うので、ここからまだまだ熱い試合をしていきたい」と決意表明した[58]。
次戦へ向けて
編集この試合をIBF・WBO世界スーパーバンタム級1位のサム・グッドマンが生観戦しており、「4 - 7ラウンドで井上がKO勝ちすると思って観戦する。次の相手として待っているよ」と、自身のSNSにて試合予想を投稿していた[59]。試合後の井上の勝利インタビューの終盤で、グッドマンがリングに上がると井上は「次戦は9月ごろ、隣にいるグッドマン選手と防衛戦をしたい。これから交渉していきたい」と自ら言及し、対するグッドマンも「ベルトが欲しくて、ここまで戦ってきた。絶対にやりましょう」と応じた。井上陣営は首都圏の会場を確保しており、日本開催になる見込みとも判明した[60]。
しかし2024年5月29日、グッドマンは2024年7月10日にオーストラリアのウロンゴンでWBC世界スーパーバンタム級8位チャイノイ・ウォラウトとスーパーバンタム級12回戦を行うことをプロモーターのノー・リミット・ボクシング・プロモーションズが発表した。発表記者会見でグッドマンは、「世界レベルに挑戦する前に、もう1度テストが必要なんだ。僕のチームが考えてくれたプランだ。チームを信頼しているし、彼らのプロセスと計画を信頼している。それはモンスター(井上)と闘うためだけでなく、モンスターを打ち負かすために、可能な限りベストな状態にすることだ。この試合が終わったら、僕は欠場して、自分のチャンスを待つよ」と世界前哨戦を闘う理由を説明し、会見後のテレビインタビューでは井上と対戦した場合の100万ドル(約1億5700万円)とも言われるファイトマネーを失うリスクがあることについて問われると「僕は10歳のときに億万長者になるためにこのスポーツを始めたわけじゃない。世界タイトルを取るためであり、世界タイトルを取るための最高の位置に僕を置くためだ。これがモンスター戦の前の最後の試合になる」と語った[61]。試合間隔を考えると9月に対戦することは難しくなったことになり、井上は「ボクシングあるある」と受け入れながらも、リング上での呼びかけは「試合前に聞いていた話と誤解がありまして、交渉して9月と勘違いしていました。僕が先走ってリングに上げちゃったんですよ。そしたら、全然違った」と説明した[62]。
その後2024年6月13日に、WBAが井上とWBA世界スーパーバンタム級1位ムロジョン・アフマダリエフに対して指名試合を行うように通達した[63]。WBAの規定で王者は王座獲得から9か月以内に指名挑戦者との試合を義務付けられており、9月25日までに対戦しなければならなくなったが、井上はスーパー王者の為、18か月以内に指名選手と対戦すれば問題ないことが判明[64]。アフマダリエフは自身のSNSの動画にて「井上、準備はできているか? レッツゴー、チャンプ。レッツゴー」と言い放ったが[65]、関係者より井上の次戦が、2024年9月に有明アリーナで今回の試合のリザーブカードに出場したWBO世界スーパーバンタム級2位テレンス・ジョン・ドヘニーとの対戦が内定していることが明らかになった[66]。アフマダリエフをプロモートしているマッチルーム・スポーツのエディー・ハーンCEOは「申し訳ないが、井上vsドヘニーは酷いミスマッチだ。正直に言わせてもらう。こんなふざけたマッチメイクを受け入れてはいけない」と断言し、ファンに呼び掛けた[67]。これに対し、井上は2024年6月28日に都内で取材に応じ、「指令が出たタイミング、相手のプロモーターの発言にしろ結構嫌がらせチックな感じ」と不満を表し、「別にベルトにもうこだわりはない。それで剥奪させるなら全然いい」と次戦では指令に応じない構えを示した[68]。
以降の動向は「井上尚弥 対 テレンス・ジョン・ドヘニー戦」を参照
対戦カード
編集階級 | 契約 | vs. | 結果 | ラウンド | 時間 | Notes | ||
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スーパーバンタム級 | 122 lbs. | 井上尚弥 (C) | vs. | ルイス・ネリ | TKO | 6/12 | 1:22 | Note 1 |
バンタム級 | 118 lbs. | ジェイソン・モロニー (C) | vs. | 武居由樹 | UD0-3 | 12/12 | [69] | Note 2 |
バンタム級 | 118 lbs. | 井上拓真 (C) | vs. | 石田匠 | UD3-0 | 12/12 | [70] | Note 3 |
フライ級 | 112 lbs. | ユーリ阿久井政悟 (C) | vs. | 桑原拓 | UD3-0 | 12/12 | [71] | Note 4 |
スーパーバンタム級 | 122 lbs. | テレンス・ジョン・ドヘニー | vs. | ブリル・バヨゴス | TKO | 4/8 | 2:51[72] | Note 5 |
^Note 1 WBA・WBC・IBF・WBO・リングマガジン世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、WBC世界スーパーバンタム級ダイヤモンド王座決定戦
^Note 2 WBO世界バンタム級タイトルマッチ
^Note 3 WBA世界バンタム級タイトルマッチ
^Note 4 WBA世界フライ級タイトルマッチ
^Note 5 スーパーバンタム級8回戦
採点表
編集王座:WBA・WBC・IBF・WBO・リングマガジン世界スーパーバンタム級タイトルマッチ WBC世界スーパーバンタム級ダイヤモンド王座決定戦 |
主審:マイケル・グリフィン(カナダ:WBC) | 立会人:ウォン・キム(WBA:韓国,アジア地区アシスタントディレクター) ドウェイン・フォード(WBC:アメリカ合衆国,NABF会長) 安河内剛(IBF:日本,JBC特命担当事務局長) レオン・パノシリノ(WBO:フィリピン,WBOアジア太平洋地域事務局長) | ||||||||||||||
開催日:2024年5月6日 | 会場:東京都文京区・東京ドーム | 主催:トップランク ゴールデンボーイ・プロモーションズ サンフェル・プロモーションズ | ||||||||||||||
井上尚弥 | 対 | ルイス・ネリ | 井上尚弥 | 対 | ルイス・ネリ | 井上尚弥 | 対 | ルイス・ネリ | ||||||||
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RS | TS | 回 | TS | RS | RS | TS | 回 | TS | RS | RS | TS | 回 | TS | RS | ||
8 | 1 | 10 | 8 | 1 | 10 | 8 | 1 | 10 | ||||||||
10 | 18 | 2 | 18 | 8 | 10 | 18 | 2 | 18 | 8 | 10 | 18 | 2 | 18 | 8 | ||
10 | 28 | 3 | 27 | 9 | 10 | 28 | 3 | 27 | 9 | 10 | 28 | 3 | 27 | 9 | ||
10 | 38 | 4 | 36 | 9 | 10 | 38 | 4 | 36 | 9 | 10 | 38 | 4 | 36 | 9 | ||
10 | 48 | 5 | 44 | 8 | 10 | 48 | 5 | 44 | 8 | 10 | 48 | 5 | 44 | 8 | ||
計 | – | 計 | 計 | – | 計 | 計 | – | 計 | ||||||||
副審:ベノイト・ロウジー(カナダ:4団体(特にWBO・IBF・WBC)) | 副審:ホセ・ロベルト・トーレス(プエルトリコ:WBA・IBF・WBO) | 副審:アダム・ヘイト(オーストラリア:IBF) | ||||||||||||||
処分:無し | 減点:無し | 結果:井上の6回1分22秒TKO勝ち |
- ルール[73]
- フリーノックダウン制
- 4回終了までに偶然のバッティングで続行不能の場合は引き分け、5回以降は採点による
- 4回と8回終了後に途中採点を公開予定だったが、直前で「諸般の事情で」中止[74]
- インスタントリプレー採用
- ドーピング検査はVADA(ボランティア反ドーピング機構)が採用
- グローブ
- 井上尚弥 ウイニング社 (日本製8オンス 白と黒)
- ルイス・ネリ ウイニング社 (日本製8オンス 青)
- ラウンドガール[75]
試合の詳細
編集5回の体重測定とドーピングテストを義務化
編集過去に日本国内で山中慎介と2度世界戦を行ったネリは、2017年8月15日に行った1度目の対戦でドーピング検査においてネリの検体からクレンブテロールに非常に酷似した禁止薬物のジルパテロールに対する反応が陽性[76]、2018年3月1日に行われた2度目の対戦では、ネリが体重超過で王座を剝奪された経緯があり[77]、WBCは試合開始前までに計5回の体重測定を行うことを公表した[78]。JBCはWBCと協力し徹底したドーピングテストも実施することになり、2024年3月5日にネリはVADA(ボランティア反ドーピング機構)による抜き打ち検査を受け[79]、3月20日に陰性であったことを公表した[80]。またWBCの60日前計量でネリは60.7kgでクリア[81]。大橋ボクシングジムの大橋秀行会長は「1ポンドでも計量オーバーしたら試合はやりません。ファイトマネーも支払いません。公言しておきます」と宣言した[82]。
WBC規定の事前計量は、試合30日前がリミット55.3kgの10%(60.83kg)、15日前が5%(58.065kg)、7日前が3%(56.959kg)を上限に設定[83]。興行に携わる帝拳ジムの本田明彦会長はネリのコンディションを徹底的に管理していることを明かし、1日1回以上は体重を量らせ、相手陣営から毎日報告を受けており、水抜きなど無理な減量はさせず試合2日前までの全ての計量をクリア。更にVADAによるドーピング検査は5、6回を終え全て陰性だったことを公表した[84]。
山中慎介とネリの因縁
編集2024年3月6日に東京ドームホテルで行われた記者会見に、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介が評論家の仕事で来場しており[85]、会見終了後に山中がネリに挨拶に向かうとネリは「私の間違いで山中さんのキャリアを終わらせてしまったことは申し訳ないです」と謝罪した。山中は「今は私の方が体重は重い」と冗談を飛ばしつつ、「今は(体重が)約60kgなんでしょ?すごく節制しているんですね」とネリに調整ぶりを質問すると、ネリは「60kgちょうどです。すごく神経をつかっている。もう2カ月間、体重管理をしている」と答え、山中は「東京ドームにふさわしい、良い試合を期待しています」とエールを送ると、笑顔で握手して和解した[86]。
山中とネリとの因縁について井上は「もちろん過去に因縁があるのも分かっている」とした上で、「今回に関しては自分対ネリの戦いになる。ネリが挨拶で反省していると言っていたし、過去の因縁は自分の中で持ち込まないように戦いたい」と話し、会見後には自ら手を差し出し握手を求めるなど大人の対応を見せた[87]。また山中自身も後のインタビューにおいて、「井上は僕とネリとの因縁は意識していなくて、"ひとつの試合"として捉えていると思います。僕自身もそう思っておいてもらいたい」と、井上には自身とネリの因縁と関係なく戦ってもらいたい意向を語った[88]。
山中はネリへの思いについて「ネリが受け終わるまでは、ネリというのは見たくなかった。あの時のことがどうしても蘇ってくるのは間違いないんで」と率直な思いを吐露。ネリとの因縁があるだけに注目もされたが、「自分自身、そういうので見られたくなかった。僕のことを思ってくれるのは嬉しいが、そこはちょっと仇を取ってほしいとか、取ってもらったとか、そういうのではなかった」と語り[89]、試合ではネリを6回TKO勝ちを収めた井上に対し、「期待に応えてくれる勝ち方をして、ファンにとっては色々と因縁とかもあったんですけど、結果的に衝撃的な勝ち方をしてくれる井上尚弥は本当に強いですね」と井上を称えた[90]。
ネリの減量苦
編集ネリは2024年1月にメキシコのポッドキャスト番組『Un Round Mas』に出演した際に、自身の調整方法の一端を明かし、「俺はいつも食生活に問題を抱えている。一日に3、4パックのオレオを食べて、チョコレートミルクも飲んでしまう。あと、クッキーやシリアルなんかも好きな時に食べてしまうんだよ。とにかくたくさん食べてしまうんだ」と自身の偏食ぶりを語り、2021年5月15日に行われたブランドン・フィゲロア戦でも減量苦であったことを告白。「俺はサンディエゴ(試合の舞台)に行く15日前の時点で減量をしていなかったんだ。テカテにある牧場で、キャンプをしながらピザを食べたりしていたんだ。そしたら父親に怒られたんだ。『そんなクソみたいなことはすぐにやめろ』ってね」と語り、父親から「自信過剰になるな。お前は試合で何もできないぞ」と雷を落とされたが、当時試合直前にもかかわらず、体重は28ポンド(約12.7kg)もリミットを超過。そこからの猛減量で15ポンド(約6.8kg)もダウンしたものの、前日計量の4日前となってもリミットには至らず、最終的に下剤を使用し、何とか間に合わせたが、「俺は勝てないな」と悟って迎えた試合は7回2分18秒KO負けを喫した。しかし番組内でネリは井上に対して、「俺はあいつに勝つ。簡単にね。俺にとって厳しい戦いだっていうのは分かってるし、イノウエは強い。でも勝つのは俺だ」と豪語した[91]。
後にネリは山中戦で犯した大幅体重超過について言及し、「それまでは体調管理は自分でしていた。栄養士に頼ったことは一度もなかった。今までは問題なかった。山中戦2戦目の時にプロモーターが私に『栄養士を付ける。体重オーバーを避けるためだ』と言ってきた。私は『OK』と言った。栄養士に任せたが、結局失敗した。彼を信じてしまった私の責任もある。栄養士を信じて一度も試したことのない方法でやってしまった」と告白した[92]。一方の山中は、「当日まで泣きじゃくっていました。妻からの電話もそうですけど、テレビをつけたらそのニュースが流れてきてまた悔しくなって、もうその繰り返しで。僕がまだ若かったら違う反応だったかもしれません。でも開き直ってというのは難しくて、あのときの僕の心は正直言って崩壊していました」と当時を振り返った[93]。
リングアナウンサー
編集セミファイナルのモロニー対武居戦とメインの井上対ネリ戦でリングアナウンサーを務めることになったジミー・レノン・ジュニアは、2024年5月4日にT-モバイル・アリーナで開催のサウル・アルバレス対ハイメ・ムンギアの試合も担当することになっており、入場コールを担当した後(勝者コールは前座を担当したミゲル・フローレスが代わりに行った)、プライベートジェットに飛び乗ってロサンゼルスに移動、最終便でロサンゼルスから東京へ向かうことになった。招聘を担当した帝拳ジムの本田明彦会長は「キャンセルしてもいいと言ったんだけどレノンが『ぜひやりたい』と。アルバレスは入場だけで試合後のコールはしない予定だそうだ。世界4団体統一戦2試合だからこだわりがあるようだよ」と話し、リングアナウンサーが4団体タイトルマッチを連投するという極めて異例なことになった[94]。
インスペクター
編集JBCのインスペクター(試合進行)ライセンスを取得しているお笑いトリオ・ロバートのメンバー山本博が、試合当日に井上の近くで確認されて話題を集めていた[95]。2024年5月11日に放送された『ドっとコネクト』に山本はリモート出演し、井上陣営とともに関係者としてリングに上がっていた事情を説明した。「日本ボクシングコミッションの仕事をしており、今回の試合のみならず以前から仕事をしています。今回は井上尚弥選手の担当でした」と語り、番組内では「インスペクター」は当日の計量や選手誘導など試合進行に関わる全般業務を担うと紹介され、井上の担当になったのは「全くたまたまです」と話した[96]。
入場
編集ネリがリングに上がる際に、4万人が詰めかけた会場から大きなブーイングが飛び完全アウェーでの試合となった[97]。一方井上が入場する際は、ギタリストの布袋寅泰がサプライズで登場。黒のジャケット姿で花道に登場すると、自身作曲の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」をアレンジした「バトル・オブ・モンスター」を生演奏し、歴史的一戦を盛り上げた[98]。2024年5月9日に、布袋は当時の事を自身のSNSに投稿し「もちろん生演奏は緊張するのだが、当日はもちろん入場のリハーサルはなくぶっつけ本番のパフォーマンス。尚弥くんがリングに上がる前に曲が終わりそうになり、最後はアドリブで引き伸ばし、チャンピオンがリングで手を上げる瞬間に合わせて演奏を締めくくった。のちに聞いたら尚弥くんも気づいてくれたとのこと。生だからできる本物の臨場感」と大舞台でのパフォーマンスを振り返った。井上もこの投稿を引用して「生だからこそ出来た暗黙のコンビネーションでしたね。。リングインと同時に布袋さんのアドリブに感激したのを鮮明に覚えてます!!」と記した[99]。2024年5月23日には、布袋が自身のインスタグラムを更新し、生演奏をする事になった経緯について「2月24日井上拓真選手の防衛戦の応援に両国国技館に駆けつけたときのこと。駐車場に入ると井上尚弥くんが1人で待っていた。久しぶり!とハグを交わすと『お話があるんですけど』と神妙な面持ち。『え?』とドキドキしながら人のいない場所に移動すると『5月6日の東京ドーム戦の入場でギターの生演奏をしてくれませんか』。心臓がバクバクした。『もちろん。光栄です。精一杯やらせてもらいます』ボクシングの歴史を塗り替えた偉大なるチャンピオンからの直々の依頼を断ることなど誰ができるだろう」と振り返り、その後、井上とアレンジなどについて話し合い「ド派手にお願いします」と依頼されていたことも明かした[100]。尚、井上の試合で布袋が入場曲を生演奏するのは、2022年6月7日に行われたノニト・ドネア第2戦以来2度目となった。
チケット
編集- 2024年3月9日より第1次予約受付抽選が開始[101]。2024年4月13日からリセール・一般販売先着受付が開始[102]。試合2日前までに約98%が販売済みで、残り約900枚弱となり[103]、当日券700~800枚を試合当日14時から販売し[104]、全て完売した[105]。
- SRS席:22万円
- RS席:16万5000円
- SS席:13万7500円
- 指定S席:11万円
- 指定A席:9万9000円
- 指定B席:7万7000円
- スタンド内野指定下段:3万3000円
- 内野指定上段:2万2000円
- 2階指定席:1万1000円
来場者
編集試合当日は会場に43,000人の観客が集まり、その中には三原じゅん子、魔裟斗、那須川天心、霧島鐵力、小祝さくら、中川翔子、渋谷龍太、猫ひろし、HIKAKINなどの著名人も観戦しており、豪華な客席も話題になった[106][107][108][109][110][111][112][113][114]。
放送
編集国/地域 | 地上波放送 | ケーブル・衛星放送 | PPV | ネット配信 |
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日本 (開催地) | — | Amazon Prime Video | ||
アメリカ | — | ESPN+ | ||
イギリス | — | Sky Sports | — |
脚注
編集- ^ 井上尚弥、東京ドームの4万3000観衆の重圧を実感 まさかの初回ダウンは「出だし、ひよった」 スポーツ報知 2024年5月6日
- ^ 5.6東京Dリングアナはジミー・レノンJr カネロ戦から弾丸来日で4団体統一戦“連投” Boxing News(ボクシングニュース)2024年5月4日
- ^ 井上尚弥5・6東京ドーム防衛戦、4試合ぶりにAmazonプライム・ビデオで生配信 日刊スポーツ 2024年3月6日
- ^ 人生を一変させる井上尚弥からの“恩恵” 元バンタム級王者が告白「イノウエのおかげで住宅ローンは1円も借りずにいる」 COCO KARA NEXT 2024年4月7日
- ^ 井上尚弥とネリの東京D決戦を電撃生中継! 英国内で高まる“怪物”への期待「イノウエは最も過小評価されている男」 COCO KARA NEXT 2024年3月14日
- ^ 【ボクシング】井上尚弥VSネリなど4大世界戦の番組出演者発表 解説は長谷川穂積氏、山中慎介氏 サンケイスポーツ 2024年4月26日
- ^ 5.6東京ドーム 解説は長谷川穂積&山中慎介、くりぃいむしちゅー上田晋也さんMC Boxing News(ボクシングニュース)2024年4月26日
- ^ “Top Rank Presents Undisputed Jr. Featherweight Championship: Naoya Inoue vs. Luis Nery”. ESPN PRESS CENTER (2024年5月6日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ a b “Weights from Tokyo: Naoya Inoue - 121.75 lbs, Luis Nery - 121 lbs”. Phil Boxing (2024年5月5日). 2024年5月5日閲覧。
- ^ ネリ判定勝ち WBC・S・バンタム級王座獲得 前2冠王者ローマンがネリへの挑戦権ゲット Boxing News(ボクシングニュース) 2020年9月27日
- ^ ネリついに初黒星 フィゲロア7回KO勝ちで9月に統一戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2021年5月16日
- ^ ネリ激闘制してWBC・S・バンタム級挑戦権獲得 フルトンと井上尚弥に宣戦布告 Boxing News(ボクシングニュース) 2023年2月19日
- ^ “Per CSAC, for Sat's GB/DAZN card purses: Luis Nery $80k,Azat Hovhannisyan $125k”. ダン・ラファエル (2023年2月18日). 2023年4月4日閲覧。
- ^ 井上尚弥がS・バンタム級2団体王者に 王者フルトンを8回に沈める 年内の4団体統一へ前進 Boxing News(ボクシングニュース) 2023年7月25日
- ^ 井上尚弥vsタパレス勝者にWBCが悪童ネリと対戦指令! イーファイト 2023年11月16日
- ^ 井上尚弥が10回KO勝ち 2階級で4団体統一の偉業達成 奮闘のタパレスにも拍手 Boxing News(ボクシングニュース) 2023年12月26日
- ^ 井上尚弥挑戦者候補ネリ「日本でお会いしましょう」アフマダリエフ「素晴らしい戦いに」宣戦布告 日刊スポーツ 2023年12月27日
- ^ 井上尚弥の次戦は5月、タイソン戦以来34年ぶり東京ドーム有力 対戦相手に「悪童」ネリ浮上 日刊スポーツ 2023年12月27日
- ^ 井上尚弥、5月ネリ戦合意と米報道 大橋会長「交渉中」 日本経済新聞 2024年1月9日
- ^ JBCがネリの出場資格認める S・バンタム級4団体統一王者 井上尚弥戦に前進 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年2月26日
- ^ 井上尚弥 5.6東京ドームでネリと防衛戦 「因縁持ち込まない」 ネリ「日本はやりやすい」 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年3月6日
- ^ 5.6東京ドーム 井上拓真が石田匠とV2戦、ユーリ阿久井は桑原拓と、武居由樹は世界初挑戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年3月6日
- ^ 「皆さまに謝りたい」悪童ネリが”全方面”に謝罪 井上戦までの厳しいドーピング、計量チェックに陣営は「彼も頑張っている」 COCO KARA NEXT 2024年3月6日
- ^ 井上尚弥 ネリの反省モード「戸惑った」も「きっとあんないいヤツではない」 デイリースポーツ 2024年3月10日
- ^ 5・6ボクシング4大世界戦 試合順はユーリ阿久井政悟―桑原拓から井上拓真、武居由樹、メインは井上尚弥―ルイス・ネリ スポーツ報知 2024年3月11日
- ^ 井上尚弥 vs ネリ激突の5・6東京ドーム セミに元K-1王者・武居由樹〝浮上〟の理由 東スポWEB 2024年3月12日
- ^ 井上尚弥「不安はまったくない」 5.6東京ドームのネリ戦に向けメキシカンとスパー Boxing News(ボクシングニュース) 2024年3月25日
- ^ 井上尚弥が5・6東京ドーム決戦へ向けWBA11位とスパー「自分のボクシングの幅を広げていく」 中日スポーツ 2024年3月25日
- ^ “モンスター対策”で顎を強化!? 井上尚弥戦が迫るネリの練習風景に反響相次ぐ「謙虚な態度」「イノウエには及ばない」 COCO KARA NEXT 2024年4月4日
- ^ 井上尚弥 4.6“モンスター”初世界王座獲得から10年 東京ドーム防衛戦まで1ヶ月 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年4月6日
- ^ 井上尚弥が1か月前計量パス 大橋秀行会長がインスタで報告 スポーツ報知 2024年4月6日
- ^ 殊勝な態度は演技?ルイス・ネリが井上尚弥を「過大評価、過信、平凡」と言いたい放題 スポーツ報知 2024年4月10日
- ^ 井上尚弥と激突の悪童ネリが「彼は自信過剰だ」と挑発〝完全アウェー〟も大歓迎 東スポWEB 2024年4月10日
- ^ ネリ「井上尚弥は過大評価されている。普通のファイター」と痛烈批判 米メディア報道 日刊スポーツ 2024年4月10日
- ^ 井上尚弥が31歳に 5.6東京ドーム4団体防衛戦に向け集中「ネリは細かいうまさがある」 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年4月10日
- ^ 井上尚弥、ネリKOへ意欲「どのパンチでも倒せるように」 31歳バースデーに練習公開、誕生日会は「やらないです」 THE ANSWER 2024年4月10日
- ^ 井上尚弥、ネリの“悪童回帰”にチクリ「志が低いですね」 対面時は優等生も「そっちが本物」 THE ANSWER 2024年4月10日
- ^ 元世界王者 TJ・ドヘニーが5.6東京ドーム参戦 ネリの万が一に備えリザーブに Boxing News(ボクシングニュース) 2024年4月10日
- ^ 井上尚弥VSネリに異例の“控え”選手用意 突然の中止対策、元世界王者ドヘニーが東京D興行参戦 THE ANSWER 2024年4月10日
- ^ 井上尚弥VSネリの勝者にWBCがダイヤモンドベルト授与へ スポーツ報知 2024年4月11日
- ^ 「KOしなければ試合を盗まれる」ネリが母国メディアに語った“井上贔屓”への懸念「日本で勝つにはどうすればいいか」 COCO KARA NEXT 2024年4月13日
- ^ 井上尚弥が海外パートナーとのスパー打ち上げ 5.6東京ドームに向け手ごたえ十分 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年4月18日
- ^ 井上尚弥「ネリが4年半前の片目で戦っていた試合を参考にしているのなら大きな間違い」 スポーツ報知 2024年4月19日
- ^ 【ボクシング】ルイス・ネリ、14日前計量パスを報告!「ごまかしはない」」 イーファイト 2024年20日
- ^ 5.6 井上尚弥と東京ドーム決戦のネリ来日「ナオヤがPFP1位だとは思わない」 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年4月21日
- ^ 井上尚弥「そのくらいの意気込みがなきゃね。ワクワクしてきた」来日したネリの挑発にXで反応 スポーツ報知 2024年4月21日
- ^ 井上尚弥に挑戦のネリ「井上はマイケル・ジョーダンではない」5.6東京ドーム 番狂わせに自信 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年4月23日
- ^ 5.6東京ドーム決戦 井上尚弥57キロ、ネリ56.6キロ 1週間前計量 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年4月30日
- ^ 井上尚弥「ネリの仕上がりに引き締まった」 ネリ「死を覚悟して戦う」4団体統一戦あさってゴング Boxing News(ボクシングニュース) 2024年5月4日
- ^ ネリ500gアンダーで合格 統一王者の井上尚弥は臨戦態勢 あす東京ドーム決戦ゴング Boxing News(ボクシングニュース) 2024年5月5日
- ^ “悪童”ネリ 突然、井上尚弥の使用グラブを希望…計量後のルールミーティングが混乱に スポーツ報知 2024年5月5日
- ^ “「お前。ふざけてんのか!」やはりネリは“悪童”だった…異例のグローブ交換要求に井上陣営は不信感を示し500gも下回った計量結果に因縁の山中慎介氏も不快感”. 本格スポーツ議論ニュースサイト「RONSPO」 (2024年5月5日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ 井上尚弥がネリを6回TKO 初回にダウン喫す“サプライズ” 東京ドーム興行締める Boxing News(ボクシングニュース) 2024年5月6日
- ^ ネリ撃破で防衛の井上尚弥 プロ初ダウンに「サプライズ、たまにはいかがでしょうか?」 ダウンの瞬間は「覚えてない。勘弁して デイリースポーツ 2024年5月6日
- ^ ネリ撃破の井上尚弥「重圧あったかもしれない」 次戦は9月サム・グッドマンと Boxing News(ボクシングニュース) 2024年5月6日
- ^ 【ボクシング】「悪童」ネリ試合後は病院直行で会見欠席 井上尚弥からダウン奪取も6回TKO負け 日刊スポーツ 2024年5月6日
- ^ TKO負けのネリ 試合後会見欠席も自身のX更新「私は元気です」「できる限りのことをしました」 スポニチアネックス 2024年5月6日
- ^ 井上尚弥が一夜明け会見「4万人が満足してくれたと思う」 真吾トレーナー「オレは大変だよ」 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年5月7日
- ^ 【ボクシング】井上尚弥の近未来ライバルが東京ドーム来場「待っている」無敗1位グッドマン視察 日刊スポーツ 2024年5月6日
- ^ 【ボクシング】井上尚弥の次戦は9月グッドマン相手か「交渉していきます」18戦8KO無敗1位と 日刊スポーツ 2024年5月6日
- ^ 【ボクシング】グッドマンが7月10日に母国でチャイノイと世界前哨戦「モンスターを打ち負かすため」 サンケイスポーツ 2024年5月29日
- ^ 井上尚弥 グッドマンとの交渉宣言「勘違い」だった!9月の相手は「未定」 東スポWEB 2024年5月29日
- ^ WBAがS・バンタム級王者の井上尚弥にアフマダリエフ戦をオーダー Boxing News(ボクシングニュース) 2024年6月14日
- ^ 井上尚弥にWBAからアフマダリエフと9月までに指名試合指令もスーパー王者のため実際は18か月以内でOK スポーツ報知 2024年6月14日
- ^ アフマダリエフ SNSで井上尚弥を〝挑発〟「準備はできているか?レッツゴー、チャンプ」 東スポWEB 2024年6月14日
- ^ 【ボクシング】井上尚弥、9月に有明アリーナでドヘニーと防衛戦 大橋秀行会長はWBAから指令されたアフマダリエフ戦を「その次にしてもいい」 サンケイスポーツ 2024年6月14日
- ^ 「イノウエが奇妙だ」井上尚弥のアフマダリエフ戦“拒否”を海外記者が疑問視「ドヘニーとの試合は理解しがたい」 COCO KARA NEXT 2024年6月24日
- ^ 尚弥 WBAベルトはく奪も「全然いい」 相手プロモーターの発言に嫌悪感「結構嫌がらせチックな感じ」 スポニチアネックス 2024年6月29日
- ^ 武居由樹がモロニーに大差勝ちで世界王者に バンタム級メジャー4団体を日本選手独占 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年5月6日
- ^ 井上拓真がWBAバンタム級王座守る 石田匠はダウン奪うも及ばず Boxing News(ボクシングニュース) 2024年5月6日
- ^ ユーリ阿久井政悟が大差判定でWBAフライ級王座V1 桑原拓を返り討ち Boxing News(ボクシングニュース) 2024年5月6日
- ^ 【ボクシング】ドヘニーが3度のダウンを奪う豪快KO、フィリピン強豪を寄せ付けず イーファイト 2024年5月6日
- ^ 【ボクシング】井上尚弥VSネリ、4回と8回終了後に途中採点を公開 サンケイスポーツ 2024年5月5日
- ^ 【ボクシング】井上尚弥vsネリ、公開採点が中止に 試合直前に「諸般の事情で」と発表 サンケイスポーツ 2024年5月6日
- ^ 【ボクシング】ラウンドガール雪平莉左、新唯、黒木麗奈、天野レナ登場、東京ドームのリング彩る 日刊スポーツ 2024年5月6日
- ^ 山中慎介を破ったネリ、ドーピング検査陽性反応 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月24日
- ^ ネリ計量失格で王座はく奪、山中は勝てば王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月28日
- ^ 井上尚弥vsネリ 5・6ドーム決戦まで5回の体重測定を義務化=WBC発表 東スポWEB 2024年3月6日
- ^ ネリ、5日に抜き打ちドーピング検査受けていた…6年ぶり来日で山中慎介氏に直接謝罪 スポーツ報知 2024年3月7日
- ^ 井上尚弥と5月6日対戦の「悪童」ネリがドーピング検査で陰性 ビバプロモーションがXで発信 スポーツ報知 2024年3月21日
- ^ 大橋会長、ネリが体重超過なら”試合拒否!”改心ネリは60日前計量パス「節制している、最強を証明する」 イーファイト 2024年3月7日
- ^ 大橋秀行会長宣言「1ポンドでも計量オーバーしたら試合はやりません」早くもネリを厳重チェック 日刊スポーツ 2024年3月6日
- ^ ネリ、減量は残り2.3kgで順調 試合13日前でもう体重超過時と同じ「今は57.60kg。Max状態だ」 THE ANSWER 2024年4月23日
- ^ ネリの体調管理に厳戒態勢 毎日の体重測定&薬物検査も5回超、本人も「もうリミット内」と豪語 THE ANSWER 2024年5月4日
- ^ 元WBCバンタム級王者山中慎介氏が「因縁」ルイス・ネリから直接謝罪「私の間違いで…」 日刊スポーツ 2024年3月6日
- ^ 【ボクシング】ネリが山中慎介氏に直接謝罪「私の間違いでキャリアを終わらせてしまったことは申し訳ない」 山中氏は笑顔で握手して歴史的和解 サンスポ 2024年3月6日
- ^ 井上尚弥 ネリ戦は「過去の因縁持ち込まない」 相手が体重超過なら「絶対やりません」大橋会長断言 スポニチアネックス 2024年3月6日
- ^ 山中慎介が語る井上尚弥vsネリ「敵討ちではなく『ひとつの試合』と思ってほしい」 フェザー級転向も「問題ない」 Web Sportiva 2024年3月12日
- ^ 元世界王者の山中慎介氏 因縁ネリに複雑心境「1回のダウンにびっくり」も「差はあった」井上尚弥を絶賛も「仇をとってもらったとかはない」 デイリースポーツ 2024年5月6日
- ^ 山中慎介氏“敵討ち”果たしてくれた井上尚弥を称える「期待に応えてくれる勝ち方。本当に強い」 スポニチアネックス 2024年5月6日
- ^ フィゲロア戦は直前に12.7キロも超過! ネリが漏らした減量苦への本音 父親から「自信過剰になるな」と憤怒された日 COCO KARA NEXT 2024年3月29日
- ^ 悪童ネリが山中慎介戦で体重超過の〝真相〟を告白「栄養士に任せたが結局失敗した」 東スポWEB 2024年4月24日
- ^ 悪童・ネリの体重超過に「僕の心は崩壊していました」…山中慎介が初めて明かした“あの再戦前夜”の真実「悔しくなって、もうその繰り返しで」 Number Web 2024年4月29日
- ^ 世界的リングアナのレノン氏、世界4団体統一戦を『はしご』 ラスベガス→ロス→東京の”地球半周”移動【ボクシング】 中日スポーツ 2024年5月4日
- ^ 井上尚弥戦で話題になったロバート山本博、当日のギャラを告白 “ボクシング愛”さく裂 ENCOUNT 2024年5月11日
- ^ 何してた?井上尚弥とリング上がったロバート山本 事情明かす、公式「裏の審判」トイレにも同行「やっと気付かれた」 デイリースポーツ 2024年5月11日
- ^ 「悪童」ネリのリング登壇時に大ブーイング 4万人が詰めかけたビッグマッチは完全アウェー【ボクシング】 中日スポーツ 2024年5月6日
- ^ 「つまり布袋は国歌」尚弥vsネリ戦で布袋寅泰登場 生演奏披露にネット沸く「かっこいい」「最高」 スポニチアネックス 2024年5月6日
- ^ 布袋寅泰、井上尚弥の入場曲生演奏の裏話が「一流過ぎる」 思わぬアクシデントも“アドリブ”演出 ENCOUNT 2024年5月9日
- ^ 布袋寅泰、井上尚弥とのやり取り明かし「勘弁してよ!俺たちは全く笑えなかったんだから」 日刊スポーツ 2024年5月23日
- ^ 5.6東京ドーム 4大世界タイトルマッチ チケットは9日抽選受付開始 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年3月7日
- ^ 5.6東京ドーム世界戦チケット リセール&一般販売先着受付あす13日開始 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年4月12日
- ^ 【ボクシング】尚弥登場の東京ドーム興行チケット残りは900枚弱…約98パーセント販売済 スポニチアネックス 2024年5月4日
- ^ 井上尚弥メインの4大世界戦、東京ドーム当日券は午後2時発売開始【ボクシング】 中日スポーツ 2024年5月5日
- ^ 〈最高22万円チケットが完売〉井上尚弥は興行としても“異次元”、今や軽量級は「日本が世界の中心」 Wedge ONLINE 2024年5月10日
- ^ 三原じゅん子氏 尚弥vsネリの観戦ファッションが話題「先生、キマってます」「姐さんと呼ばせて」 スポニチアネックス 2024年5月6日
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- ^ 猫ひろし「猫だけど、鳥肌たった!」ボクシング井上尚弥×ルイス・ネリ観戦 日刊スポーツ 2024年5月8日
- ^ 【ボクシング】井上尚弥勝利に芸能界も祝福!ヒカキン生観戦「感動」陣内智則「エグすぎ」 日刊スポーツ 2024年5月6日
関連項目
編集外部リンク
編集先代 マーロン・タパレス戦 |
井上尚弥の試合 2024年5月6日 |
次代 テレンス・ジョン・ドヘニー戦 |