マヤグスクの滝
八重山列島西表島にある滝
マヤグスクの滝(マヤグスクのたき)は、八重山列島に属する西表島の浦内川水系イタチキ川(板敷川。イタジキ川とも)にある滝。イタチキの滝(板敷の滝。イタジキの滝とも)とも呼ばれる[1][2]。
マヤグスクの滝 | |
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所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町字上原 |
位置 | 北緯24度20分52秒 東経123度50分01秒 / 北緯24.347670度 東経123.833747度座標: 北緯24度20分52秒 東経123度50分01秒 / 北緯24.347670度 東経123.833747度 |
落差 | 10 m |
滝幅 | 15 m |
水系 | 浦内川 |
プロジェクト 地形 |
概要
編集浦内川の支流イタチキ川を、浦内川との合流点から約500m遡ったところに位置する。階段状の岩盤の上を広がって流れる落差10m、幅15mの滝である[3][2][4]。幻の滝と呼ばれる[5]。
名称
編集元来はイタチキ川に架かる滝であることから、イタチキの滝と呼ばれていた。なお[2]、イタチキ川という名は河床の岩盤が板を敷いたようであることに由来する。
マヤグスクの滝という名称は、1979年(昭和54年)に上原にある民宿の常連客らによって名付けられ、その後、定着したものである[2]。西表方言で、「マヤ」はネコを、「グスク」は城を意味する[3][4]が、この滝の場合、「マヤ」はヤマネコ(イリオモテヤマネコ)のことで、「マヤグスク」はヤマネコの城という意味である[2]。
アクセス
編集浦内川河口から約8㎞上流の軍艦岩まで遊覧船で遡り、遊歩道を約45分歩くとカンピレーの滝に着く[6][7]。カンピレーの滝から先は西表島東部に至る西表島横断道(西表縦走線)となっており、この横断道を浦内川とイタチキ川の合流点まで進み、イタチキ川を約500m遡るとマヤグスクの滝に着く[8][9][10]。軍艦岩からの所要時間は約3時間[3][11]。
脚注
編集- ^ “マヤグスクの滝目指す 児童はシャコ貝養殖場など見学”. 八重山毎日新聞. (2021年5月14日). オリジナルの2021年5月14日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d e 安間繁樹『西表島探検』あっぷる出版社、2017年6月1日、162頁。
- ^ a b c “「ヤマネコの城」と呼ばれる秘境へ - 西表島、マヤグスクの滝”. SKYWARD+. 日本航空 (2021年9月28日). 2021年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月3日閲覧。
- ^ a b 『星のや竹富島(沖縄県・竹富島)西表島を熟知したガイドと行くアクティビティツアー冬は秘境マヤグスクの滝を目指すカヤックとトレッキングがおすすめ「西表島ジャングルバトラー・冬」開催』(プレスリリース)星野リゾート、2018年9月4日。オリジナルの2019年10月14日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “西表島 浦内川を登る”. 動画で見るニッポンみちしる~新日本風土記アーカイブス~. 日本放送協会. 2018年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月14日閲覧。
- ^ “川の散歩 浦内川”. 沖縄県土木建築部河川課 (2014年12月17日). 2016年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ “カンピラ滝”. 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンク. 2020年2月1日閲覧。
- ^ “西表島横断道計画案をほぼ了承 新年度に測量と設計”. 八重山毎日新聞. (2010年2月17日). オリジナルの2010年2月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “西表島横断道における難所リストの作成”. 林野庁九州森林管理局. 2020年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ “西表石垣国立公園地図”. 環境省. 2021年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ “今だからトレッキング 西表島最奥の滝へ”. OVO (共同通信社). (2021年2月17日). オリジナルの2021年2月17日時点におけるアーカイブ。
- ^ “安全な入・下山で管理方針 西表島横断道”. 八重山毎日新聞. (2009年11月1日). オリジナルの2009年11月4日時点におけるアーカイブ。 2020年2月1日閲覧。
- ^ “国有林への入林”. 林野庁九州森林管理局. 2021年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。