年度
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受賞者
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実況担当チーム
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備考
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1978
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メル・アレン Mel Allen
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ニューヨーク・ヤンキース
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初代「ヤンキースの声」。1939~1964年実況担当
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レッド・バーバー Red Barber
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ブルックリン・ドジャース ニューヨーク・ヤンキース
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1939年からドジャースで15年間、その後ヤンキースの実況を13年間担当した。
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1979
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ボブ・エルソン Bob Elson
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シカゴ・カブス、シカゴ・ホワイトソックス
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1930年代から40年以上実況担当。グラウンドでのインタビューを初めて行ったアナウンサー。スポーティングニューズ誌の年間最優秀アナウンサー賞を2度受賞している。
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1980
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ラス・ホッジス Russ Hodges
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ニューヨーク/サンフランシスコ・ジャイアンツ
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1949~1970年実況を担当。ホームランの際の「バイバイ・ベイビー!」のフレーズで親しまれた。1951年のナショナルリーグ優勝決定プレイオフでの実況が有名。
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1981
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アーニー・ハーウェル Ernie Harwell
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デトロイト・タイガース
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1960年からの実況を長年担当。タイガースから永久欠番を送られている。
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1982
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ビン・スカリー Vin Scully
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ブルックリン/ロサンゼルス・ドジャース
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1950~2016年実況を担当。2016年引退。
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1983
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ジャック・ブリックハウス Jack Brickhouse
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シカゴ・カブス、シカゴ・ホワイトソックス
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1954年のワールドシリーズ第1戦のウィリー・メイズの「The Catch」を実況したことで知られる。野球以外にも地元のシカゴ・ベアーズ(NFL)やシカゴ・ブルズ(NBA)も実況し、プロレスの実況やボクシングの解説も行っていた。
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1984
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カート・ガウディ Curt Gowdy
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ボストン・レッドソックス NFL、NBA
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1951~1964年までレッドソックスの実況を担当。その後NBCでMLBに加えてNFLやNBAの実況も担当。1990年には自らの名前を冠したカート・ガウディ・メディア・アワード(プロバスケットボールのメディア関係者向け殿堂)、1993年にはピート・ロゼール・ラジオ&TV賞(プロフットボールの放送関係者向け殿堂)も受賞している。
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1985
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バック・キャネル Buck Canel
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ニューヨーク・ヤンキース ニューヨーク・メッツ
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1986
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ボブ・プリンス Bob Prince
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ピッツバーグ・パイレーツ
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1987
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ジャック・バック Jack Buck
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セントルイス・カージナルス、NFL
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1954~2001年までの実況を担当。NFLの実況も担当し、1996年にはピート・ロゼール・ラジオ&TV賞も受賞。FOXのMLB・NFLNo.1実況アナウンサー・ジョー・バックの父親。
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1988
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リンゼイ・ネルソン Lindsey Nelson
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ニューヨーク・メッツ
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1989
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ハリー・ケリー Harry Caray
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セントルイス・カージナルス シカゴ・ホワイトソックス シカゴ・カブス
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1990
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バイ・サーム By Saam
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フィラデルフィア・フィリーズ フィラデルフィア・アスレチックス
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1991
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ジョー・ガラジオーラ Joe Garagiola
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セントルイス・カージナルス、全国放送
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1955~1962年までカージナルス、1961~1988年までNBCで全国放送での実況を担当。NBC時代は朝の情報番組「Today」のレギュラーや「ザ・トゥナイト・ショー」のゲスト司会者など多岐にわたり活躍。NBCから離れた後は息子がGMを務めていたダイヤモンドバックスで1998~2012年まで解説を務めた。現役時代はカージナルスほか4球団で捕手としてプレー。
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1992
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ミロ・ハミルトン Milo Hamilton
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ヒューストン・アストロズ
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1993
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チャック・トンプソン Chuck Thompson
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ボルチモア・オリオールズ
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1994
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ボブ・マーフィー Bob Murphy
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ニューヨーク・メッツ
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1995
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ボブ・ウォルフ Bob Wolff
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ワシントン・セネタース
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1996
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ハーブ・カーニール Herb Carneal
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ミネソタ・ツインズ
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1962年から40年以上実況を担当。
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1997
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ジミー・ダドリー Jimmy Dudley
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クリーブランド・インディアンス シアトル・パイロッツ
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1948~1967年インディアンス、1969年パイロッツの実況担当。
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1998
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ハイメ・ハリン Jaime Jarrin
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ロサンゼルス・ドジャース
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エクアドル生まれ。1959年からドジャースのスペイン語実況を担当。CBCなどでワールドシリーズのスペイン語実況も長年担当した。1970年に南米出身者で初めてゴールデンマイク賞を受賞。
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1999
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アーク・マクドナルド Arch McDonald
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ワシントン・セネタース ニューヨーク・ヤンキース
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ラジオ中継の始まった1930年代からセネタース、ヤンキースのラジオ実況を担当。ジョー・ディマジオのニックネーム「ヤンキー・クリッパー」の名づけ親でもある。
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2000
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マーティー・ブレナマン Marty Brennaman
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シンシナティ・レッズ
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1974年からレッズのラジオ実況放送を25年以上担当。
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2001
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フェロ・ラミレス Rafael "Felo" Ramírez
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フロリダ・マーリンズ
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MLBのラテンアメリカ向け放送や、プエルトリコ、ベネズエラ等のプロ野球実況などを30年以上担当した。
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2002
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ハリー・カラス Harry Kalas
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ヒューストン・アストロズ フィラデルフィア・フィリーズ
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1963~1970年にアストロズ、1971年からフィリーズの実況担当。
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2003
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ボブ・ユッカー Bob Uecker
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ミルウォーキー・ブルワーズ
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1971年から長くブルワーズの実況を担当。セントルイス・カージナルスでの現役時代、1964年のワールドシリーズ優勝メンバーでもある。映画『メジャーリーグ』シリーズにも実況として登場。
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2004
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ロン・シモンズ Lon Simmons
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サンフランシスコ・ジャイアンツ オークランド・アスレチックス
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1958~2002年までジャイアンツ]とアスレチックスの実況を担当。
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2005
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ジェリー・コールマン Jerry Coleman
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サンディエゴ・パドレス
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パドレスの試合実況を30年以上担当。1980年はパドレスの監督を務めた。現役時代はヤンキースの二塁手。
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2006
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ジーン・エルストン Gene Elston
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ヒューストン・アストロズ
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アストロズの実況を25年以上担当
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2007
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デニー・マシューズ Denny Matthews
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カンザスシティ・ロイヤルズ
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ロイヤルズの実況放送を40年担当
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2008
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デイブ・ニーハウス Dave Niehaus
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シアトル・マリナーズ
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マリナーズ球団創設1977~2010年実況を担当。アレックス・ロドリゲスのニックネーム"A-Rod"の名付け親でもある。
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2009
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トニー・クーベック Tony Kubek
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ニューヨーク・ヤンキース トロント・ブルージェイズ
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NBCの番組やヤンキース、ブルージェイズの実況を30年以上担当。現役時代はヤンキースで9年間プレーし、1957年には最優秀新人賞を受賞している。
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2010
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ジョン・ミラー Jon Miller
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サンフランシスコ・ジャイアンツ
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1997年からジャイアンツの実況を担当。2007年8月7日のバリー・ボンズの通算756号本塁打で有名な実況を行っている。
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2011
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デイブ・バンホーン Dave Van Horne
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モントリオール・エクスポズ フロリダ・マーリンズ
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2012
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ティム・マッカーバー Tim McCarver
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ニューヨーク・メッツ、全国放送
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1996年のFOXによるMLB放送開始から2013年までNo.1解説。他局を含めワールドシリーズの全国放送で計24回解説を担当。現役時代は1959~1980年セントルイス・カージナルスなどで捕手。
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2013
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トム・チーク Tom Cheek
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トロント・ブルージェイズ
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2014
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エリック・ナデル Eric Nadel
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テキサス・レンジャーズ
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2015
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ディック・エンバーグ Dick Enberg
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カリフォルニア・エンゼルス サンディエゴ・パドレス
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2016
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グラハム・マクナミー Graham McNamee
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全国放送
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2017
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ビル・キング Bill King
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オークランド・アスレチックス
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2018
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ボブ・コスタス Bob Costas
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NBC、MLBネットワーク
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2019
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アル・ヘルファー Al Helfer
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Mutual Broadcasting System
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ワールドシリーズで7度、オールスターゲームで10度実況を務めた「Mr. Radio Baseball」。
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2020
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ケン・ハレルソン Ken Harrelson
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シカゴ・ホワイトソックス
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ホワイトソックスの他にレッドソックスやヤンキースでも実況を務め、1986年にはホワイトソックスのGMも務めた。現役時代は4球団に在籍し、レッドソックス時代の1968年に打点王を獲得した強打者。
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2021
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アル・マイケルズ Al Michaels
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シンシナティ・レッズ サンフランシスコ・ジャイアンツ ABC
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全米4大メジャースポーツの優勝決定戦を実況し、1987-88シーズンに同一シーズンでスーパーボウルとワールドシリーズの両方を実況した最初のアナウンサー。1972年には札幌オリンピックのアイスホッケーの実況のため来日している。
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2022
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ジャック・グラニー Jack Graney
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クリーブランド・インディアンス
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1908年から1922年までインディアンスでプレーしたのち、1932年にインディアンス専属のラジオ実況アナウンサーに転身し1953年まで務めた。元MLBの選手がラジオの実況を務めた最初の人物である。
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2023
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パット・ヒューズ Pat Hughes
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シカゴ・カブス
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ツインズ、ブリュワーズの実況を経て1996年からカブスの実況を務める。2016年のカブス108年ぶりの世界一の瞬間や、1998年にマーク・マグワイアが62号本塁打を放った時の実況を担当した。
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2024
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ジョー・カスティリオーネ Joe Castiglione
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ボストン・レッドソックス
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