ホンダカーズ東海
株式会社ホンダカーズ東海(英: Honda Cars Tokai Co.,Ltd. )は、愛知県東海市に本社を置き、Honda Cars店を展開するホンダ系自動車ディーラー。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒477-0032 愛知県東海市加木屋町陀々法師14-40[1] 北緯34度58分31.3秒 東経136度54分40.2秒 / 北緯34.975361度 東経136.911167度座標: 北緯34度58分31.3秒 東経136度54分40.2秒 / 北緯34.975361度 東経136.911167度 |
設立 |
2003年(平成15年)4月 (株式会社ホンダベルノ東海) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 8180001094917 |
事業内容 | ホンダの新車・中古車の販売および整備、点検、修理、損害保険代理店事業等。 |
代表者 | 代表取締役社長 高橋一穂[1] |
資本金 | 90百万円[1] |
売上高 | 199億円(2021年3月期)[2] |
純利益 | 7億0400万円(2021年03月31日時点)[3] |
総資産 | 138億0800万円(2021年03月31日時点)[3] |
従業員数 | 393名(2021年4月1日現在)[1] |
主要株主 | VTホールディングス(株) 100% |
外部リンク | https://www.hondacars-tokai.com/ |
特記事項:創業は1983年(昭和58年)3月。 |
概要
編集1983年(昭和58年)3月にホンダベルノ東海として創業。翌4月に本田技研工業とベルノ店取引基本契約を締結し東海店を開設。2003年(平成15年)4月に持株会社化しVTホールディングスに商号を変更、新設分割会社として新たにホンダベルノ東海を設立した。2006年(平成18年)8月にはホンダプリモ東海を吸収合併し、ホンダカーズ東海に商号を変更した。
沿革
編集新設分割以前の沿革についてはVTホールディングスを参照のこと。
- 2003年(平成15年)4月 - 株式会社ホンダベルノ東海が持株会社化しVTホールディングス株式会社に商号を変更。新設分割会社として「株式会社ホンダベルノ東海」が設立。
- 2006年(平成18年)8月 - 株式会社ホンダベルノ東海を存続会社とし、株式会社ホンダプリモ東海を吸収合併。同時に「株式会社ホンダカーズ東海」に商号を変更。
- 2018年(平成30年)3月30日 - 岐阜県大垣市の自動車用プレス金型および部品などを製造販売する企業「丸順」の子会社「株式会社ホンダ四輪販売丸順」の株式のうち34%を取得し、持分法適用関連会社化[4]。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)4月1日 - 株式会社ホンダ四輪販売丸順を吸収合併。同社が運営していた大垣市エリアの店舗の屋号が「ホンダカーズ大垣」から「ホンダカーズ岐阜中央」に変更になる。
- 2023年(令和5年)7月1日 - 田中車輌株式会社より「ホンダカーズ岐阜東 岐阜東バイパス店」の全事業を譲受(予定)[7]。
店舗
編集- Honda Cars 東海 - 愛知県内に17店舗
- Honda Cars 岐阜中央 - 岐阜県内に7店舗
- ホンダオートテラス - 愛知県内に2店舗
- honda Cars 大垣 −岐阜県内に4店舗
モータースポーツ活動
編集2001年8月開催の、ポッカインターナショナル1000km耐久レースにホンダ・NSXを用い、「ドリーム28・アメリカンレーシング・NSX」のチーム名でレース初参加。その後、全日本GT選手権にもGT300クラスで第5戦、第6戦にスポット参戦。
2002年からは引き続きNSXを用い、「ベルノ東海ドリーム28」としてGT選手権にGT300クラスでフル参戦。
SUPER GTに名が改められた2005年にはVEMAC・RD320Rに車両変更。
2006年より紫電に車両変更。第5戦(スポーツランドSUGO)にて3位で初表彰台、続く第8戦(オートポリス)で初優勝を飾るも、この年はRE雨宮レーシングの山野哲也・井入宏之組と同ポイント(2位入賞回数の差)のドライバーランキング2位、チームランキング3位でシーズンを終える。
エントラント名が「カーズ東海ドリーム28」と変わった2007年には、全9戦中1勝ながらも2、3位を各2回記録するなど安定した成績でチームランキング1位でタイトル獲得。ドライバーランキングはaprの大嶋和也・石浦宏明組と同得点ながらも、勝利数の差(1勝対2勝)でランキング2位に終わる。
2008年以降はランキング4 - 6位という安定した成績を残している。
2011年にはエヴァンゲリオンレーシングとタイアップ、初号機のカラーリングが施されてマシンで参戦している。
2012年の特別戦・富士スプリントカップで加藤寛規が2位表彰台を果たした。このレースが紫電のラストランであったため、表彰台という形でラストランを有終の美で飾った。
2013年はマクラーレン・MP4-12Cに車両変更する。特別戦・富士スプリントカップで加藤寛規が優勝を果たした。
2014年も前年と同様の体制だがエヴァンゲリオンレーシングとのタイアップを前年限り終了で終了し、ペトロナス・シンティアムとのタイアップとなった。
2015年はムーンクラフトが製作したマザーシャシー仕様のロータス・エヴォーラ(SGT-EVORA)に車両変更する。
2020年の第2戦で、2010年の第5戦以来10年ぶりの優勝を果たした[8]。
高橋一穂オーナーが2019年末に引退を発表した後も、1年限り(2020年シーズン)のチーム存続が許され、2020年シーズンを戦いつつ新たなスポンサーを探していたが、新型コロナウイルスの影響を受け、スポンサーが見つからず、一時はチームの活動休止も考えていた[9]。しかし、その直後にトヨタのディーラーであるADVICS muta Racing INGING(トヨタカローラ山口)から連絡を受け、わずか1時間のミーティングでADVICS muta Racing INGINGとともに、「muta Racing INGING」と名前を変え、2021年シーズンを戦うことが決まり、2021年1月15日に発表された[10]。
なお2001年の参戦当初よりチーム名に「ホンダ」の名称を用いていない。2004年まではホンダ車であるNSXで参戦していたが、2005年以降はホンダ車以外の車種を使用している。
2020年シーズンまでのチーム名の「ドリーム28」とは、参戦当初に監督に立てた人物が会長を務めたNSXオーナーズクラブの名称。ホンダのスポーツカーであるSシリーズが登場してから28年後にNSXが発表された事に因んで、『28年後に夢が叶った』という意味が込められている。車両がNSXでなくなってもそのままだったのは、外すと事務手続き上新規エントラントと見なされてしまうため[11][12]。
カーナンバーは参戦以来、公式プログラムやエントリーリストで(チャンピオンナンバーの「0」は別として)最初に紹介されて目立つという理由で「2」を使い続けている(高橋は「1」を希望していた)。元はニスモが2000年まで使用していた番号[11][12]。INGINGとのジョイント後も引き継がれた。
全日本GT選手権
編集※参戦クラスは全てGT300
年度 | No. | 使用マシン | マシン名 | ドライバー | 獲得ポイント | ランキング |
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2001年 | 2 | ホンダ・NSX | ドリーム28NSXアメリカンR(第5戦のみ) | 高橋一穂/木村博 | 0pt | - 位 |
ベルノ東海ARドリーム28NSX(第6戦のみ) | 高橋一穂/渡辺明 | |||||
2002年 | 2 | ベルノ東海ARドリーム28NSX(初戦のみ) BOSSベルノ東海AR・NSX(第2戦以降) |
22pts | 16位 | ||
2003年 | 2 | リニューカー・ベルノ東海NSX(第3戦まで) リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX(第4戦以降) |
22pts | 14位 | ||
2004年 | 2 | プリヴェチューリッヒ・クムホ・NSX | 0pt | NC |
SUPER GT
編集※参戦クラスは全てGT300
年度 | No. | 使用マシン | マシン名 | ドライバー | 獲得ポイント | ランキング |
---|---|---|---|---|---|---|
2005年 | 2 | ヴィーマック・RD320R | プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R | 高橋一穂/渡辺明 | 12pts | 14位 |
2006年 | 2 | ムーンクラフト・紫電 | プリヴェチューリッヒ・アップル・紫電(第5戦まで) プリヴェチューリッヒ・紫電(第6戦以降) |
高橋一穂/加藤寛規 | 86pts | 2位 |
2007年 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 | 89pts | 2位 | ||
2008年 | 2 | 68pts | 4位 | |||
2009年 | 2 | プリヴェ・アップル・紫電(第4戦まで) アップル・K-one・紫電(第5戦以降) |
高橋一穂(初戦のみ)→吉本大樹(第2戦以降)/加藤寛規 | 63pts | 6位 | |
2010年 | 2 | アップル・K-one・紫電 | 加藤寛規/濱口弘 | 50pts | 4位 | |
2011年 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 | 高橋一穂/加藤寛規 | 32pts | 10位 | |
2012年 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
EVANGELION RT TEST-01 PETRONAS Shiden(Rd.3のみ) |
高橋一穂/加藤寛規/濱口弘(Rd.5) | 25pts | 11位 | |
2013年 | 2 | マクラーレン・MP4-12C | エヴァRT初号機アップルMP4-12C エヴァRT初号機ペトロナスMP4-12C(Rd.3のみ) |
高橋一穂/加藤寛規/カルロ・ヴァン・ダム(Rd.5) | 3pts | 25位 |
2014年 | 2 | シンティアム・アップル・MP4-12C | 高橋一穂/加藤寛規 | 4pts | 33位 | |
2015年 | 2 | ロータス・エヴォーラ(SGT-EVORA) | シンティアム ・アップル・ロータス | 5pts | 24位 | |
2016年 | 2 | 高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐(Rd.6) | 0pt | NC | ||
2017年 | 2 | 高橋一穂/加藤寛規 | 0pt | NC | ||
2018年 | 2 | 0pt | NC | |||
2019年 | 2 | 高橋一穂/加藤寛規/濱口弘(Rd.5) | 0pt | NC | ||
2020年 | 2 | 加藤寛規/柳田真孝 | 31pt | 10位 |
脚注
編集- ^ a b c d “会社概要”. 株式会社ホンダカーズ東海. 2017年12月3日閲覧。
- ^ “VTホールディングス株式会社 有価証券報告書-第35期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)”. EDINET. 2017年12月3日閲覧。
- ^ a b 株式会社ホンダカーズ東海 第18期決算公告
- ^ a b “当社子会社による株式会社ホンダ四輪販売丸順(持分法適用関連会社)の株式追加取得(連結子会社化)に関するお知らせ” (PDF). VTホールディングス株式会社 (2020年11月25日). 2020年12月8日閲覧。
- ^ “VTホールディングス<7593>、富士モーター商会と大兵自動車から愛知県津島市内のホンダ販売店を取得”. M&A Online. 株式会社ストライク (2021年2月16日). 2021年2月19日閲覧。
- ^ “Honda Cars 津島・Honda Cars 津島西 事業譲受に関するお知らせ”. 株式会社ホンダカーズ東海 (2021年4月2日). 2021年4月11日閲覧。
- ^ “VTホールディングス<7593>、田中車輌から「ホンダカーズ岐阜東 岐阜東バイパス店」事業を取得”. M&A Online. 株式会社ストライク (2023年4月13日). 2023年4月15日閲覧。
- ^ “横浜ゴム 2020スーパーGT第2戦富士 GT300レースレポート | スーパーGT | autosport web”. AUTO SPORT web (2020年8月20日). 2021年1月16日閲覧。
- ^ “スーパーGT:Cars Tokai Dream28が2020年限りで活動休止の噂。今後の去就に注目か | スーパーGT | autosport web”. AUTO SPORT web (2020年12月14日). 2021年1月16日閲覧。
- ^ “スーパーGT:INGINGとCars Tokai Dream28がタッグ! 加藤/阪口コンビでロータス参戦 | スーパーGT | autosport web”. AUTO SPORT web (2021年1月15日). 2021年1月16日閲覧。
- ^ a b “開幕までに知識を増やそう。カーナンバーとチーム名の由来を知る:Cars Tokai Dream28 | スーパーGT | autosport web”. AUTO SPORT web (2020年4月17日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ a b “【チーム特集・第4回】「ゼッケン2は一番最初に掲載されて目立つからです」No.2 シンティアム・アップル・ロータス/後藤誠監督”. SUPER GT.net (2017年5月17日). 2021年9月26日閲覧。