テクノ・PA123
テクノ・PA123 (Tecno PA123) は、テクノによって開発されたフォーミュラ1カー。1972年から1973年のF1世界選手権に投入された。
カテゴリー | F1 | ||||||||||
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コンストラクター | テクノ | ||||||||||
デザイナー |
ルチアーノ・ペデルザーニ ジャンフランコ・ペデルザーニ | ||||||||||
主要諸元 | |||||||||||
エンジン | 水平対向12気筒 | ||||||||||
タイヤ | ファイアストン | ||||||||||
主要成績 | |||||||||||
チーム | テクノ | ||||||||||
ドライバー |
デレック・ベル ナンニ・ギャリ クリス・エイモン | ||||||||||
通算獲得ポイント | 1 | ||||||||||
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概要
編集テクノは1962年にルチアーノ、ジャンフランコのペデルザーニ兄弟が設立したレーシングチームで、1972年に酒造メーカーのマルティーニ・エ・ロッシがメインスポンサーとなり「マルティーニ・レーシングチーム」としてF1にエントリーした。
PA123はペデルザーニ兄弟が設計したマシンで、Pederzani Automobili 12気筒3リッターエンジンがマシン名の由来である。エンジンは自社開発の水平対向12気筒エンジンを搭載した。PA123は5台が製作され、そのうち3、4、5号車が実戦に投入されたが、いずれも完走することは無かった。
1973年にはアラン・マッコールが設計した123Bが投入された。マッコールはペデルザーニ兄弟と対立し、マシンが完成する前にチームを離脱した。123Bはクリス・エイモンの手でベルギーグランプリにおいて6位入賞、1ポイントを獲得した。
123Bは123とは外観が大きく異なっているが、123・5号車のサスペンションを流用していることで、多くの資料では123の6号車として扱われている。
F1での成績
編集(key)
年 | シャシー | タイヤ | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | ポイント | 順位 |
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1972年 | テクノ・PA123 | F | ARG |
RSA |
ESP |
MON |
BEL |
FRA |
GBR |
GER |
AUT |
ITA |
CAN |
USA |
0 | - | ||||
デレック・ベル | DNQ | Ret | DNQ | DNS | Ret | |||||||||||||||
ナンニ・ギャリ | Ret | Ret | NC | Ret | ||||||||||||||||
1973年 | テクノ・PA123B | F | ARG |
BRA |
RSA |
ESP |
BEL |
MON |
SWE |
FRA |
GBR |
NED |
GER |
AUT |
ITA |
CAN |
USA |
1 | 11位 | |
クリス・エイモン | 6 | Ret | Ret | Ret | DNS |
外部リンク
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