三島広小路駅
静岡県三島市広小路町にある伊豆箱根鉄道の駅
三島広小路駅(みしまひろこうじえき)は、静岡県三島市広小路町にある、伊豆箱根鉄道駿豆線の駅である。駅番号はIS02。
三島広小路駅 | |
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駅舎(2023年2月) | |
みしまひろこうじ Mishima-Hirokoji (ともにつくる、つぎをつくる。) | |
◄IS01 三島 (1.3 km) (0.7 km) 三島田町 IS03► | |
所在地 | 静岡県三島市広小路町4番16号 |
駅番号 | IS02 |
所属事業者 | 伊豆箱根鉄道 |
所属路線 | ■駿豆線 |
キロ程 | 1.3 km(三島起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,371人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)4月18日 |
備考 | 直営駅 |
歴史
編集- 1898年(明治31年)5月20日:豆相鉄道、三島町(現・三島田町) - 三島(現・下土狩)間延伸。現在地点には駅なし。
- 1906年(明治39年)10月1日:駿豆電気鉄道、沼津停車場前(後の沼津駅前) - 三島六反田間開業。
- 1907年(明治40年)7月19日:豆相鉄道を伊豆鉄道に譲渡する。
- 1908年(明治41年)
- 1912年(明治45年)4月1日:駿豆電気鉄道が伊豆鉄道を買収する。
- 1914年(大正3年)
- 鉄道線に広小路連絡所開業。
- 同年末に軌道線三島六反田 - 三島町間が休止となる。
- 1915年(大正4年)1月18日:軌道線三島六反田 - 三島町間が廃止となる。
- 1916年(大正5年)10月5日:駿豆電気鉄道が富士水力電気と合併する。
- 1917年(大正6年)11月5日:富士水力電気の鉄道・軌道事業を駿豆鉄道に譲渡する。
- 1919年(大正8年)5月25日:鉄道線三島 - 三島町間電化。軌道線が三島町まで乗り入れ開始。
- 1928年(昭和3年)4月18日:広小路連絡所を三島広小路と改称。
- 1934年(昭和9年)12月1日:鉄道線三島(旧) - 三島広小路間廃止。三島(新) - 三島広小路間開業。
- 1938年(昭和13年)4月6日:駿豆鉄道が駿豆鉄道箱根遊船に社名を変更。
- 1940年(昭和15年)11月28日:駿豆鉄道箱根遊船が駿豆鉄道に社名を変更。
- 1949年(昭和24年)4月1日:軌道線、営業列車の三島町までの直通運転を廃止。
- 1957年(昭和32年)6月1日:駿豆鉄道が伊豆箱根鉄道に社名を変更。
- 1959年(昭和34年)9月7日:鉄道線の架線電圧昇圧。軌道線車庫を長沢へ移転し、鉄道線への軌道線回送列車の直通運転廃止。
- 1963年(昭和38年)2月5日:軌道線が全線廃止となる。
- 1972年(昭和47年)10月1日:手小荷物営業を廃止。
- 2002年(平成14年)1月25日:自動改札の供用を開始。
- 2020年(令和2年):改修工事を実施。タクシー乗り場のガレージを解体し、コンビニに建て替え。これと並行して、ホームの改修も実施。
- 2023年(令和5年)5月23日:東芝テックとの副駅名権のスポンサー契約締結による副駅名「ともにつくる、つぎをつくる。」を発表。除幕式は同じ副駅名が付された大仁駅にて開催[1][2]。
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改札(2018年4月、改修工事前)
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ホーム(2018年4月、改修工事前)
駅構造
編集単式ホーム1面1線を有する地上駅。構内は広い造りであったが、2020年に改修工事が行われた際にタクシー乗り場のガレージ跡にコンビニが設けられたため、ホーム幅が少し狭くなった所がある。改修工事後はスロープやベンチの位置が変わり、ホームの中央にあった階段は改札付近を除いてすべて撤去された。
- 備考
- 自動改札機、売店の設置駅。
- 過去にはタクシー乗り場のガレージを駅前に併設していたが、2020年に実施した改修工事でコンビニへの建て替えが行われた。ちなみに、タクシー用のガレージ(現:コンビニ)があった所はかつて、路面電車乗り場であった。
- 接近放送は女声の放送が流れるが、駅員の操作によるため流れないこともある。また、発車時に発車ブザーが鳴るが電子音ではない[注釈 1]。
- 自動券売機が2台設置されており、2台ともタッチパネル式となっている。
- 修善寺駅寄りのホーム先端はかなり狭くて危険なため、通過列車が来る場合は駅員が三角コーンを立てる。
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切符売場(2023年4月)
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改札(2023年2月、改修工事後)
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ホーム(2023年2月、改修工事後)
利用状況
編集- 2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は1,371人である。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
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1993年(平成 | 5年)3,951 | [* 1] |
1994年(平成 | 6年)3,790 | [* 2] |
1995年(平成 | 7年)3,668 | [* 3] |
1996年(平成 | 8年)3,565 | [* 4] |
1997年(平成 | 9年)3,320 | [* 5] |
1998年(平成10年) | 3,209 | [* 6] |
1999年(平成11年) | 3,074 | [* 7] |
2000年(平成12年) | 2,908 | [* 8] |
2001年(平成13年) | 2,852 | [* 9] |
2002年(平成14年) | 2,962 | [* 10] |
2003年(平成15年) | 2,790 | [* 11] |
2004年(平成16年) | 2,702 | [* 12] |
2005年(平成17年) | 2,563 | [* 13] |
2006年(平成18年) | 2,396 | [* 14] |
2007年(平成19年) | 2,278 | [* 15] |
2008年(平成20年) | 2,223 | [* 16] |
2009年(平成21年) | 2,076 | [* 17] |
2010年(平成22年) | 2,054 | [* 18] |
2011年(平成23年) | 2,023 | [* 19] |
2012年(平成24年) | 2,064 | [* 20] |
2013年(平成25年) | 2,029 | [* 21] |
2014年(平成26年) | 1,952 | [* 22] |
2015年(平成27年) | 1,959 | [* 23] |
2016年(平成28年) | 1,934 | [* 24] |
2017年(平成29年) | 1,953 | [* 25] |
2018年(平成30年) | 1,983 | [* 26] |
2019年(令和元年) | 1,911 | [* 27] |
2020年(令和 | 2年)1,371 | [* 28] |
駅周辺
編集駅南側にある広小路踏切で旧東海道と交差する。なお、駅付近には寺や神社が数ヵ所ある。また、当駅から三嶋大社へ至る道は三島大通り商店街と呼ばれる[3]。
- 伊豆国分寺
- 蓮馨寺
- 林光寺
- 常林寺
- 三嶋大社
- 三石神社
- 秋葉神社
- 八坂神社
- 木町観音堂
- カトリック三島教会
- 三島市立西小学校
- 星園幼稚園
- 三島中央病院
- 電業社機械製作所 三島事業所
- 東芝テック 静岡事業所(三島)
- ハレノヒサイクル Cross Mishima[4][5]
- 三島大通り商店街
- 静岡県道22号三島富士線
- 静岡県道51号三島停車場線
- 静岡県道145号沼津三島線
バス路線
編集駅の東西に「広小路」停留所(伊豆箱根バス・富士急シティバス・東海バス)、駅西側に「広小路西」停留所(三島市コミュニティバス)がある。各停留所を発着する路線は下記の通り。
運行事業者 | 路線 | 系統・行先 | 備考 |
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広小路 | |||
伊豆箱根バス | 下土狩線 | 三69:三島駅 / 下土狩駅 | |
沼津駅 - 大岡 - 三島駅線 | 沼51・沼52:三島駅 / 大岡駅前・沼津駅 | ||
|
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三05・三07・N5・N7:三島駅 / 新道・沼津駅 / 旧道・沼津駅 | |
富士急シティバス | 駿河平線 | 三島駅 / 駿河平 | |
東海バス | 柿田線 | N12・N14・N15:三島駅 / 柿田・沼津駅 | |
新城橋線 | N47・N81:三島駅 / 新城橋・大平車庫 | ||
三島 - 沼商線 | N48・N49・N50:三島駅 / 沼津商業高校 / 大平車庫 | ||
広小路西 | |||
三島市コミュニティバス | 200円バス「せせらぎ号」 | 三島駅 | 西回りと東回りが混在 |
- 備考
- 「新道」・「旧道」とは当駅すぐ西方で分岐する2つの道路を指しており、駅から西(沼津側)を見て左へ分岐する道路(静岡県道145号線)が「旧道」、右へ分岐する道路が「新道」である。旧道はかつての軌道線、その迂回路として作られたのが新道である。なお、三島広小路駅周辺は三島バイパスが完成・開通するまでは国道1号(当時「一級国道1号」、1952年に指定)であった。
その他
編集隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集- ^ 小西龍也「大仁駅、三島広小路駅に副駅名「ともにつくる、つぎをつくる。」伊豆箱根鉄道」『あなたの静岡新聞』2023年5月24日。2023年8月10日閲覧。
- ^ 『伊豆箱根鉄道と東芝テック、三島広小路駅および大仁駅の ネーミングライツ契約締結について』(PDF)(プレスリリース)伊豆箱根鉄道、2023年5月11日 。2023年8月10日閲覧。
- ^ “朝旅スポット|旧東海道(大通り商店街)”. 三島市観光Web (2022年6月29日). 2022年8月23日閲覧。
- ^ “シェアサイクル「ハレノヒサイクル」をご利用ください”. 三島市 (2022年4月20日). 2022年8月23日閲覧。
- ^ “ハレノヒサイクル”. 加和太建設株式会社(実施主体). 2022年8月23日閲覧。
利用状況
編集- 静岡県統計年鑑
- ^ 静岡県統計年鑑1993(平成5年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑1994(平成6年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑1995(平成7年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑1996(平成8年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑1997(平成9年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑1998(平成10年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑1999(平成11年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2000(平成12年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2001(平成13年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2002(平成14年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2003(平成15年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2004(平成16年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2005(平成17年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2006(平成18年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2007(平成19年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2008(平成20年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2009(平成21年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2010(平成22年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2011(平成23年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2012(平成24年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2013(平成25年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2014(平成26年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2015(平成27年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2016(平成28年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2017(平成29年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2018(平成30年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2019(令和元年) (PDF)
- ^ 静岡県統計年鑑2020(令和2年) (PDF)
関連項目
編集外部リンク
編集- 三島広小路駅 - 伊豆箱根鉄道