レイモン・セッションズ
レイモン・セッションズ(Ramon Sessions, 1986年4月11日 - )はアメリカ合衆国サウスカロライナ州マートルビーチ出身の元バスケットボール選手。ポジションはポイントガード。
シャーロット・ボブキャッツでのセッションズ | |
引退 | |
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ポジション | PG |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1986年4月11日(38歳) |
出身地 | サウスカロライナ州マートルビーチ |
身長(現役時) | 191cm (6 ft 3 in) |
体重(現役時) | 84.8kg (187 lb) |
ウィングスパン(現役時) | 198cm (6 ft 6 in) |
キャリア情報 | |
出身 | ネバダ大学リノ校 |
ドラフト | 2007年 56位 |
選手経歴 | |
2007-2009 2009-2010 2010-2012 2012 2012-2014 2014 2014-2015 2015-2016 2016-2017 2017-2018 2018 2018 |
ミルウォーキー・バックス ミネソタ・ティンバーウルブズ クリーブランド・キャバリアーズ ロサンゼルス・レイカーズ シャーロット・ボブキャッツ ミルウォーキー・バックス サクラメント・キングス ワシントン・ウィザーズ シャーロット・ホーネッツ ニューヨーク・ニックス ワシントン・ウィザーズ マッカビ・テルアビブBC |
Stats Basketball-Reference.com | |
学生時代
編集マートルビーチ高校卒業後、ネバダ大学リノ校に進学。1年目の2004-05シーズンは平均9.0得点を記録してカンファレンスのオールニューカマーチームに選出、3年目の2006-07シーズンには平均12.3得点を記録しカンファレンスの2ndチームに選ばれ、ボブ・クージー賞(優秀なPGに贈られるカレッジバスケ界のタイトル)では最終候補者まで残った。4年生には進学せず、2007年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。
NBAキャリア
編集ドラフトでは2巡目全体56位指名という低評価を受けてミルウォーキー・バックスに入団。すぐにNBDL行きとなり、ルーキーシーズンの大半はタルサ・シックスティシクサーズで過ごした。セッションズは2007-08シーズンの最初の週に30.5得点5.0アシストを記録し、NBDLの週間MVPを受賞、シーズン後半にも週間MVPを受賞している。セッションズは66ersでのプレイで29.6得点8.0リバウンド12.3アシストを記録している。
NBDLでの活躍により、セッションズは1月にバックスからの招集を受けるが、手首の負傷により彼のNBAデビュー戦は遅れてしまい、3月9日にようやくNBA公式戦初出場を果たし、2得点をあげた。その後モーリス・ウィリアムズの故障により出場時間を確保し、4月2日のワシントン・ウィザーズ戦では劇的な決勝シュートを決めると、最後の7試合では2桁アシストを連発し、特に4月14日のシカゴ・ブルズ戦ではバックスのフランチャイズ記録となる24アシストをあげ、周囲を驚かせた。この試合では20得点もあげており、バックス史上初の20得点20アシスト以上達成者となった。ルーキーシーズンは17試合の出場のみに留まったが、シーズン終盤の追い上げで成績を伸ばし、8.1得点7.5アシストの成績を残した。
2008-09シーズンは開幕から先発に抜擢されるが、3試合目からルーク・リドナーに先発の座を譲り、以後暫くはシックスマンとして過ごす。しかしシーズン後半に先発に復帰すると、ここからセッションズの得点力が爆発し、2桁得点の試合を連発。2月7日のデトロイト・ピストンズ戦では44得点12アシストをあげ、4月1日のロサンゼルス・レイカーズ戦では16得点10リバウンド16アシストとキャリア初のトリプル・ダブルを達成している。このシーズンは12.4得点5.7アシストの成績を残した。
シーズン終了後に制限付きFAとなり、2009年9月4日、4年1,600万ドルでミネソタ・ティンバーウルブズと契約した[1]。
2010年7月27日、レブロン・ジェームズが退団したクリーブランド・キャバリアーズに、ライアン・ホリンズ、ドラフト2巡指名権とともに、デロンテ・ウェスト、セバスチャン・テルフェアとのトレードで移籍した[2]。
2012年3月15日、クリスチャン・アイエンガと共にジェイソン・カポノ、ルーク・ウォルトン、ドラフト1巡指名権とのトレードでロサンゼルス・レイカーズに移籍した[3]。
2012年7月13日、シャーロット・ボブキャッツと2年契約を結んだ[4]。
2014年2月20日、ジェフ・エイドリエンとともにゲイリー・ニール、ルーク・リドナーとのトレードでミルウォーキー・バックスに復帰した[5]。
2014年9月22日、サクラメント・キングスと2年契約を結んだが、2015年2月19日にワシントン・ウィザーズに移籍した。
2016年7月4日、シャーロット・ホーネッツと2年1260万ドルの契約を結んだ[6]が、シーズン終了後に解雇。
2017年7月28日、ニューヨーク・ニックスと契約した[7]。2018年1月13日、ニックスから解雇された[8]。2月23日、ワシントン・ウィザーズと10日間契約を結んだ[9]。
ドラフト時の評価
編集ポイントガードとしてはサイズがあり、小柄なポイントガード相手には有利に働く。NBAにおいて得点力が通じるかは疑問があり、アスレチック能力も決して高くないが、ボールハンドリングには優れている。現役NBA選手ではジャレット・ジャックにたとえられる。
ウイングスパン | 垂直跳 | コート3/4(約21m)走 | ベンチプレス(84kg) |
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194cm | 74.9cm | 3.27秒 | 8回 |
個人成績
編集略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
レギュラーシーズン
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007–08 | MIL | 17 | 7 | 26.5 | .436 | .429 | .780 | 3.4 | 7.5 | 1.0 | .2 | 2.1 | 8.1 |
2008–09 | 79 | 39 | 27.5 | .445 | .176 | .794 | 3.4 | 5.7 | 1.1 | .1 | 1.9 | 12.4 | |
2009–10 | MIN | 82 | 1 | 21.1 | .456 | .067 | .717 | 2.6 | 3.1 | .7 | .1 | 1.7 | 8.2 |
2010–11 | CLE | 81 | 38 | 26.3 | .466 | .200 | .823 | 3.1 | 5.2 | .7 | .1 | 2.2 | 13.3 |
2011–12 | 41 | 4 | 24.5 | .398 | .419 | .830 | 3.1 | 5.2 | .7 | .0 | 2.0 | 10.5 | |
LAL | 23 | 19 | 30.5 | .479 | .486 | .713 | 3.8 | 6.2 | .7 | .1 | 2.6 | 12.7 | |
2011-12計 | 64 | 23 | 26.7 | .428 | .443 | .782 | 3.3 | 5.5 | .7 | .0 | 2.2 | 11.3 | |
2012–13 | CHA | 61 | 0 | 27.1 | .408 | .308 | .839 | 2.8 | 3.8 | .8 | .1 | 1.7 | 14.4 |
2013–14 | 55 | 7 | 23.7 | .409 | .221 | .782 | 2.1 | 3.7 | .6 | .1 | 1.7 | 10.5 | |
MIL | 28 | 12 | 32.5 | .461 | .357 | .841 | 3.1 | 4.8 | .6 | .1 | 2.0 | 15.8 | |
2013-14計 | 83 | 19 | 26.7 | .429 | .282 | .807 | 2.4 | 4.1 | .6 | .1 | 1.8 | 12.3 | |
2014–15 | SAC | 36 | 7 | 17.8 | .344 | .214 | .727 | 1.9 | 2.7 | .4 | .0 | 1.4 | 5.4 |
WAS | 28 | 3 | 19.5 | .411 | .406 | .812 | 2.7 | 3.1 | .6 | .0 | 1.3 | 7.4 | |
2014-15計 | 64 | 10 | 18.6 | .374 | .317 | .769 | 2.3 | 2.8 | .5 | .0 | 1.3 | 6.3 | |
2015–16 | 82 | 5 | 20.3 | .473 | .324 | .756 | 2.5 | 2.9 | .6 | .1 | 1.4 | 9.9 | |
2016–17 | CHO | 50 | 1 | 16.2 | .380 | .339 | .771 | 1.5 | 2.6 | .5 | .1 | .9 | 6.2 |
2017–18 | NYK | 13 | 3 | 12.8 | .321 | .182 | .800 | 1.4 | 2.1 | .5 | .1 | 1.2 | 3.7 |
WAS | 15 | 0 | 15.0 | .391 | .400 | .762 | 1.3 | 3.3 | .5 | .1 | 1.0 | 5.9 | |
2016-17計 | 28 | 3 | 14.0 | .359 | .308 | .772 | 1.4 | 2.8 | .5 | .1 | 1.1 | 4.9 | |
通算:11年 | 691 | 146 | 23.3 | .434 | .316 | .791 | 2.7 | 4.1 | .7 | .1 | 1.7 | 10.3 |
プレーオフ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | LAL | 12 | 12 | 31.7 | .377 | .160 | .743 | 3.0 | 3.6 | .3 | .1 | 1.8 | 9.7 |
2015 | WAS | 10 | 3 | 21.8 | .371 | .400 | .684 | 2.4 | 2.3 | .4 | .1 | 1.0 | 7.5 |
出場:2回 | 22 | 15 | 27.2 | .375 | .280 | .722 | 2.7 | 3.0 | .4 | .1 | 1.5 | 8.7 |
記録
編集- 1試合24アシスト:2008年4月14日(バックス球団記録)
- トリプル・ダブル:1回(2009年4月1日)
- 通算得点:7141
- 通算リバウンド:1840
- 通算アシスト:2807
- 通算スティール:472
- 通算ブロック:52
脚注
編集- ^ “Wolves sign guard Ramon Session”. nba.com (2009年9月4日). 2014年2月23日閲覧。
- ^ “Wolves trade Sessions to Cavaliers”. ESPN (2010年7月27日). 2014年2月23日閲覧。
- ^ “Lakers Acquire Ramon Sessions & Christian Eyenga”. nba.com (2012年3月15日). 2012年3月17日閲覧。
- ^ “Charlotte Bobcats Sign Free Agent Ramon Sessions”. nba.com (2012年7月13日). 2014年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月23日閲覧。
- ^ “Bucks Acquire Guard Ramon Sessions and Forward Jeff Adrien From Bobcats”. nba.com (2014年2月20日). 2014年2月23日閲覧。
- ^ Ramon Sessions to the Hornets, two-year $12.5 mln deal
- ^ Knicks to sign Ramon Sessions
- ^ “ニックスがラモン・セッションズを解雇”. NBA.com (2018年1月14日). 2018年1月14日閲覧。
- ^ “Wizards sign Ramon Sessions to 10-day contract” (英語). NBA.com (2018年2月23日). 2018年2月24日閲覧。
外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference
- Nevada bio
- college stats
- Pre-draft Sessions scouting report
- Draftexpress.com