リカンカブール (競走馬)
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
リカンカブール（欧字名:Licancabur、2019年4月16日 - ）は、日本の競走馬。2024年の中山金杯の勝ち馬である。
| リカンカブール | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
 | ||||||
| 欧字表記 | Licancabur[1] | |||||
| 品種 | サラブレッド[1] | |||||
| 性別 | 牡[1] | |||||
| 毛色 | 黒鹿毛[1] | |||||
| 生誕 | 2019年4月16日（5歳）[1] | |||||
| 父 | シルバーステート[1] | |||||
| 母 | アンブラッセモワ[1] | |||||
| 母の父 | Zoffany[1] | |||||
| 生国 |
 日本（北海道浦河町）[2] | |||||
| 生産者 | 辻牧場[1] | |||||
| 馬主 | （株）ラ・メール[1] | |||||
| 調教師 | 田中克典（栗東）[1] | |||||
| 競走成績 | ||||||
| 生涯成績 | 13戦5勝[1] | |||||
| 獲得賞金 |
1億2564万円[1] （2024年9月22日現在） | |||||
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馬名の由来は、チリとボリビアの国境にある山の名前より[2]。
戦績
編集2021年10月16日、阪神競馬場第5レースの2歳新馬戦（芝1800m）で、鞍上藤岡康太にてデビューし、6着。年明け2月、藤岡との再コンビで挑んだ小倉競馬場の3歳未勝利戦（芝2000m）で初勝利を収めた。初の重賞挑戦として挑んだ京都新聞杯は12番人気・単勝156.6倍の伏兵扱いだったが、前で粘って4着に力走[3]。8月20日の足立山特別（1勝クラス）で2勝目を挙げた。9月25日の神戸新聞杯は果敢に逃げを打ったが、後続につかまり6着に敗れた。
4歳となった2023年、シーズン初戦の館山特別（2勝クラス）で3勝目、約半年の休養を挟んだ秋の西宮ステークス（3勝クラス）で4勝目を挙げた。年末のチャレンジカップは最後方から上がり2位の末脚で迫ったが、及ばず7着に敗れた。
5歳シーズンは1月6日の中山金杯より始動。道中は4番手に控えて直線で力強く馬群を抜け出し、最後は猛追するククナを半馬身抑え込んで優勝。管理する田中克典調教師共々、重賞初制覇を果たした[4][5]。
競走成績
編集以下の内容は、netkeiba.com[6]およびJBISサーチ[1]の情報に基づく。
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離（馬場） | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ （人気） |
着順 | タイム （上り3F） |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬（2着馬） | 馬体重 [kg] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.10.16 | 阪神 | 2歳新馬 | 芝1800m（良） | 15 | 3 | 4 | 14.5（5人） | 6着 | 1:50.4（34.5） | 0.7 | 藤岡康太 | 55 | フォースクエア | 472 | |
| 2022.2.5 | 小倉 | 3歳未勝利 | 芝2000m（良） | 14 | 3 | 3 | 7.5（4人） | 1着 | 2:02.0（34.9） | -0.1 | 藤岡康太 | 56 | （プリマヴィータ） | 480 | |
| 5.7 | 中京 | 京都新聞杯 | GII | 芝2200m（良） | 12 | 2 | 2 | 156.6（12人） | 4着 | 2:10.2（36.1） | 0.7 | 藤岡康太 | 56 | アスクワイルドモア | 488 |
| 8.20 | 小倉 | 足立山特別 | 1勝 | 芝2000m（良） | 11 | 4 | 4 | 2.5（1人） | 1着 | 1:57.6（35.0） | -0.2 | 藤岡康太 | 54 | （サトノマジェスタ） | 488 |
| 9.25 | 中京 | 神戸新聞杯 | GII | 芝2200m（良） | 17 | 1 | 1 | 37.4（11人） | 6着 | 2:12.0（35.6） | 0.9 | 藤岡康太 | 56 | ジャスティンパレス | 492 |
| 12.28 | 阪神 | フォーチュンC | 2勝 | 芝2000m（良） | 14 | 5 | 8 | 4.4（2人） | 2着 | 1:59.8（35.0） | 0.1 | 藤岡康太 | 56 | ブルーロワイヤル | 496 |
| 2023.3.18 | 中山 | 館山特別 | 2勝 | 芝2000m（不） | 11 | 1 | 1 | 4.4（2人） | 1着 | 2:05.4（37.2） | -0.2 | 戸崎圭太 | 58 | （キントリヒ） | 494 |
| 9.30 | 阪神 | 西宮S | 3勝 | 芝2000m（良） | 16 | 1 | 1 | 6.6（4人） | 1着 | 1:58.3（33.8） | 0.0 | 武豊 | 58 | （エアサージュ） | 494 |
| 12.2 | 阪神 | チャレンジC | GIII | 芝2000m（良） | 13 | 3 | 3 | 30.2（7人） | 7着 | 1:59.3（34.7） | 0.5 | 藤岡康太 | 57 | ベラジオオペラ | 506 |
| 2024.1.6 | 中山 | 中山金杯 | GIII | 芝2000m（良） | 17 | 2 | 3 | 7.8（5人） | 1着 | 1:58.9（34.5） | -0.1 | 津村明秀 | 56 | （ククナ） | 494 |
| 3.31 | 阪神 | 大阪杯 | GI | 芝2000m（良） | 16 | 8 | 15 | 48.7（12人） | 16着 | 2:00.5（36.7） | 2.3 | 津村明秀 | 58 | ベラジオオペラ | 498 |
| 7.14 | 函館 | 函館記念 | GIII | 芝2000m（良） | 16 | 3 | 6 | 20.7（11人） | 8着 | 2:00.3（35.8） | 1.1 | 津村明秀 | 58 | ホウオウビスケッツ | 490 |
| 9.22 | 中山 | オールカマー | GII | 芝2200m（良） | 15 | 8 | 14 | 59.8（12人） | 3着 | 2:12.0（34.6） | 0.2 | 津村明秀 | 57 | レーベンスティール | 490 |
- 競走成績は2024年9月22日現在
血統表
編集| リカンカブールの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 シルバーステート 2013 青鹿毛 |
父の父 ディープインパクト2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
| Wishing Well | ||||
| *ウインドインハーヘア | Alzao | |||
| Burghclere | ||||
父の母 *シルヴァースカヤ2001 黒鹿毛 |
Silver Hawk | Roberto | ||
| Gris Vitesse | ||||
| Boubskaia | Niniski | |||
| Frenetique | ||||
母 *アンブラッセモワ 2013 鹿毛 |
Zoffany 2008 鹿毛 |
Dansili | *デインヒル | |
| Hasili | ||||
| Tyranny | Machiavellian | |||
| Dust Dancer | ||||
母の母 Ice Flower2006 栗毛 |
Pivotal | Polar Falcon | ||
| Fearless Revival | ||||
| *エジラール | Caerleon | |||
| Genovefa | ||||
| 母系(F-No.) | エジラール(IRE)系(FN:4-r) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Nijinsky 5×5、Hail to Reason 5×5（父内） | [§ 4] | ||
| 出典 | ||||
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n “リカンカブール”. JBISサーチ. 2023年4月2日閲覧。
- ^ a b “競走馬情報 - リカンカブール”. 日本中央競馬会. 2023年1月5日閲覧。
- ^ “【京都新聞杯レース後コメント】アスクワイルドモア岩田望来騎手ら”. netkeiba.com. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “【中山金杯】リカンカブール抜け出しＶ 田中克師うれし重賞初制覇「この馬で獲れて良かった」”. netkeiba.com. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “【中山金杯】‘’金杯男‘’津村明秀騎手のリカンカブールが重賞初Ｖ！４年目・田中克典調教師も初タイトル”. スポーツ報知. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “リカンカブール”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年1月6日閲覧。
- ^ a b c “血統情報：5代血統表｜リカンカブール”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2024年1月6日閲覧。
- ^ a b c “リカンカブールの血統表｜競走馬データ”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年1月6日閲覧。