時代は変る (ボブ・ディランの曲)
「時代は変る」(じだいはかわる、原題: The Times They Are a-Changin' )は、ボブ・ディランが1964年にリリースされたアルバム『時代は変る』のタイトル・ナンバー。
「時代は変る」 | ||||||||
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ボブ・ディランの楽曲 | ||||||||
収録アルバム | 『時代は変る』 | |||||||
リリース | 1964年1月13日 | |||||||
規格 | 12" アルバム | |||||||
録音 | 1963年10月24日 ニューヨーク コロムビア・レコーディング・スタジオ | |||||||
ジャンル | フォーク | |||||||
時間 | 3分15秒 | |||||||
レーベル | コロムビア | |||||||
作詞者 | ボブ・ディラン | |||||||
作曲者 | ボブ・ディラン | |||||||
プロデュース | トム・ウィルソン | |||||||
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「時代は変る The Times They Are a-Changin'」 | ||||
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ボブ・ディラン の シングル | ||||
初出アルバム『時代は変る』 | ||||
B面 | ワン・モア・チャンス | |||
リリース | ||||
規格 | 7" シングル | |||
ジャンル | フォーク | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア | |||
作詞・作曲 | ボブ・ディラン | |||
プロデュース | トム・ウィルソン | |||
チャート最高順位 | ||||
ボブ・ディラン シングル 年表 | ||||
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ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)では59位にランクされている[1]。ロックの殿堂の「ロックン・ロールの歴史500曲(500 Songs that Shaped Rock and Roll)」の1曲にも選出されている。
解説
編集楽曲
編集ケネディの大統領就任演説にヒントを得て作られたものとされ、ライターや議員・親たちに向って古い価値観が通用しなくなっていることを説く、典型的なメッセージソングである。民衆の生活感情を主体とした従来のフォークに対し、大学生を中心としたカレッジ・フォークの性格をよく示しており、ディランにその世代のスポークスマンというイメージを与える上で大きな力があった作品である。
曲についてディランは、「たぶん古いスコットランドのフォーク・ソングだ。フォークのトラディショナルな曲さ」と発言している[2]。アイルランドやスコットランドのバラッド "Come All Ye Bold Highway Men" や "Come All Ye Tender Hearted Maidens" といった曲をベースにしている[3]。
レコーディング
編集「時代は変る」は、1963年の9月から10月にかけて書かれ Witmark Music Publishing Company社への出版登録用にディランがピアノで演奏したデモ録音が『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』(1991年)に収録されている。その後、10月23日と24日にレコーディングが行われ、ボブのサード・アルバムのタイトル曲となった。このセッション時の別テイクが、アルバム『ラヴ・アンド・セフト』(2001年)の初回盤に付属のボーナス・ディスクに収録されている。
収録アルバム
編集スタジオ録音
編集他
ライブ録音
編集カバー・バージョン
編集アルバム・シングル
編集- ピーター・ポール&マリー - 1964年のコンサートでカバーし、アルバム『In Concert』に収録。
- サイモン&ガーファンクル - 1964年のデビューアルバム『水曜の朝、午前3時』でカバー。
- ザ・ビーチ・ボーイズ - 1965年のアルバム『ビーチ・ボーイズ・パーティ』でカバー。
- オデッタ - 1965年のアルバム『Odetta Sings Dylan』でカバー。
- ザ・シーカーズ - 1965年のアルバム『A World of Our Own』でカバー。
- ザ・バーズ - 1965年のアルバム『ターン・ターン・ターン』でカバー。
- シェール - 1968年のアルバム『With Love, Chér』でカバー。
- バール・アイヴス - 1968年のアルバム『The Times They Are a-Changin'』でカバー。
- ホリーズ - 1969年のアルバム『Hollies Sing Dylan』でカバー。
- ニーナ・シモン - 1969年のアルバム『トゥ・ラヴ・サムバディ』でカバー。
- ジョセフィン・ベーカー - 1973年のコンサートでカバーし、アルバム『Recorded Live at Carnegie Hall』に収録。
- ビリー・ジョエル - 1987年のコンサートでカバーし、アルバム『コンツェルト-ライヴ・イン・U.S.S.R.-』に収録。
- リッチー・ヘブンス - 1994年のアルバム『Cuts to the Chase』でカバー。
- フィル・コリンズ - 1996年のアルバム『Dance into the Light』でカバー。
- ブラックモアズ・ナイト - 2001年のアルバム『Fires at Midnight』でカバー。
- ミー・ファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズ - 2001年のアルバム『Turn Japanese』でカバー。
- ジョーン・バエズ - 2002年のアルバム『This Land Is Your Land: Songs of Freedom』でカバー。
- 2013年にデジタル配信された『1986: A Conspiracy of Hope』にも収録。
- ビリー・ジョエル - 2005年のアルバム『My Lives』でカバー。
- ブライアン・フェリー - 2007年のアルバム『Dylanesque』でカバー。
- ハービー・ハンコック - 2010年のアルバム『イマジン・プロジェクト』で、チーフタンズやリサ・ハニガン等のゲストを迎えてカバー[4]。
- フロッギング・モリー - 2012年のコンピレーションアルバム『Chimes of Freedom』でカバー。
- ティム・アームストロング - Tim Timebomb名義で2013年にデジタル配信したシングルでカバー。
コンサート
編集コンサートではザ・バーズ、マーク・ボラン、ドン・ヘンリー、トレイシー・チャップマン、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・クーガー・メレンキャンプ、トム・オデール、エディ・ヴェダー、クリス・コーネル、ファースト・エイド・キットなどがカバーを行っている。
楽曲が使用された作品
編集映画
編集2009年に公開された映画『ウォッチメン』のオープニングシーンで使用された。
脚注
編集- ^ Bob Dylan, 'The Times They Are A-Changin' | 500 Greatest Songs of All Time | Rolling Stone
- ^ “Dylan 'reveals origin of anthem'”. BBC News (2004年4月11日). 2009年8月1日閲覧。
- ^ 『バイオグラフ』(1985年)キャメロン・クロウによるライナー・ノート
- ^ Kelman, John (2010年6月21日). “Herbie Hancock: The Imagine Project”. All About Jazz. 2021年8月13日閲覧。