タイムレス・テイルズ
ジョシュア・レッドマンのアルバム
『タイムレス・テイルズ』(原題:Timeless Tales (For Changing Times))は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、ジョシュア・レッドマンが1998年に発表したスタジオ・アルバム。
『タイムレス・テイルズ』 | ||||
---|---|---|---|---|
ジョシュア・レッドマン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク アバター・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | ジョシュア・レッドマン、ジェイムズ・ファーバー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョシュア・レッドマン アルバム 年表 | ||||
|
解説
編集20世紀のポピュラー・ソング10曲を取り上げた内容で、いわゆるジャズ・スタンダードだけでなくスティーヴィー・ワンダー、ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ビートルズ、プリンスの曲も選ばれている[2]。
本作は『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで10位に達した[3]。Richard S. Ginellはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「本質的には、ロックやフォークの曲がティン・パン・アレーの曲に劣っているわけではない。彼らは単に、これらの曲に関して若手のネオ・バッパーならではの解釈を、少なくとも当世風には行えていなかっただけだ」「ブラッド・メルドー、ラリー・グレナディア、ブライアン・ブレイドの演奏は技術的な破綻がなく、柔軟性のあるピアノ・トリオである」と評している[2]。
収録曲
編集曲間に挿入された「Interlude」は、いずれもジョシュア・レッドマン作曲[1]。
- サマータイム - "Summertime" (George Gershwin, DuBose Heyward) - 6:18
- "Interlude 1" - 0:45
- 愛の国 - "Visions" (Stevie Wonder) - 4:24
- イエスタデイズ - "Yesterdays" (Jerome Kern, Otto Harbach) - 7:19
- "Interlude 2" - 0:34
- 私の王様 - "I Had a King" (Joni Mitchell) - 5:39
- 時代は変わる - "The Times They Are a-Changin'" (Bob Dylan) - 5:07
- "Interlude 3" - 0:20
- 春の如く - "It Might as Well Be Spring" (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein II) - 6:28
- "Interlude 4" - 0:13
- ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン - "How Deep is the Ocean" (Irving Berlin) - 4:03
- "Interlude 5" - 0:24
- ラヴ・フォー・セール - "Love for Sale" (Cole Porter) - 6:31
- "Interlude 6" - 0:58
- エリナー・リグビー - "Eleanor Rigby" (John Lennon, Paul McCartney) - 8:46
- "Interlude 7" - 0:34
- つれない仕打ち - "How Come U Don't Call Me Anymore?" (Prince) - 5:00
参加ミュージシャン
編集- ジョシュア・レッドマン - テナー・サクソフォーン、アルト・サクソフォーン、ソプラノ・サクソフォーン
- ブラッド・メルドー - ピアノ
- ラリー・グレナディア - ダブル・ベース
- ブライアン・ブレイド - ドラムス
脚注・出典
編集- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Ginell, Richard S. “Timeless Tales (For Changing Times) - Joshua Redman”. AllMusic. 2018年7月2日閲覧。
- ^ “Joshua Redman Chart History - Jazz Albums”. Billboard. 2022年11月6日閲覧。